プロジェクト概要

はじめまして、つくば自立生活センターほにゃらです。

 

子どもたちは、障がいのある、なしに関わらず、それぞれが工夫し、助け合いながら、ものごとを進めていくパワーを持っています。

 

私たちはそんな子どもたちに、障がいという問題の原因は、障がい者自身にあるのではなく、障がい者が生きにくい社会の仕組みにあるという「社会モデル」の考え方を伝えるために、「わたしが障害者じゃなくなる日」を課題図書とした読書感想文コンクールを開催します。

 

この取り組みを通じて、自身の生活と結びつけて考えることで、その子どもが障がいがある人との関わりに広がりを持ち、ありのままの自分や、身近な人との関係について改めて考るきっかけをつくりたい。


障がいのある子どもたちとない子どもたちが、当たり前に友達になれる未来をつくるために、皆さまの暖かいご支援をお願いいたします!

障がいがある人もない人も、
自分らしく生きていける社会をつくるために

 

つくば自立生活センターほにゃらは、障がいがあることでなかなか地域で生活出来ない状況を変え、どんなに障がいが重くても地域でみんなと一緒に、自分らしく生活出来る社会をつくっていくことを目指して2001年に設立されました。これまで18年間、茨城県で障がいがある人の地域生活の支援をつづけてきています。

 

その中で、障がいがあって何かが出来なくても、人に手伝ってもらいながら、自分の生活を選択していくことで、その人が自分らしく生きていけることを体験してきました。

 

これは、障がいがある人に限ったことではなく、障がいのない人、特に子どもたちにとっても同じ事がいえるのではないか。そして、子どもの頃からその価値観を養っていくことで、障がいをもつ人への関わり方だけでなく、多様な生き方を考えられるようになるのではないか。

 

そう考え、今回このプロジェクトを立ち上げました。

 

障がいを子どもの頃から考える機会をもつこと

 

ー子どもたち自身で、助け合いながらものごとを進めていくパワー

 

障がいのある人とない人が一緒に生きていくためには、子どもの頃から、一緒に過ごすことが大切だと感じ、一昨年から毎年、障がいがある子どもとない子どもが一緒に参加する「運動会」を開催してきました。

 

この運動会には、毎年あわせて30人ほどの参加者が集まっています。

 

玉入れ競技のときは、障がいのない子が障がいのある人に玉を受け渡しながら競技したり、車椅子の女子高生が障がいのない小学生へ競技ルールの説明をしたり、順番を調整したりする姿がみられました。


このような光景を前に、障がいのある、なしに関わらず、子どもたち自身で、工夫しながら、助け合いながら、ものごとを進めていくパワーを感じました。

 

そして、もっとこのような接点を増やすことで、障がいがある子どもと、ない子どもが一緒に遊んで、友達になって、ケンカして、仲直りして、そして、大人になってもゲラゲラ笑いあっていける、そんな「未来」をたくさん輝かせることができると考えています。

 

ー子どもが障がいがある人との関わる機会が少ない現状

 

ですが、現状では、障害のある子どもと障害のない子どもは、さまざまな理由で分かれて学校生活を送っており、お互いのことについて知り合うことが難しいところがあります。

 

多様性が謳われている今日、このような機会がないことにより、障がいがある人のことをただただ可哀想とか、大変そうとか、一面的なとらえ方をしてしまう現状があるのです。

 

そこで私たちは、「障がいという問題の原因は、障がい者自身にあるのではなく、障がい者が生きにくい社会の仕組みにある」という考え方を、子どもたちに、今伝えたいと思いました。

 

この考え方を知ることが、子どもが障がいがある人との関わりに広がりを持つことができ、ありのままの自分や、身近な人との関係について改めて考えだすきっかけ作りに繋がっていくと考えています。

インクルーシブ読書感想文コンクールの開催


今回、皆さまからいただいたご支援で、「わたしが障害者じゃなくなる日」を課題図書とした読書感想文コンクールを開催します。

 

 

ー「わたしが障害者じゃなくなる日」とは?

 

この本の著者は、東京で障がい者の地域生活を支援している、自立生活センター東大和の海老原宏美さん。2017年に「東京都女性活躍推進大賞」を受賞された際、「障がい者の生きる価値は何か」を問いかけた手紙を東京都知事に直接手渡したことでも知られています。

 

海老原さんは、この本の中で、自身の重度身体障がい者としての経験をもとに、「障がいという問題の原因は、障がい者自身にあるのではなく、障がい者が生きにくい社会の仕組みにある」という「社会モデル」の考え方を、小学生でもわかりやすい言葉で書いています。

 

ー私たちがこの本を選んだ理由

 

「社会モデル」とは、例えば入り口に階段があるお店に車いすの人が入れない場合、その人が歩けないからお店に入れないのではなく、車いすでも入れるようなスロープが入り口にないからその人がお店に入れないという考え方です。

 

この「社会モデル」は、障がいがある人とない人が一緒に暮らしていくために大切な考え方なのです。

 

それを小学生にもわかりやすい言葉で説明された本は、これまでありませんでした。

 

著者である海老原宏美さんは、私たちと同じ自立生活センターを運営しています。その活動の中で、インクルーシブ社会、インクルーシブ教育の大切さを伝えています。その考え方には、私たちも共感しています。

 

ーこの本を子どもたちに読んでもらうことで

 

私たちはこの本を通じて社会モデルの考え方に触れてもらうことで、

 

・「障がい」という問題が自分たちからは遠い世界で起きている問題ではなく、自分たちの暮らしている社会で起きている問題であるという感覚を持ってもらいたい。

 

・障がいがある人も含めて、どんな人にとっても暮らしやすい社会について考えるきっかけにしてほしい。

 

・ありのままの自分や、身近な人との関係について改めて考えるきっかけを作りたい。

 

と考えています。そして、自分のことも相手のことも大切にできる心を育てることにも繋げていきたいです。

●海老原宏美さんからのコメント

 

私は、自分で自分の身体を動かすことも、呼吸することも、ご飯を飲み込むこともほとんどできません。毎日、たくさんの人の手を借りなければ生きていけません。

 

でも、私は毎日とても幸せに生活しています。 なぜでしょう?? 役に立たない人間なんて、この世にいないと思うからです。 できないことがあったら、できる人が手伝えばいいと思うからです。

 

誰もが、「誰かの役に立つ」ことをうれしく感じますが、「困っている人」がいなければ、その人の「役に立つ」こともできません。世の中は、「手伝ってもらう人」と「手伝う人」が両方いて初めて成り立つのです。そして、一生ずっと手伝う側、一生ずっと手伝われる側、なんてことは無くて、その役割は、時々入れ替わるのです。

 

いつでもみんなが「お互い様」 それが当たり前な社会になればいいなぁと思うのです。

●コンクール開催スケジュール

 

募集期間 :8月1日から9月25日まで

審査期間 :10月1日から11月10まで

結果発表 :12月中予定

 

●応募資格および区分

  1. 小学校中学年の部(3、4年生)…本文1,200字以内
  2. 小学校高学年の部(5、6年生)…本文1,600字以内

    詳しくは、ホームページ(http://www.honyara.jp/incl.html)をご確認下さい。

●審査員

 

・渡辺一史 作家(著書『こんな夜更けにバナナかよ』)

・一木玲子 大阪経済法科大学アジア太平洋研究センター客員研究員

・田中悠輝 映画監督(作品『インディペンデント リビング』)

・山本奈緒子 全国自立生活センター協議会事務局長

 

●コンクール入賞者への贈呈品

  1. 入賞者へはそれぞれ賞状および図書カードを贈呈します。
  2. 最優秀賞:各部門各2点 賞状及び3,000円図書カード
  3. 優秀賞:各部門各4点 賞状及び2,000円図書カード
  4. 優良書:各部門各8点 賞状及び1,000円図書カード
  5. 佳作:各部門各8点 賞状及び文房具

●コンクール入賞作品の掲載先について

  1. 入賞された方の作品・対象図書名、および氏名・学校名・学年は主催者の刊行物やWebサイトのほか、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、出版物等各種媒体で使用・公表することがあります。
  2. 最優秀作品、優秀作品は原則として入賞作品集「つくば自立生活センターほにゃら機関誌Freehand」に掲載されます。

色んな人たちとともに生きていく力を育てたい

 

子どもの時に体験したこと、考えたことはその後の人生に大きな影響をあたえます。

 

この読書感想文コンクールを通して、子どもたちにとって障がいがある人を、自分たちと同じ社会で生きている身近な存在にできたらと思っています。

 

そして、多様な価値観との共生が一層求められるであろうこれからの世界で、いろんな人たちとともに生きていける力を子どもたちの中に育てたいです。

 

読書感想文を通して、きっと私たちの想像を超える発想力や生きるパワーを、子どもたちから見せつけられるでしょう。また、今年も、10月20日(日)に、インクルーシブ運動会を開催し、子どもたち同士が垣根なく触れ合える場をつくっていきます。

 

子どもたちのパワーに支えられながら、障がいがある人も含めて、すべての人が多様性の中で輝きだす未来を作るために。

 

私たちはこれからも、何ができるのかを考え続け、障がいのある子どもと障害のない子どもが共に交流し、お互いに知り合うことで、友達になっていけるような機会をつくっていきたいと思っています。

 

そのためにも皆さま、ご支援よろしくお願いします!


最新の新着情報

このプロジェクトを支援する
(※ログインが必要です)