【プロジェクト活動終了報告】
お久しぶりです。井手雅敏です。
皆さまからのご支援で活動できたプロジェクトの活動終了報告をさせていただきます。
まずはじめに、ご支援いただいた皆さまにあらためて感謝申し上げます!
2022年に続き、新たな世界への挑戦を快く支援していただけたことは、やはり何にも代えがたい大いなる追い風でした。
【プロジェクト結果】
昨年実施した際の課題を大幅に改善できた合宿となりました。
具体的には『レーンブイの設置精度向上』『レース形式での実践』『ジュニア選手との連携』です。
①レーンブイの設置精度向上
瀬戸内海は多島美と呼ばれる景観のように、多くの島々が存在します。
その影響もあり潮の流れが急だったり複雑なことでも有名です。
昨年はその潮の流れに翻弄され、レーンブイの設置精度が満足いくレベルではありませんでした。
今年は昨年同様運営を請け負った今治RCが、半年以上前から対策をっててくれたおかげで、かなり高い精度でのレーンブイを設置することが出来ました。
②レース形式での実践
レーンブイ設置がしっかり出来たことにより、レース形式での実践を多く積むことが出来ました。具体的には、午前・午後練習時のラスト1時間で3レースを実施するというメニュー実施です。これは決勝トーナメント(ベスト8)で優勝することを想定した場合に起こり得る時間とレース本数です。
また昨年から導入されているタイムトライアル方式でのルートを通常の練習航行ルールにすることで、本番のタイムトライアルにも備えました。
③ジュニア選手との連携
今年は同種目の国内ジュニアシーンを牽引してきた今治西高校に加え、新たに2校が新しい世界へ挑みました。(今治北高校、桜宮高校)
シニア、ジュニア、ボートハンドラー、運営スタッフが4泊5日同じ釜の飯を食べながら練習を積み重ねることで、我々は代表選出者の集まりから「チーム」になることが出来また。
特に普段シニア選手たちとともに行動する機会のないジュニア選手にとって、練習はもちろんのこと、その後の生活を共にする中でさまざまな関わりが持てたことは、大きな財産になると思います。
【収支報告】
皆さまからご支援いただいた資金は、全額『国内強化合宿』に使用させていただきました。
〇支援金総額※PF手数料差引
345万円
▲支援金用途
345万円
(選手交通費:100万円
(宿泊・食費:85万円
(会場機材費:110万円
(リターン費:50万円
※合宿開催水域を使用するうえで、昨年発生しなかった費用が今年から急遽必要との連絡があり、会場機材費が予定よりも上がりました。
※宿泊先と交渉・調整させてもらえたことで、支援額内で当初予定していた内容でトレーニングを実施できるようになりました。
【リターン発送状況】
すべてのリターンを発送・対応済みです。
もしリターンが届いていない等あれば、お手数おかけしますが気兼ねなくメッセージお願いします!
【これから】
イタリアでの世界選手権から帰国後しばらくして、コースタルローイング/ビーチスプリントの『2028LA五輪種目採用』ニュースが流れました。
これからNF(中央競技団体)がどのようにこの種目をリードしてくのか、それは現時点では私には分かりません。
ただ、昨年および今年のプロジェクトにご支援いただいた皆さんのおかげで、日本のコースタルローイングは、活きた経験を持った状態で2028年に向けてスタートすることが出来ます。
これは後からいくらお金や資源を投じても得られない財産です。
本当にありがとうございました!
この日本Rowingの夜明けに、私がどのように生きていくのかはまだわかりませんが、
おもしろき こともなき世を おもしろく
退屈なのは 世界か自分か
そんな風にこれからも素晴らしい世界に関わり続けていくことは、間違いなさそうです。
その時は、また騒がせていただきます。
『これ、おもしろいと思いませんか?』と。
もしよろしければ、その時もどうかお付き合いを。
井手雅敏


















