早いもので、もうすぐ折り返し……ということが恐ろしいのですが、現在32%。まだまだ、頑張ります!

 

さて、そんな今日も力になる、住人さんからのメッセージ。

 

#9は中田幸乃さんからです。

 

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自転車に乗るようになって、自分の出勤時間と小学生の通学時間が一緒だったことを知った。今朝、いつも通る喫茶店の前で、おじいさんと小学生たちが挨拶を交わしている光景を初めて見た。三角のニット帽、少し曲がった背中で両手を結んだ彼は、きっと、その店の主人なのだろう。いいもの見たな、と思いながら自転車を漕いだ。こんなこと、きっと誰にも話さない。「なにがいいと思ったの?」って、聞かれても答えられないもの。でも、アパートメントには、書いてしまうような気がするのだ(あ、恋人にも話すかな)。あまりにささやかで、話すことを躊躇するようなこと。それから、大切すぎてなかなか言葉にできずにいたことも。大きな声の人たちが、スピードで誤魔化すように次々と物事を決めてゆく。だからこそ、アパートメントが、このあたたかく開かれた静かな場所が、存在し続けてほしいと思うのです。立ち止まって、自分には何が大切なのかを確かめるために。

 

中田幸乃

 

 

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