医療・介護・看取り・暮らしに特化したラジオ局を作りたい！

皆様こんにちは。公開もあと９日となりました。後２０万８千円のご支援で達成できます。最後まで応援をお願いします。

 

今回は介護についてお話をしてみたいと思います。

ケアマネジャーさんが立ててくださったケアプラン見直していますか？

以前に私が訪問させてくださった認知症のお母様、娘さんと二人暮らしで日中は独居のかたでした。娘さんはお仕事もあり早朝にお出かけになり帰宅は日付が変わる頃。お母様は日中はデイサービスに週２〜３回通所されていました。

 

最初うちはとても美味しいお茶とお菓子を出してくださり、テレビの話をしたり体調をたずねたりしながら訪問を繰り返していました。

私が訪問して３年位経った頃、皮膚のかゆみ、発赤がなかなか治らず先生方も認知症もあるからとほぼ諦め状態。私も軟膏の残薬確認したり、患部を確認したりしていました。

 

ある日ケアプランを確認したところ、２年位週に１回しか入浴をしていなかったんです。患部の清潔保持ができていなかったんですね。

そこでたまたま訪問したときに娘さんがいらしたので入浴が週に１回しかできていないようですが、他の日はどうされているんですか？とお聞きしたところ

入浴できるデイサービスがみつからないと言われているのでずっとこのまま。

「入浴回数増やしてほしいとケアマネさんにお話したことありますか？」とおききしたところ「家族がケアマネにそんなことお願いしていいの？」と逆に聞かれてしまいました。「ご本人の様子が一番わかるのはやはりご家族なので、出来る出来ないは別としても要望があればケアマネにお話して、ケアプランを見直していただいてください」とお話した結果、すぐにサービス担当者会議（日頃ケアに携わっているヘルパーさんやデイサービスの事業者さん、医師、看護師、薬剤師、福祉用具専門相談員など）が開かれて、無事入浴の週２回に増え、その後週３回まで増やすことができました。

 

当然、皮膚の症状も軽減してきました。その後認知症の症状がひどくなり、施設入所となりましたが、今回お話するケースのように、ご家族とケアマネさんどちらが悪いのではなく、ご家族はケアプランは一度決まれば変更できないと思っていた。ケアマネさんはご家族から特に要望がなければ今のケアプランで問題ないと考えていた。

 

だからこそ、正しい情報をご家族も知っておく必要があると思っています。

情報の格差をなくすことで感情のすれ違い、ケアの適正化が出来るのかなと思います。

 

逆にご家族から要望があったとしても介護保険ではできないこともいっぱいあります。そんな時出来ませんと言うだけではなく介護保険外のサービスでこんな事業所がありこのくらいの金額でできるとかを教えてくれるとか、その方の地域でみんなで支えることを目指していきたいですね。

 

介護はいずれと思っていても、突然始まります。始まったら大変なこともいっぱいあります。私でも心折れるときもありました。親と喧嘩したこともあります。親なき今となっては喧嘩したことも良い思い出ですが、喧嘩しているときは自分を責める毎日でした。でもそんな時に支えてくれたのもケアマネさんであったり、ヘルパーさんでした。

 

今でこそエッセンシャルワーカーと呼ばれて、とても大切な職業という認識が出来つつありますが、まだまだ人数も足りないし賃金も低いままです。

だからこそ、利用者とご家族の温かい言葉がとても大切です。

お互いに理解し信頼し合える関係を構築していただき、後悔ないように介護生活を過ごしていただきたいと思っています。

 

ホンマルラジオスパーテル・ホンマル薬局では介護の情報も皆様にお伝えしていきたいと思っています。

 

残り９日間となりましたが、皆様の温かい応援に支えられながら最後まで諦めずに頑張っていきたいと思います。

応援宜しくお願いいたします。