災害時も動ける森林里山保全ボランティアを三重県熊野市で育成！

■安心安全に学ぶには？
　チェンソーをはじめとする林業資機材は、使い方を間違えたり、いい加減な気持ちで使っていると、必ず怪我や事故を誘発します。それを未然に防ぐためには、日頃からの鍛錬と訓練しかありませんが、そのためだけに使用するのも理にかなっていません。

　そこで、熊レスが提唱する、活動の目標としやすい、森林里山保全ボランティアをめざします。災害時をイメージして活動するのは大変ですが、森林ボランティアや里山保全ボランティアは、どの地域でも存在しています。また、最近では、薪ストーブを設置するご家庭も多いので、なんらかの形で活動することは可能です。また、熊レス会員になると、そういった活動の場所もコーディネートできるので、いつでも気軽に参加することができます。
 

丹波新聞に掲載(講習は熊レスがコーディネート)

■日頃の活動が災害時に転化する
　熊レスが口酸っぱく言っていることは、「日頃の活動が災害時に転化する」です。また、災害時をイメージしやすい現場で活動すると、より実践的な作業や現場活動の手法が学べます。現在、兵庫県丹波市で講習会をやっているのは、災害現場での活動手法を学ぶ絶好の機会であるだけでなく、実際に作業もやりながらになるので、片付けも並行することが可能となるからです。

　これまで、1月、2月と講習会を開催し、前年の12月は、簡易版として講習をやりました。3月にも予定していますが、これまでに多くの方が、丹波市内だけでなく、近隣自治体からも参加してくれました。多方面からの参加は、災害時にはテクニカルボランティアとしてのネットワークとなり、安心安全を率先する仲間づくりにも有益です。また、日頃の活動を目指した組織づくりにも、熊レスは全面バックアップしています。

一般社団法人熊野レストレーション
　代表理事　端無徹也