ネパールの子どもたちを笑顔に！差別と障害で苦しむ患者さんのために医療チームを派遣！

7月24日にスタートしたこのプロジェクトも、残すところ67日になりました。

今日は、プロジェクトページではあまり紹介できなかった、口唇口蓋裂がもたらす口や鼻の機能的な問題を紹介したいと思います。

口唇口蓋裂の赤ちゃんは、母乳をうまく吸うことが出来ず、成長が阻害されることがあります。

また、食べられるようになっても、噛んでいるときに鼻から食べ物がこぼれ出てしまい、栄養を十分に摂れないこともあります。

また、言葉を覚えるころになると、発音するための筋肉が裂けていたり、しゃべるたびに上あごや鼻から空気が漏れてしまってうまく発音ができないことがあります。そのため、周囲の人とコミュニケーションがとれない子もいます。

以前の患者さんで、山岳地域の小さな村で産まれた口唇口蓋裂の男の子がいました。

2歳6か月で、体重が5.5キロしかありませんでした。

座ったり這うこともできず、何かをしゃべることもありませんでした。

摂食障害による深刻な栄養失調に陥っていました。

こういった症状の患者さんには、まず栄養改善を行ないます。健康状態が回復してから、口唇口蓋裂の手術を行ないます。

貧しいネパールでは、たくさんの子どもが栄養失調の状態にあります。そのなかで、口唇口蓋裂を持って生れた赤ちゃんはより深刻な問題に陥る可能性が高いのです。

引換券にもなっている『こころからありがとう―ネパールの口唇口蓋裂を救う―』では、口唇口蓋裂がもたらす機能の問題をはじめ、口唇口蓋裂の背景や問題を12ページにわたって紹介しています。

このプロジェクトを通じて、口唇口蓋裂のことをを知っていただき、その障害や偏見に苦しむ子どもたちのことを理解してくれる人が一人でも増えたらうれしいです。

達成率も30％に到達し、みなさんに応援していただき、本当に感謝しています。

より多くの人に口唇口蓋裂の問題を知っていただくため、シェアやいいね！で応援よろしくお願いします！