必死で生き延びている猫たちを助けたい！多頭飼育崩壊救済活動に力を。

こんにちは！

連投記事になります。

1月15日、16日と多頭崩壊現場の猫ちゃん26匹（初日25匹／翌日1匹）の不妊去勢手術を実施しました。

平行して、体調の悪い猫ちゃん3匹は診察治療のみ。体力をつけて手術に臨められるように、しばらく投薬治療を続けます。

 

初日、25匹手術を実施し、うち3匹は妊娠しておりました。

そのうち1匹は妊娠後期の状態でした。

 

現在、多頭現場の猫ちゃんのほとんどが、猫コロナウイルスに感染している可能性が高く、嘔吐、下痢状態です。

食事療法等で免疫力を高め、なんとかFIPにまで悪化しないよう、お世話を頑張っていきたいと思います。

 

※猫コロナウイルスとは、現在世界で蔓延している「新型コロナウイルス」とは全く別のものです。

猫コロナウイルスは日本でも多くの猫が保有しており、ペットショップ・ブリーダーなどで販売している猫ちゃんも保有しているケースも多いウイルスです。しかし、多くの場合、病的症状を起こすウイルスではないのですが、数値が上がったり、悪化すると消化器症状を起こします。

そして、感染した猫の一部において「猫伝染性腹膜炎（FIP）」という致死率の高い病気になってしまいます。

 

この「猫コロナウイルス」という用語を使わないでほしいというクレームなどがありましたが、私達は多くの方が正しい知識を持つためにも、しっかりアナウンスしていきたいと思い、書かせていただいております。

 

 

手術の朝は、まずケージにいる猫ちゃんを1匹ずつ洗濯ネットへ移動させます。。。これがとんでもなく大変な作業！（約1時間半かかりました）

 

 

 

術後の猫ちゃんたちは、手術の際に発覚したヘルニア、陰睾丸も処置していただいたので、翌日の朝からは嘔吐もなく食欲もあり、いつもより生き生きした表情に見えました！

 

残り半数の猫ちゃんも来月には笛吹市にも協力していただき、手術実施を行いたいと思います。

 

ノーモアアーリーキャッツは、公益財団法人どうぶつ基金のさくらねこ無料不妊手術事業に参加しております。

笛吹市と協働し、多頭救済制度を行いました。

どうぶつ基金が発行する「さくらねこTNR無料不妊手術チケット」を利用し、不妊手術費用、ワクチン、ノミダニ駆除薬については、全額どうぶつ基金にて負担しました。