カンボジアで動物病院を開業プロジェクトご支援いただいた皆様へ
「カンボジアで動物病院を開業プロジェクト」にご支援いただいた皆様へ
こんにちは。
獣医師の喜久田治郎です。
カンボジアで動物病院を開業する!
クラウドファンディング、Readyforを通じて皆さまの支援を募ってからあっという間に半年が経過しました。
皆さまからのあたたかいご支援のおかげもあり、JAPAN ANIMAL HOSPITALは少しずつですが、現地の方々にも認知していただけるようになりました。
今日はご報告とお知らせがあります。
1点目は、ご報告です。
現地での活動について、日本にいらっしゃるご支援者の方には、なかなか実態が見えづらいのではないかと以前から感じておりました。
そこで、今日は病院の活動実績を報告させていただきます。
◆スタッフ数
日本人獣医師2名
タイ人獣医師1名
カンボジア人獣医師1名
日本人看護師1名
※全員常勤ではなく、診療日を少しずつ増やしながら運営しています。
◆活動実績
5月のプレオープンから8月末までに、
以下の活動実績を納めました。
総来院者数 77名
現地カンボジア人 32名
現地日本人 40名
その他の国 5名
総診療件数 140件
◆ご支援いただいた金額
皆様から2,796,000円をご支援いただき、Readyforの手数料を差し引いた2,250,255円を受け取らせていただきました。
こちらの支援金から税金等を差し引いた金額で、予定していた通り、麻酔機、手術器具、
血液検査機器等を購入させていただきました。
日本のようにホームページを作成して、患者さまを集めてというプロセスとは異なり、カンボジアでは病院においてもSNSによるコミュニケーションが一般化しています。
※東南アジア全体がそのようですね。
不慣れながらも、スタッフの奮闘もあり、現地の方にも少しずつ認知していただけるようになっています。そうすればカンボジア人の方にももっと利用していただくようになると期待しています。
診療については、引き続き限られた設備、資源の中で運営していますが、そんな中でもせっかくお越しいただいた現地の方には、予防医療の大切さを説いています。
日本では当たり前の設備なのですが、レントゲンを導入することができれば、更に質の高い獣医療が提供できるようになるので、目下の目標です。
2点目、お知らせです。
◆リターンの発送について
皆さまからの支援の返礼として、このお手紙と一部の方には返礼品を送付させていただきます。
返礼品は、クロマーというカンボジア人の生活に深く浸透している万能布です。
着る、巻く、包む、拭くなんでも使える日本の風呂敷のようなものです。
天然素材コットン100%で、生地もしっかりして吸収性にも優れています。
心ばかりですが、愛用していただけると嬉しいです。
◆Readyforについて
今回のお手紙をもって、報告について一旦ひと区切りとさせていただき、今後の活動レポートは、以前にもご案内させていただいたFacebookを通じて実施させていただきます。
FacebookURL
https://www.facebook.com/plugins/group/join/popup/
?group_id=657993454623852&source=email_campaign_plugin
引き続き、現地での活動を報告させていただきますので楽しみにしてください。
以上、ご報告とお知らせの2点をご案内させていただきました。
皆さまからのあたたかいご支援をいただき、現地での活動を続けさせていただいています。
獣医療の提供という目標は叶いつつありますが、更なる質の向上はもちろんのこと、もっと大きい目標があります。
それは、年間800人の方が狂犬病で亡くなる現実に対する予防医療の普及と、現地獣医師への教育活動です。
スタートしたばかり、道まだまだ半ばですが、皆さまの協力に感謝しながら、今後も目標の実現に邁進していく所存です。
引き続きあたたかく見守っていただけますと幸いでございます。
2019年9月6日
獣医師
喜久田 治郎