皆様、お元気でいらっしゃいますか。

有田まちづくり公社の高田です。

12月に入り、いよいよ年の瀬ですが、ご多忙のことと存じます。

 

この11月は有田は有田まちなかフェスティバルでにぎわいました。

 

これは毎年ゴールデンウィークに開かれる、113回の歴史を誇り、100万人を超す来客がある名物陶器市の期間以外は静かな町を、通年観光の町にして、雇用を生み、子どもたちの残れるまちづくりをしょうと、3年前から取り組んでいるものです。

町内の事業者や個人に、お店、体験、飲食、サービス、ガイドなど、お客様おもてなしの観光事業を、ワークショップを何度も開いてみんなで考え、それをまとめて当社が発信し集客するというもので、今年は67のイベントが集まり、それぞれが頑張りました。

 

平地で農業が盛んな旧西有田町の800年の農業と、谷川で焼き物一筋で生きてきた旧有田町の400年の焼き物の歴史が生み出す、それぞれの皆さんの事業は多様で奥深く、楽しいものが出来上がりました。

 

また最後の週末の5日間は、もともと有田に続く地域や窯のイベントが、秋の陶磁器祭りとして行われ、有田ならではのイベントを、多くのお客様にご満足を頂きました。

その土の一つが薪窯めぐりです。

有田の焼き物は今では普通ガスや電気を使いますが、この時期いくつかの名門の窯が、有田の原点を忘れないために、薪で夜通し火を焚いて器を焼くイベントを催し、お客様にもご参加いただいております。

寒さと幻想的な闇の中で、窯に2日にわたり薪が投げ込まれ、赤々と炎が燃え、その煙や炎の色で職人が加減をし、土が器に変わっていく真剣な様は、400年変わらぬものづくりの姿そのもので、凛として胸に迫るものがあります。

ぜひいつかご参加されてください。

 

 

さてお陰様でご支援が目標の200万円を超えました。

 

セレクトショップ「bowl」は、焼き物の不振で元気のない有田を元気にしたいと、いろいろと模索し、まずは賑わいをつくろうと、外からのお客様や、町の人が、回遊し楽しめる場所ができればとスタートしました。

 

それがきっかけで通りが元気になり、観光としてのブランドが立ち、子どもたちに残る、又は帰ってくる、さらにはほかの町から移り住む、そんな選択肢のある魅力的な町になればとの思いです。

 

それに多くの方々がご賛同いただき、応援を頂いたことは、なんとも言えない温かい気持ちになりました。

ありがとうございます。

 

今度は目標を300万円に上げて、さらなるチャレンジを目指すことにしました。

 

皆様のご支援を頂いて、より良い町、より良い場所、そしておもてなしの心を、みんなで作っていきます。

心よりお礼申し上げますとともに、今後ともどうぞ皆さま、よろしくお願いします。

 

 

 

【追伸】 有田の宝

 

九州の佐賀県の西の端の有田は、海はありませんが、西隣が九十九島の佐世保、北が伊万里や唐津と、それぞれ玄界灘に面し、南は波佐見川棚と大村湾に面して、その東側には海苔やムツゴロウの有明海と、気候も温暖で海山の幸に恵まれた過ごしやすいところです。

 

800年前海の民、海賊として名をはせた松浦党の有田氏が、伊万里の上流の平地(現在の旧西有田町)に城を築いたのがその名の起こりです。

その後400年前、有田川の上流の谷の泉山に、豊臣秀吉の朝鮮出兵で連れてこられた陶工李参平公が日本で最初の磁器のための磁石を発見して、400年間磁器生産の中心になりました。

谷川で田のないところが"有田"と呼ばれた所以です。

 

このような旧西有田町、旧有田町は11年前合併しましたが、地理、地形、歴史、生業とそれぞれが違い、交流は必要もなく少ないままでした。

 

2年前有田の焼き物の大手商社の社長が、東京のお客様にお持ちする有田土産がなく、佐賀の羊羹や丸ぼうろ、長崎のお菓子などをもっていっていると話しておられました。

 

一方、西有田にはピンポン玉より少し小さいほどの、糖度が20度まで行くキンカンがあり、今おそらく日本一の品質です。

 

ちなみにミカンは糖度13~14度くらいです。

 

それをたまたま知っていた私は、農家の方とキンカンをもってその商社に伺い、お話ししたところ、とても喜んでいただき、東京のお客様も大満足で、その後キンカンは焼き物の有田の商社の方々の定番になりつつあります。

 

 

旧有田の焼き物商社にとっては有田土産と自慢してお持ちできるようになり、旧西有田の農家にとっては、焼き物の旧有田にそのようなお土産ニーズがあるとは知らず、市場に卸していたので、末端価格で売ることで付加価値も上がりました。お客様を含め、ウィンウィンの三方よしの出来上がりでした。

 

このように足元を掘れば、お互いがコミュニケーションをすれば、宝は掘り出せるものなのですね。

今からも有田に眠るたくさんの宝や魅力を、みんなで掘っていきます。

 

よろしくお願い申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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