たくさんのご支援で猫たちの命が救われています。
2020年2月17日にスタートした「飼い主のいない猫たちの医療費のご支援を」プロジェクトは、約10日間で第一目標金額の250万円を達成することができました。ネクストゴールにも挑戦し、最終的に255名の皆様から目標金額を大きく上回る5,116,102円のご支援をいただきました。
ちよだニャンとなる会の活動に共感いただき、過酷な環境下で生きる猫たちにご支援いただきましたことを、改めて深くお礼を申し上げます。
第一目標であったご支援金250万円は、全額、猫たちの医療費に充てさせていただきました。
衰弱しているところをカラスに襲われて、背中、内臓、肛門等を突っつかれていたキートスくん。病院搬送後は、膵臓癌の疑いもあり、全身衰弱の状態でした。約1か月間の入院となりましたが、なんとか一命はとりとめたものの里親さん募集ができる状況ではないため、当会運営の保護猫カフェでゆったりと暮らしています。
同じく2月末に保護された白猫のゆきおくんも、肝臓の数値が非常にわるく3週間に渡り入院。退院後は投薬と点眼で元気に暮らしています。
3月には、白猫長毛、ブルーアイさん、シラミにたかられ、マイコプラズマ、ジアルジアの治療、駆虫のため、3週間、入院していました。全身の衰弱が激しく、皮膚の状態もかなり悪かったです。シラミは単なる駆虫では落ちにくく、しかも長毛であることから、卵が奥に潜んでいる可能性もあり、一旦、毛刈りを行いました。一気にシラミの駆虫をすると体力的に弱っていた白猫さんの体力をさらに弱めることにつながるため、数回に分けて実施。すべてがクリーンになったところで、預かりボランティア宅へ移動となりました。
この他、ソフィアちゃんに血尿が再発。当会の保護猫カフェに入居中のフラディちゃんの通院等、たくさんの治療を猫にしてきました。
また、ちよだ猫まつりオンライン譲渡会に参加した、10歳モネちゃん、5歳ふくまるちゃん、5歳モーちゃん、7歳カエデちゃん、2歳キャトルセゾンちゃんに運命のご家族との出会いがあり、現在、とても幸せな日々を送っています。特に5歳以上の子たちは、この日が来ることをずっとずっと待っていました。やはりどの子にも、必ず運命のご縁があるのだなと思います。これも、ご支援いただいた皆様のおかげです。
残りの2,616,102円についても、7月1日以降の医療費として大事に活用をさせていただきます。プロジェクトとしては、6月末で一旦完了となっていますが、私たちの活動はもちろん続きますので、7月以降も継続してレディフォーのこの画面でご報告をさせていただきます。収支の詳細については、別途まとまり次第、ご報告させていただきます。
まもなく東京オリンピック・パラリンピックが始まるようです。
現在は、これまでのフィールドワークに加えて関連施設周辺の猫たちの保護にむけて、準備をしている日々です。
私たちも初めてのことになりますが、動物福祉の向上にむけて大きな第一歩になるよう、この機会を活かしたいと考えています。
今後とも、どうぞよろしくお願い致します。
ちよだニャンとなる会
香取章子 古川尚美