晴れの国！岡山！　〜有漢の気候〜

山間いの有漢、特にさらに山奥の上有漢地域に「風風」はあります。

（写真は今朝８：３０　風風より）

山の高低差がすごいあるので朝晩の寒暖差、日向と日陰のメリハリ、晴れたり曇ったり、とにかく1日の中でいろんな天気を味わえます。

都会に住んでいた頃は「砂漠は朝晩が寒くて昼間が暑い」という話をなんとなく疑っていました。温度差があるったって、夏と冬ならわかるけど、朝と晩じゃ言うほどは変わらないだろうと。

昔、井戸水は冬でも暖かいと言われ、ものすごい期待して手を洗って、めっちゃ冷たいじゃん！と思ってからは、温度の話は半信半疑でした（農業をやるようになり、井戸水の暖かいことをよくよく痛感しています）。

朝晩の寒暖差・・・季節の変わり目に特によく感じます。２〜３月、朝は霜が降りていても晴れていれば日中日向はシャツで過ごせます。ところが、15時頃から急に冷たい空気が流れ、16時にはダウンが必要。

かなり顕著に寒暖差を感じられるのがその時期で、これは是非体験していただきたいです。（寒暖差体験会でも開催しようか、、、）

この寒暖差は農作物の味をすごくいいところに引き出してくれます。

メリハリがある分、作物が油断せず、常に備えており”いい状態”をキープしている、そんな印象を受けます。

春先のものは柔らかくみずみずしい、冬のものはしっかりとしまっているのに柔らかく、甘味は抜群で”コク”が出ます。

人にとっても全く同じく、自律神経も刺激され、真っ平らなところはなく、常にデコボコで斜面を上がり降りする。バリアフリーがどうした？くらい福祉的には破茶滅茶ですが、なぜか田舎の人は年をとっても元気ではっきりした人が多いんです。

天気も地形も、気温も空も、全てが山間いでは「無秩序的」で何をやるにも「非効率的」ですが、人も自然の一部なら、秩序の中にいる限界も感じます。

 

目先の効率は悪くても、健康的に自然の中で生きるとは、そういうことなのではないかと考えています。