緊急支援型

成立

令和３年８月豪雨災害　緊急災害支援基金

災害支援基金

寄付総額

11,088,000円

寄付者: 1,027人

募集終了日: 2021年9月30日

終了報告を読む

https://readyfor.jp/projects/GRANT_RELIEF08?sns_share_token=

専用URLを使うと、あなたのシェアによってこのプロジェクトに何人訪れているかを確認できます

2022年02月22日 13:43

【最終報告】「レスキューストックヤード」より御礼のメッセージ

シェア
ポスト
LINEで送る
noteで書く

令和3年8月豪雨災害支援基金にご支援いただいた皆様へ　　　

READYFOR×ボラサポ災害支援基金事務局です。

頂いたご支援により、活動を実施していた「認定特定非営利活動法人レスキューストックヤード」様より、ご支援者に向けて最終報告書が届きました。

寄付者の皆様へのメッセージ、そして、現地の様子や、いまだ続く復旧の様子が書かれておりますので、ご一読下さい。

お礼のメッセージ

この度は皆さんからの大切な寄付金を本法人に託して頂きありがとうございました。

過去の災害でも、災害関連死の引き金になるリスクの高かった避難所生活の中で、新型コロナウイルス等の感染症対策を踏まえ、命と健康と尊厳と活力が守られる避難所環境の改善を目指し、国・被災行政・地元支援団体・避難所運営の経験のあるNPOらと共に連携しながらこの取り組みを進めてまいりました。

今回の経験を次の災害でも活かせるよう、引き続き地元の皆様と議論の場を重ね、具体的な対策につながるよう働きかけていきたいと思います。本当にありがとうございました。

活動名

佐賀県における避難所運営等に関する支援

活動日

2021/8/27～2021/9/25

寄付金で行った活動の概要

１）避難所アドバイザーの派遣

コロナ禍における長期的な避難所運営の中で、災害関連死や深刻な健康被害に陥らないための避難所環境の確認と、改善サポートを目的に、佐賀県武雄市と大町町で避難所のアセスメントを実施。この取り組みは、内閣府と全国災害ボランティア支援団体ネットワーク（JVOAD）の協働事業として位置づけられており、本法人からは、8月27日～9月2日かけて、JVOAD避難生活改善に関する専門委員会メンバーである常務理事・浦野を、「避難生活アドバイザー」として派遣。

具体的な活動は、

①コロナ禍における避難所長期化を考慮した生活環境アセスメントシートの作成

②佐賀県、武雄市、大町町の避難所支援に関わる担当課、ならびに、日本赤十字佐賀支所、杵藤保健所への現状把握のためのヒアリング

③武雄市4か所、大町町2か所でのアセスメント

④武雄市A避難所での環境改善サポート（居住スペースの土足禁止化、ゴミ箱の設置や食品保管等の衛生整備など）

⑤アセスメント結果の集計と関係各所への報告、今後の改善に関する意見交換等を実施。

一連の取り組みには、同じく「避難生活アドバイザー」の辛嶋氏（一般社団法人ピースボート災害支援センター／PBV）と、佐賀県災害プラットフォーム（SPF）のメンバーが参加し、地元の支援団体が継続してこの課題に関わり、それを息長くサポートしていけるよう体制を整えた。

２）武雄市避難所閉所後の要配慮者宅個別訪問

9月20日～25日にかけて、避難所で、特に心身の健康状態が心配された要配慮者世帯について、避難所閉所後個別訪問を行った。

SPF・RSY看護チームが中心となり、トイレ・寝床・食事・衛生環境等の物理的生活環境、介護保険の新規利用および区分変更等の必要性、住まいの修繕や各種支援制度に関する相談の有無などについて確認し、状況に応じて市や一般社団法人おもやいにつなぎ、以降も継続的な見守りと情報共有を続けた。

３）次の災害に備えた避難所の課題整理

9月23日、一連の取り組みを行ったSPF、PBV、RSY、JVOADで活動を振り返り、取り組みの成果と次の災害に向けた課題整理を行った。主には

①アセスメントシートの見直し

②アセスメントチームの定番化

③行政・市民ボランティア・NPOの人材育成（研修会の開催等）

④自治体の避難所運営マニュアルの見直し支援

⑤行政・市民セクター（地元内外）・地元住民とのつながりづくり

⑥在宅避難者への対応

⑦関係機関との避難所に関する情報共有の場の設定などの項目が出された。

これらの課題が一つずつ解決していけるよう、引き続き関係団体らと意見交換の機会を重ねていく予定。

寄付金による活動の成果

・避難所中長期および、コロナ等の感染症対策を踏まえた環境整備に関するアセスメントシートを新規作成した。アドバイザーには公衆衛生や疫学、感染症予防のスペシャリストをお迎えし、被災地のマンパワー不足を考慮して、医療や福祉の専門職、または災害支援の経験者でなくとも判断しやすいようチェック項目の表現方法等を工夫した。

・アセスメントから避難所改善までの一連の取り組みを地元支援団体と取り組むことができた。避難所運営に関わるのは初めてということで、不安や戸惑いも見せていたが、アドバイザーが現場で伴走することで、見方・整え方のイメージを共有し、改善に向けて共に取り組むことができた。ここで得たノウハウや自信は、次の災害でさらに地元団体のオリジナルな学びと工夫が加わり、発展していくことが期待できる。

・アセスメントの結果について、行政の防災・避難所・要配慮者担当部局と共有することができた。評価できる点と改善が必要な理由、改善方法をリスト化し、見える形に残すことで、行政内部でも横断的かつ継続的に検討しやすいツールとして活用頂くことができると思う。

・一連の取り組みに関する振り返りを行うことで、今後避難所生活の改善に効果的だと思われる日常的な取り組みのイメージが共有された。・避難所退去後も、継続的な生活支援や見守り体制が機能し、困りごとの早期発見や早期対応、当事者・家族の安心感に繋がった。

見えてきた課題と今後の取り組み

・アセスメントおよび避難所の環境改善が短期間での実施だったため、行政・施設管理者との信頼関係構築や理解促進に課題が残った。

・アセスメントシートの内容は分かりやすかったが、項目量が多く結果的に時間がかかってしまったため、さらなる改善が必要。

・行政担当者および市民セクターの災害救助法の理解と運用スキルの向上。

・避難所の課題を改善に向けた、関係機関との意見交換の場の設定や、具体的な人材育成に関するプログラムづくり。

使用したアセスメントシート（一部）

一覧に戻る

ギフト

入力して検索

3,000円

3,000円

◆◆必ずお読みください◆◆
ご寄付いただく際の「寄付金領収書の宛名の記載誤り」が過去発生しています。

▶︎寄附選択後に表示される【ギフトのお届け先】の「宛名と住所」が寄付金領収書の名義になります。
▶︎「宛名と住所」が誤っていないかを【必ず】ご確認ください。

（よくある間違い）
● 法人名義で寄付金領収書が必要だが、個人名義で記載されている
→法人名義で必要な場合、次のように記載ください。（例：後株の場合）「姓：READYFOR 」「名：株式会社」

※ 寄付金領収書は、ご登録の住所に2021年12月ごろまでに郵送させていただきます。
※ 領収書の再発行はいたしかねますので、税務申告まで大切に保管ください。
※ ご寄付確定後の返金やキャンセル、領収書の宛名変更はご対応致しかねますので、何卒ご了承ください。詳細は、ページ下部FAQ（5～6）をご覧ください。

寄付者: 551人
在庫数: 制限なし
発送完了予定月: 2021年12月

10,000円