事業完了のご報告
□はじめに
2024年1月1日に発生した令和6年能登半島地震でお亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみを申し上げますとともに、被災されました皆様に心からお見舞い申し上げます。
私にとって、輪島は縁のある大切な場所です。崩れてしまった街並みを見ると、心の中で大切な何か大切なものが失われたような気がしてなりません。
現地では広範囲に被害が及んでおり、危険も多く不安な状況が続いています。一刻も早く復旧することをこころより願っています。
□御礼
「絵本でつなぐ地域と親子。地域の未来を空き家から考えたい!」にご支援していただいた皆さま、関係者の皆さま、無事に絵本が完成しプロジェクトが達成したことをご報告いたします。
12/24には大野図書館にて、絵本の完成を記念した読み聞かせイベントを実施し、広く皆さまに取り組みのことを知っていただけました。
当日の図書館長の読み聞かせでは、3びきのこぶたとの読み比べや、その制作、時代背景の紹介など、「3びきのこぶたと3けんのあきや」をより一層楽しめる内容に仕上げていただきました。
空き家と家族という絵本のテーマに対して、館長の読み聞かせはとてもまっすぐで、優しく聞こえる場面もあれば、ときには厳しく、しゃんとさせられるような場面もあったように思います。
これからの地域を考える子どもたちが一人でも増えれば、まちの未来が少しでも良くなる気がしています。この絵本は、そんな願い込めて制作されました。
このプロジェクトに携わった人の全てに感謝を申し上げます。
□収支報告をしましょう
皆さまからご支援頂いた資金は、総額¥1,270,000から手数料をひいた金額¥1,060,450は、全額絵本の制作および読み聞かせイベントに使用させて頂きました。
330冊の絵本の印刷費 ¥617,760
絵本の編集費 ¥200,660
絵本の作画費 ¥151,460
消耗品 ¥35,980 (読み聞かせイベント,返礼品郵送のための梱包)
広告費 ¥12,064
郵送費 ¥15,820
会場設営費 ¥30,000
合計¥1,063,744
差額の¥3,294は横町編集部にて自己負担いたしました。
また、リターンに関しては、1/3に全ての発送を終え皆さまのもとへお届けすることができました。
□今後について
1.読み聞かせイベントの様子は、1/22のおじゃまっテレ ワイド&ニュースで放送の予定です。
2.330冊のうち200冊は、福井県内の小学校や図書館への寄贈を考えています。ふるさと納税という仕組みで支援金をいただいたため、公共の利益になることを前提に考えました。施設に寄贈することで、絵本が地域に残り続け、かつ時代を超えて読み継がれることで、簡単に消費されないようになると考えました。
3.時期は未定ですが、第二刷の発行を考えています。
□さいごに
この絵本を作って嬉しかったことが二つあるので、紹介します。
一つ目は、福井のものづくり精神に触れたことです。印刷屋さんが、絵本のように消費されず地域に残るようなものを作っていきたいとおっしゃってくれたことがとても印象に残っています。
二つ目は、同級生の子どもが読んでくれたことです。少しでも社会の役に立つ仕事ができていれば幸いです。
最後まで挑戦にお付き合いいただきありがとうございます!まだまだ道半ばですが、引き続き、応援よろしくお願いいたします。
横町編集部 三浦




















