あと2日！カラスに襲われ瀕死だった茶白さん。奇跡の生還です。

こんにちは。ちよだニャンとなる会の香取・古川です。

クラウドファンディングも、あと2日間となりましたが、この期間中も多くの猫たちを保護してきました。

本日、瀕死の重傷から復活した茶白猫の「キートス」ちゃんが無事に退院となりました。

 

茶白猫さんは、先月２月１８日に近代美術館の敷地内でカラスに襲われていたところを区内に居住する家族によって助けられました。

 

これまでの経緯です。隣接する国立公園で「手術済み猫」として暮らしていた茶白猫さんは、高齢・病気で弱っていたためでしょうか、カラスに激しく突かれ、背中がぱっくりと大きく開いて筋肉が剥き出し、喉、お尻等、からだのあちこちに深い傷を負っていました。目もあまり見えていない様子でした。

 

助けた家族は茶白猫さんを病院に連れて行き応急手当を行ってもらった後、いったんマンションに連れ帰ったのですが、大家さんから猫の飼育をどうしても認めてもらえず、涙にくれて保健所に相談。ちよだニャンとなる会が茶白猫さんを引き受けることとなったのでした。協力動物病院で診察、検査、治療が行われ、大怪我ばかりでなく、がんを患っている疑いも。酸素、静脈点滴を行ってＱＯＬを維持していましたが、遅かれ早かれ息を引き取ってしまうのではないかと思われていました。が…

 

大怪我による感染症も抑えられ、傷跡も上がり、少しずつ快復してきました。食欲も出てきて、おしっこもうんちも良いものが出るようになったのです。がんの疑いについては、皮膚の状態が悪いため生検を行えず、確定診断が下っているわけではありません。今後、だんだん具合が悪くなってしまうのかもしれませんが、生命力を維持して穏やかな余生を過ごしてくれる可能性もあります。幸い、ＦｅＬＶ（猫白血病ウイルス）、ＦＩＶ（猫エイズウイルス）、猫コロナウイルスも陰性。

 

ということで、本日、退院して、当会が秋葉原で運営する譲渡型保護猫カフェ「ちよだニャンとなるｃａｆe」に入居しました！　仮称はキートスちゃん、フィンランド語でありがとうの意味です。「助けてくれてありがとう！　生きててくれてありがとう！」の意味を込めました。

緊急事態宣言は解除となりましたが、コロナウイルスの感染状況を見つつ、カフェが再開したら、元気になったキートスちゃんにぜひ会いに来てください。どうぞよろしくお願いします。

 

▲本日の退院時

 

▲カラスに襲われ背中に大けが