近況報告

みなさま

　クラウドファンディング達成の日から、1か月以上も経ってしまいました。

　いよいよオンライン配信のためのライブが今週末に迫ってきました。

　先月辺りは、これから徐々に生活も元に戻っていくのかなという兆しにときめいていましたが、それも束の間、また、コロナ厳戒態勢に戻ってしまいました。私たちの生活圏内でもクラスターがいくつも発生し、オミクロン株の感染力のすさまじさに、茫然としております。

 

　しかし、私たちは５か月前からこのライブのために準備、練習を積んできました。1月に入ってからは、毎日毎日、太鼓漬けの日々を送っています。たった7人のメンバー。明けても暮れても太鼓のことばかり考え、合わないところは何度も何度も繰り返し練習し、合間に雪かきし（今年は本当よく降ります！！）、全身くたくたでも、心の火を燃やし続けています。

　それもこれも、「みなさまにいただいた想いに応える太鼓を打つ！」ため。

　このライブは、プロジェクト実行委員会の皆様が「子どもたちに目標となる場を」と動いてくださり、そこに共鳴した皆様がご支援くださったことで実現する、本当に大切な場です。たくさんの、本当にたくさんの人の想いがここにはあるんです！なにがあってもやらなければなりません！

 

　そのために、練習中はどんなに激しい息遣いでもマスクを外さず、気温はマイナスでも換気をし、手が荒れてもアルコール消毒をしまくり、みんなでその日を迎えるためにがんばっています。一人でも濃厚接触者になれば、延期をせざるをえません。3月で卒業するメンバーもいますので、この機会を逃すとこのメンバーでライブをすることができなくなってしまいます。

 

　ただ、今回のコロナ感染の猛威の中、どうしても計画を変更しなければならない残念なこともありました。

　本当は、プロのミュージシャンや、親交のあるダンスチームやゴスペルクワイヤにも応援参加していただき、秋田の県北から熱い熱いライブをお届けする予定でした。

　英心＆The Meditationaliesのみなさん、塚本タカセさん、そして、B-bloodのみなさん、三種ゴスペルのみなさん。

　長信田太鼓を応援しようと皆さんが駆けつけてくださり、お客さんはいなくとも、互いに熱いエールを送り合うような刺激的なステージを繰り広げる予定でした。

　直前まで、各グループが接触しないよう、綿密に計画を立てて、何とかしてやれるように知恵を絞ったりもしましたが・・・予想を上回る感染の広がりにあきらめるしかありませんでした。

　断腸の思いです。

　みなさんも当日を楽しみに、練習や準備をしてくださっていました。わたしたちも、心から楽しみにしていました。このやるせなさをどこにぶつけていいかわかりませんが、みなさんが「自分たちはいけないのは残念だが、長信田太鼓ライブができるならよかった、子どもたち、頑張ってほしい！」と異口同音に伝えてくださったことは、私たちの胸に刻まれました。みなさん、子どもたちのモチベーションに影響しないか、そこだけを心配してくれています。

　悔しいことがあろうとも、この感謝を力に変えなければなりません。

　

　そして、楽しみにしてくださっていた皆様、申し訳ありませんでした。

 

　今日から厳戒態勢でのリハーサルです。

　外部の人は入れませんので、自分たちですべてやります。

　我らの太鼓の師、細井清隆さんが「迷ったら、俺に向けて打って来い。全部受け止める。」と語りかけてくださいました。

　少しばかり漂っていた淋しさも、これで吹っ飛びました。

　何があっても、やり遂げたいと思います。本番までしっかりと気合を集中させたいと思います。

 

　予定通りにいけば、2月10日頃には配信がスタートできると思います。

　長信田太鼓ライブ「絆響」。楽しみにお待ちください。

 

長信田太鼓　水野京子