東日本大震災の際に、台湾から多大な支援が寄せられたことは多くの日本人が知っています。
 
ただし台湾の方々が日本を支援してくれた理由を、どれだけの日本人が知っているでしょうか。
 
もちろん「助けあいの心」や「隣人としての絆」があったからですが、さらにその“絆”を深く理解するためには、14年前を振り返る必要があります。
 
 
1999年9月21日。台湾中部の南投県でM7.6の大地震が発生しました。
この地震が発生した日の夜、世界で最初に日本の国際消防救急隊が台湾入りするなど、日本が台湾をサポートしたことを、多くの台湾人は覚えていて、知っています。
だから東日本大震災の支援を「台湾大地震の時のお返し」と考えているので、日本人から感謝されることを不思議に思う人すらいるそうです。
 
今回のキャンプに参加するメンバーは1997〜2000年生まれ。ちょうどメンバーが生まれた頃に、日本と台湾の絆も生まれていました。
 
 
そしてこの絆をより深く知るためには、さらに4年前を振り返る必要があります。
 
1995年1月17日。日本で阪神淡路大震災が発生し、ここで民間レベルでの助け合い・ボランティア活動が展開されたことで、多くの“復興人材”が生まれることとなりました。
1999年の台湾大地震では既述の国際消防救援隊の他に、神戸の復興を担った様々な人材が派遣され、台湾の復興を台湾の方々と一緒に進めたのです。
 
今回、福島の子どもたちに同行する大学生は全員1992年生まれ。
阪神淡路大震災の記憶は殆ど無いかもしれませんが、日台の絆のスタート地点が、この震災であったという言い方ができるかもしれません。
 
自然災害という不幸な出来事をきっかけに、どんどん強くなっていった日台の絆。
 
18年という時間を経て行われる今回の台湾キャンプが、さらにその絆を強めることに少しでも貢献できるものにすべく、準備を進めて参ります。
 
 
写真は、台湾大地震で倒壊した武昌宮
 
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