2020年、私たちがクラウドファンディングに挑戦する理由。

 

こんにちは、ヴェルサイユリゾートファームの岩崎です。

 

先週末、改めて引退馬業界について記載いたしました。

 

業界の動きvol.3：引退馬支援の実情①

業界の動きvol.4：引退馬支援の実情②

 

競馬の歴史から考えると、こうして世間で引退馬について語られるようになったのは、ごく最近のことだと思っています。

 

 

 

馬に関われば関わるほど、「引退馬の6割弱に訪れている現状をどうにかしたい」という思いは強くなり、数年前から引退馬を預かる活動を始めました。

 

そんな中、私を引退馬支援の道へ大きく背中を押してくれたのは、功労馬ローズキングダムがきっかけです。

 

2018年10月。

種牡馬を引退した功労馬ローズキングダム（10'ジャパンC 他）を引き受けることになりました。

 

それまでは特に牧場への観光を受け入れることはありませんでしたが、名馬を預かるということから「引退馬と人が触れ合える場所があれば、馬にとっても、人にとっても良い未来がつくれる！」と思い、引退馬牧場の再整備に取り掛かりました。

 

 

それから現在に至るまで、引退名馬と呼ばれる引退馬を預かる機会が増えたり、引退馬支援をともに押し進めることに力を貸してくださる皆さまと出会うことできました。

 

去年クラウドファンディングを立ち上げて以降、引退馬に関するクラウドファンディングが多くなったとも、READYFORの担当者から聞いています。

 

このように引退馬を支援する団体様がどんどん出てくるのは、喜ばしいことです。

 

 

しかし先週もお伝えした通り、引退馬支援にはまだまだ課題があります。

 

 

その課題と向き合い、どうしたら継続的に引退馬たちを守れるか。私はこの1年間ずっと考えていきました。何事も身を削っている活動では、いずれ継続が困難になることもあります。

 

だからこそ、事業化へ舵を切りました。

 

事業化することは、引退馬たちのサードキャリがを作ることです。サードキャリアがあるというのは、言い換えると引退馬たちに再び活躍の場ができることです。

 

 

本ページでも書いていますが、事業というかたちでしっかりと皆さんにも引退馬たちにも還元していくことが、継続的な引退馬と人の共存共栄のかたちです。

 

馬たちを養うだけでなく、引退後も元気な馬たちが活躍できる場所にする。そして、その情報を発信していくことが私たちの役割だと考えています。

 

私たちが引退馬と共に生きる道を示し、モデルケースになることができれば、業界自体の動きがより活発になると考えています。

 

だからこそ今年のクラウドファンディングは、何としても達成しないといけません。

 

持続可能な引退馬の余生をつくる、飛躍の1年にするためにも、何卒ご支援ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

 

引退馬の明るい未来を作るには、皆さまの力が必要です。