皆様こんにちは。
「グレングルー」こぼれ話第2回の更新です!
私は合奏団リリカで指揮とことば全般を担当しております、伊藤大河と申します。

 

指揮&ことば担当ということで、昨年の「グレングルー」初演時も、物語全体を書き、演奏していただく楽団の皆様を指揮いたしました。もちろん、レコーディング時の指揮も担当する予定です。
そんなわけで今回は、「グレングルー」執筆時&初演指揮をしていたときの、ちょっとしたお話ができればと思います。
 
 さて、メインページの方でもお話したように、2014年に演奏した音楽物語「オツベルと象」(宮沢賢治原作)が大変好評でしたので、次はオリジナルものをつくろうという機運がありまして、私がやってみようかという話になりました。あれは確か、グレングルーの作曲者・中﨑智大、マンドリン筆頭の鈴木遥太郎と私で、中﨑家の近くにある温泉に浸かりながら話し合ったことのように思われます。そんな温泉の中から立ちのぼってきた企画だからなのか、ストーリーを構想し始めた頃から、何かしら水に関わる話にしたいなと考え続けていました。
 そして作品の雰囲気としては、幻想的で、少し暗さのあるものにしたいなと考えておりました。そこと水のイメージが重なり合い、さらに敬愛する掘骨砕三先生の作品も頭をよぎり、「下水処理をしている地下の街」という設定に思い至りました。演奏時間もせいぜい1時間とのことでしたので、あまり登場人物は増やさず、二人のキャラクターの出会いのお話にしようということで執筆は進んでいきました。
 
 そうこうして台本が出来上がると、今度は作曲の中﨑にバトンタッチです。作曲の裏話は後ほどこちらに投稿されることでしょう。中﨑から楽譜を受け取ると、いよいよ練習の始まりです。
 ズバリ中﨑作品は、美しいところ、かわいいところ、かっこいいところ、一筋縄ではいかないところ……とたくさんの要素が詰まっている玉手箱のようなものだなと個人的には考えております。それは「グレングルー」全体でもそうですし、その1曲1曲のなかにもいろいろな表情が詰め込まれています。そのため、指揮をする際は、場所場所の色分けのようなことを強く意識しておりました。そうして練習を重ねてお披露目した「グレングルー」の初演は大成功!めでたしめでたし……というところで終わらせたくない!というのが今回のCD化プロジェクトです!
 今回のCD化では、初演時よりもっともっと感動的なものに仕上げたいと思います。美しいところはもっと美しく、激しいところはもっと激しく、切ないところはもっと切なく、これまた中﨑作品の持ち味である精緻なリズム構造は完璧に!演奏した上でお届けしたいと、団員一同気合十分です。
 
さて、第2回目のお話はいかがだったでしょうか。
次回は、作曲を担当した、中﨑による更新です。よろしくお願いいたします!
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