400年続く山奥のお寺と、難病と歩むその家族をご支援ください

多くの方々にご支援ご協力賜りまして、無事に第一目標を達成いたしました。

ご支援をいただきました皆様には、心より御礼申し上げます。

もう少し期間があるので、更なる仏具の充実の為にネクストゴールを200万円に設定いたします。

すでにご支援いただきました100万円を使って、花瓶や蝋燭立てなどの必要最低限の仏具は揃えられますが、更なる設備充実の為に引き続きご支援をいただきたく存じます。

仮にネクストゴールの金額を達成できなかった場合、ご支援いただいた資金で実施できる範囲にて、実施させていただく予定でおります。

引き続き、宜しくお願いいたします。

▼自己紹介

消えゆく集落と400年の歴史あるお寺。そして、難病保障の少ない田舎の行政。由緒あるお寺と、難病と共に歩む子育て家族を助けてください。

私は、福井県大野市の山奥の集落、南六呂師にある雲乗寺の次期住職の長谷部祐真です。

雲乗寺は400年以上の歴史ある浄土真宗のお寺で、400年前の東本願寺の御住職が名付けてくださった由緒あるお寺です。

私は仏教の大学を卒業後、東本願寺にて18年研鑽し、現在は僧侶や儀式を執り仕切る部署の責任者の1人を任されています。

ありがたいことに結婚もして、3人の子どもにも恵まれました。田舎の寺の住職である父が高齢になってきたので、家族揃って福井に帰り、少子高齢化・過疎化の影響をもろに受けている雲乗寺をなんとか盛り立てていこうと意気込んでいますが、問題があります。

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

ご覧の通り自然豊かな集落ですが、福井県の中でも過疎化が激しい地域で、幼い頃に通った保育園小学校は無くなり、中学校も大野市街地まで統合へと進んでいます。集落にはお店は一軒もなく、民家も100軒にも満たない小さな集落ですので、若い世帯は市街地に移り住む方も多く、再び戻ってくることは少ないでしょう。

それでも、お寺は最後まで守らなければなりません。今いる人だけではなく、400年間の全檀家の御先祖をお護りしている訳ですから、最後の一軒になるまで、いや、最後の一軒になっても残さなければならないと思っています。何より、私を育ててくれたこの村が、私は大好きです。

とはいえ、お寺の維持にも、家族の生活にもお金がかかります。お寺の運営は、年間の管理費と、法事のお布施で成り立っていますので、檀家の数が減っていけば、一軒あたりの負担が増えてしまいます。このまま減り続けてしまえば、集落もお寺も無くなっていくでしょう。

ならば、檀家を増やすことが出来ないかと考えますが、田舎はすでに菩提寺が決まっている家がほとんどですので、人口が増えている市街地に出張所を開いて、そこを拠点としてお参りしていただける方を増やしたいと思いました。

18年間の僧侶経験上、お寺との距離は大きな判断基準のひとつだと感じています。バブルの頃に人気だった風光明媚な関東近郊の霊園が、今や当時の購入者がだんだん高齢になり通いにくくなり、近場のお墓を買い直す事態になっています。

新たに門徒になっていただくには、山奥のお寺に来ていただくしかないのか、市街地に礼拝ができる出張所があるのかでは、天地雲泥の差があると考えました。

また、私の妻が難病を罹患した事もきっかけのひとつです。

「もやもや病」という脳の血管の難病で、根本的な治療方法は見つかっていません。現在は処方された薬を服用しているおかげで、健常者とそれほど変わらない生活ができていますが、その薬を飲んでいると運転免許証を取得できないという規則があります。妻は元々ゴールド免許証を所持していましたが、病気を機に返納せざるを得ませんでした。

https://www.nanbyou.or.jp/entry/47#:~:text=%E3%82%82%E3%82%84%E3%82%82%E3%82%84%E7%97%85%E3%81%AF%E8%84%B3%E3%81%AE,%E3%82%89%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%8C%E7%89%B9%E5%BE%B4%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82

お寺がある村には店が一軒もなく、買い物や学校の送り迎えや仕事も自動車が無いと行けません。電車もありませんし、路線バスも何年も前に廃止されました。市に問い合わせましたが、特に保障や助成はありませんでした。

お寺の存続、妻の病気。この２つの理由から、市街地に住居兼お参りが出来る出張所を開きたく、すでに中古物件を購入しました。

ほとんどの僧侶は、毎月の定額給料が出るわけではないので、住宅ローンが組めません。そのため、物件は自己資金で購入しましたが、寺院の仏具や設備準備資金が不足しています。

もちろん雲乗寺の檀家にも寄付のご協力をお願いしますが、より大勢の方々にお力添えをいただきたいとプロジェクトを立ち上げました。 

▼プロジェクトの内容

すでに拠点となる中古物件は購入しました。

今回のクラウドファンディングで集まった資金で、寺院用の仏具の購入や、お参りが出来る道具を購入する費用にいたします。

下の画像が実際の礼拝ホールになりますが、まだ何も道具がありません。ご存知の方もいらっしゃると思いますが、仏具は需要が少ないので、とても高価です。皆様のお力添えで、多くの方が安心してお参りできる、素晴らしい礼拝ホールにしたいと思います。

まだ仏具の無い礼拝施設

▼プロジェクトの展望・ビジョン

特別な事はできないので、返礼はお礼のメールはもちろんのこと、御朱印や法要という仏教関係のリターンになります。

東本願寺で研鑽した読経や経験で、心安らぐお経がお届けできればと思い、動画配信も始めました。是非日々のお参りにお使いください。

消えゆく集落のお寺の歴史と、その集落では生活できない難病と歩む家族へのご支援をお願いいたします。 

私たちのご支援をしていただくプロジェクトですが、リターンで皆様の心の拠り所になれたら良いなと思っています。