3度目のバングラデシュはグラミン銀行でのインターン生としての渡航でした。

 

グラミン銀行とはムハマド・ユヌス氏が設立した、貧困層向けの少額金融サービスを提供している銀行です。

 

グラミン銀行の取り組みの中で最も有名なものがマイクロ・クレジットと呼ばれているものでしょう。

 

これは、農村の貧しい人々に無担保で少額の貸し付けをするサービスです。

 

これまで担保が無く信用を得られなかった貧しい人々にとって、外部機関から資金を集める手段は、親戚に頼るか、高利貸ししかありませんでした。

 

しかし、特に高利貸しから借りたのでは、仕事で収入を得ても、高すぎる利息により返済するのが手一杯です。自立し貧困から抜け出すことは非常に困難です。

 

例えば、竹材で籠を作って売る商売を行う人がいたとします。

高利貸しは貸し付ける際に、その人に借金と返済を繰り返してもらうために、

貸し付け条件として籠の値段を指定するといったことを行います。

 

そうすることで、売り上げが予測でき、売り上げから利息を含めた返済分と食費等を差し引いて、借り手の手元にお金が残らないようにすることができます。

 

 

これでは働いても働いても貧困から抜け出すことはできません。

 

 

グラミン銀行は、そういった人々に無担保でお金を貸し出し、高利貸しより低い利息で回収するといったことを行っています。

 

さらに、識字能力の低い人には、最低限自分の名前(サインのため)が書けるように指導したり、毎週ミーティングを開いて仕事の意見交換や個別のアドバイスをしたりと、貧しい人々が自立できるように様々なサポートを行っています。

 

 

マイクロファイナンスに魅せられた私は、グラミン銀行を実際に見てみたくなり、3度目の渡航を決意しました。

 

実際に農村で寝泊まりをし、スタッフの仕事ぶりや週ミーティングの様子などを見せていただきました。

 

正直、本で読んだこととあまり変わらず、驚きは無かったのですが、実際に取り組んでいる人々が誇りをもって仕事をしていることに感心しました。

 

マイクロファイナンスは仕組みも良いのですが、システマティックにことが運ぶものではありません。

やはり貧困から抜けだすことを第一の目的としてスタッフが取り組んでいるかどうかなんだなと感じました。

 

 

この3度目の渡航では、貧困を解決する手段を一つ学びました。

このころから、「私にできることは何か」を真剣に考えるようになりました。

 

マイクロファイナンスは貧しい人々の起業能力、商売能力のようなものの存在を私に証明してくれました。

彼らと一緒に何かできないだろうか。

これまでに無く、もっと彼らに寄り添ってできるものは、ないだろうか。

 

ムハマド・ユヌス氏と

(コーディネーターの人のカメラの腕がちょっと。。。)

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