メッセージリレー #10『青い鳥動物愛護会スタッフ：射場博子』

青い鳥動物愛護会の関係者に動物愛護への想いを語っていただく、メッセージリレー！

第10回目は、青い鳥動物愛護会スタッフ(猫シェルター責任者)の射場博子さんです。

 

Q.動物愛護活動を始めたきっかけは？

射場：動物愛護活動を始めた大きなきっかけは、SNSで保護犬猫の実態を見るようになったことでしょうか。「人間の都合に振り回され、苦しんでいる犬や猫を助けたい！」…自分には何ができるのだろうかと悩み、いろいろな方法を模索しました。

まずは青い鳥も含め、いくつかの動物愛護団体に支援物資を届けることから始め、自分なりの方法で世界中の動物たちが幸せになるように、毎朝祈りを捧げるようにもなりました。そんなある日、知人から「人手が不足しているから青い鳥に来てほしい」と誘われたんです。以前から実際に現場で活動に携わってみたいという気持ちがあったので、すぐにシェルターに向かいました。そのままスタッフとなり、今では猫シェルターの責任者を務めています。

 

Q.動物愛護や青い鳥の活動についての想いを教えてください。

射場：猫シェルターの責任者として私のこだわりは「猫たちのストレスをいかに取り除くか」ということです。電気代を節約しながらも適正温度を管理する。ケージに入れる猫たちの組み合わせ、トイレの掃除方法、ブラッシングなど、ちょっとしたことを意識すると猫たちの気持ちは大きく違うようです。猫のお世話をするときは、名前を呼んで声をかけることも大切だと感じています。

また、適材適所、得意な分野を生かした担当を作ることでそれぞれがやりがいを持てるようにしています。たとえば爪切りが得意なスタッフがいたら担当してもらうんです。時には皆に爪切りのコツを指導してもらうことも。このようにして互いに切磋琢磨しながら知識や経験を少しずつ積み重ねていきます。皆が日々レベルアップする様子に驚くとともに、自信を持って猫に接する姿を見ると嬉しく思います。

 

 

Q.青い鳥の自慢できるところはどこでしょうか？

射場：シェルターには180匹ほどの猫がおり、それぞれの猫の情報をきちんと管理しなければなりません。そんな青い鳥の自慢できるところは、なんといっても「カルテ」です。先日は獣医師の先生からもカルテについて褒めていただきました。

受け入れた猫は、まずは動物病院で避妊去勢手術をしたり、体の中や外の虫の駆除薬を飲ませたり、感染症などの治療をおこなったりします。これらはすべてカルテに記入して皆で情報共有しています。たくさんの猫がいるので、細々とした記録をその都度それぞれのカルテに書き込むのは大変ですが、決して妥協はしません。私たちの「妥協しない姿勢」こそ青い鳥の一番の自慢といえるかもしれませんね。