皆様から多くのご支援をいただきありがとうございます。

多くの方からの応援に深く感謝いたします。

 

「夢の図書館」の蔵書の中から人気が高い技術雑誌の紹介を続けます。

 

「初歩のラジオ」に続いてのご紹介は、「初歩のラジオ」の良きライバル誌として人気があった「ラジオの製作」です。

 

「ラジオの製作」は、1948年7月に創刊された「初歩のラジオ」から6年遅れの1954年12月に創刊されました。

 

「ラジオの製作」の創刊当時はラジオキットメーカーの組み立て説明書的な性格で不定期刊だったと記録されています。

 

その後、「ラジオの製作」は、全国の電気店と電機部品メーカーなどに向けた業界新聞「電波新聞」を発行する「電波新聞社」からの発行に変更されます。


戦後のラジオ黎明期は、大手電機メーカーのラジオ製品に対して高額な物品税(別名:贅沢税)が掛かっていて割高でした。

 

そため、部品を買い集めてラジオを自作するとメーカー製のラジオよる安く作ることができました。

 

街の電気店からラジオ好きの自作マニアまで全国で空前のラジオ自作ブームが起こり、自作したラジオはご近所に飛ぶように売れました。

 

ラジオの自作が趣味だけでなく実益を伴っていた時代でした。

 

「ラジオの製作」は出発点がラジオキットの組み立て説明書だったこともあり、実用的なラジオの自作記事が中心で1950年代のラジオの自作ブームにうまく乗りました。

 

「初歩のラジオ」がエレクトロニクス入門やオーディオなど多方面の記事が掲載されましたが、「ラジオの製作」は、ラジオの自作やアマチュア無線機器の自作などの無線関係の実用記事が多かったようです。

 

1970年代から1980年代初頭のBCLブームや市民無線(CB)ブームの時も得意の無線関係なので「ラジオの製作」の一人勝ち状態でした。

 

その後1980年代のマイコンブームのときはBASICプログラムを早期に掲載したりと電子分野が大好きな青少年の知識欲を満たしてくれました。

 

しかしメインテーマのラジオの製作自体が部品の入手難や読者の減少などがあり、1999年4月号をもって月刊誌としての発行を終了しました。

 

「ラジオの製作」の誌面からは一貫してラジオに対する愛情が感じられました。

編集スタッフのラジオに対する愛情が読者の熱い支持を集めたと思います。

 

子供時代に読んだ「ラジオの製作」のおかげで技術者として今があるという方は多いと思います。

 

「初ラ」と「ラ製」はラジオ自作時代の少年達のとって思い出深い雑誌です。

 

「夢の図書館」では「ラジオの製作」を1957年5月号から最終号の1999年4月号まで236冊所蔵しています。蔵書は更に増加中です。

 

以下に「夢の図書館」が所蔵する「ラジオの製作」の一部を表紙写真でご紹介します。

 

【1956年から1970年までに発行されたラジオの製作】

 

後半の表紙は世界の観光地シリーズでこれが定番表紙でした。

世界の観光地シリーズを見慣れた読者には、初期の頃の企画された表紙デザインは斬新です。

1970年の春から夏に掛けては大阪で開催された万国博覧会の会場写真が表紙写真に使われました。太陽の塔や各パビリオン、万博のコンパニオンは今での色鮮やかです。

 

【1971年から1983年までに発売されたラジオの製作】

 

70年代前半のBCLブームのときは自作の短波受信機が活躍しました。

70年代後半から80年代前半のBCLブームでは大手電機メーカーがBCL用短波ラジオを発売して宣伝したので大ブームになりました。

「ラジオの製作」はBCLに関する情報では最も人気がありました。

 

【1984年から1987年までに発売されたラジオの製作】

 

80年代前半にはROM-BASICが走る初期の8bitマイコンが大ブームとなりました。

「ラジオの製作」でもBASICプログラムの解説記事やゲームプログラムを掲載して人気がありました。

 

【1998年年から1996年までに発売されたラジオの製作】

 

ICを利用した簡単なラジオ製作などの時代に合わせた記事が増えています。

意欲的な自作記事も続いていて「ラジオの製作」らいい内容を保っています。

ラジオの自作が部品の入手難で難しくなり、また読者の減少などもあり1999年4月号をもって月刊誌としての発行を残念ながら終了しました。

世界の放送局やベリカード集めなどのBCL関連の記事は最後まで健在でした。

 

「夢の図書館」で子供の頃に読んだ「ラジオの製作」や、知らない時代の「ラジオの製作」を見つけて「時間旅行」をお楽しみください。

 

今までの来館者で懐かしい「ラジオの製作」を読まれた方は、目頭が熱くなったり、自分の子供時代の投稿を見つけて涙腺が崩壊された方もいます。

 

小さな読書室で思い切り感激いただくのも「夢の図書館」の楽しみ方の一つです。

 


一般的なクラウドファウンディングとは異なる難しいテーマなので共感をいただけるか心配しておりましたが、多くの方からのご支援や、SNSなどでの拡散応援をいただきましたことにお礼申し上げます。

 

現在は「夢の図書館」の蔵書内容や利用法を説明する公式WEBサイトの公開準備を進めております。

 

作成中の「夢の図書館」蔵書一覧表を公開しましたのでご覧願います。

 

「夢の図書館」蔵書一覧表

http://www.gijyutu-shounen.co.jp/Library/data01/list-00.html

 

支援者様のお好きな雑誌、懐かしい雑誌、読んで見たい雑誌を蔵書一覧表から探して見てください。

 

また、「夢の図書館」では毎月貴重な雑誌や書籍が協力者様から届きます。

 

現状でも蔵書一覧表の未登録雑誌が約1千冊ありますので、これらの未登録雑誌の登録作業も進めております。

 

現状の蔵書リストは最終ではありません。これからもどんどん増えて参りますのでご期待願います。

 

「夢の図書館」の正式オープンに向けて準備作業を進めておりますので、引き続きご支援と応援をよろしくお願いいたします。

 

                「夢の図書館」プロジェクト 吉崎 武

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