プロジェクト概要

プロジェクトの終了が報告されました

 

千葉県・千倉で、外国にルーツを持つ子どもたちと現地の子どもたちに、言葉や国境を超え、自然を感じながら、思い出に残る国際交流体験をして欲しい!

 

اَسَّلاَمُ عَلَيْكُمْ アッサラーム・アライクム!。今回の千倉グローバル子ども交歓会実行事務局長の臼井礼です。わたしは、自然溢れる街、この千葉県・千倉で生まれ、育ちました。現在は、様々な経験を経て、住まいのある鎌倉で子どもを中心にあらゆる世代を対象とした『鎌倉なんでも塾』を開催しています。

 

その中で、鎌倉や千倉などの地方のまちでは少子高齢化が進み、小学校が廃統合されて地域と子どものつながりや自然との接点も少なくなっていることに気づきました。 一方、日本でくらす外国につながる子ども達のことも気になっています。

 

彼らは、言葉や習慣が理解できず、日本の友だちや知り合いも少なく、地域の輪に入れず苦労しがちです。 逆も然り。現在日本で暮らす外国人が増える中、地域に暮らす人たちは彼らとどう接したらよいのか戸惑っている、という課題が目につくようになってきたのです。

 

そうだ!地元の子どもたちと日本にいる難民の子どもたちに、人生で絶対思い出に残る楽しい場を!自分にあるような自然と人の温かさがある「ふるさと」を提供しよう。そんな想いから、今回のプロジェクトをスタートしました。そのために、日本に住む外国の子どもたちを千倉に連れてくる費用、交歓会の飲食、キャンプ代金として、125万円が必要です。

 

子どもたちの大切な夏の体験にしたい!

 

少子高齢化の進む南房総・千倉のまち

 

今回開催する千倉は千葉県の南端、南房総市にあり、外房の海と山に囲まれ、南房総の中でも、昔ながらの房州ののどかさを残すまちです。30年前の私が小学生だった頃、千倉には小学校が4つありましたが、少子高齢化のもと、統廃合が進められ、千倉小学校が残るのみとなりました。そのため、全児童が、スクールバスで登校することになり、これまで朝夕に通学路を通ることで触れ合っていた地域のおじいさんやおばあさんとの交流が減ってしまいました。

 

私が学校に通っていた頃は、春にはおたまじゃくしが沢山いる緑いっぱいの田んぼのあぜ道をとおり、同じ登校班のお姉さんやお兄さんとおしゃべりをし、田んぼで農作業をするおじさんやおばさんに声をかけ、夏には小学校から徒歩で10分の磯に全校児童で行き、本業の地元の漁師さんの監督のもと、サザエやアワビをとって遊びました。

 

秋には、校庭の黄金に紅葉したイチョウの木の下の大きなアスレチックによじ登って、ワイワイしたり、冬には、一面広がる花畑とそこで農作業をするおじいさん、おばあさんを観客に、相撲大会、花壇でミニゴルフをして遊びました。

 

こんな風に地域の方々に見守られ、繋がりながら自然とともに育ちましたが、現在は通学もバスになって、自然との触れ合いや地域の方々との交流も減ってしまいました。そこで、今回のプロジェクトを通して、子どもたちには自然を体感し、普段触れ合うことの少ない人たちとの交流の機会をつくりたいと考えています。

 

 

 

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豊かな千倉の自然

 

日本で暮らすシリアなどの難民の子どもたちの現実

 

兵庫県にくらすシリア人のイマムさんは5~12歳の4人の子の母親で、2015年に日本で働く夫を頼って、内戦の恐怖から逃れるため子どもをつれて来日しました。現在は三木市の団地に家族や他のシリア人とともに暮らしています。

 

首都ダマスカスでエンジニアをしていたのですが、数年前から自宅周辺にも爆弾が飛んでくるようになり、出勤途中の道路や子どもの通う学校の前にも爆弾が落とされる状況で、内戦で親戚も亡くし、行方のわからない身内もいるのだそうです。話を聞くと、本心ではシリアに帰りたいと思っているが、今は帰れない。日本で生活をすることに決めているようです。

 

子どもたちは言葉も、生活環境も食べ物も全く異なる地にきて、地元の小学校に通って日本で生まれた子とともに勉強し、生活をしています。言葉が通じない中、見た目の違いや、連日のシリアに関する報道により、嫌がらせをうけたり、喧嘩をしたりなどで、元気がないときもあります。

 

そんな子どもも、今一番頑張っているのは日本語の勉強。最初はひらがな、カタカナ、漢字など難しかったけど、どんどん慣れてきています。心境の変化も見られて、「子どもも日本語を勉強しているから、帰ってもアラビア語が難しい。ずっと日本に住みたい」。そして「仕事がしたい」。日本での将来を思い描いています。

 

今回のプロジェクトを通して、こういった状況におかれている子どもたちに、日本の文化をより深く知ってもらえるような機会を用意し、自然豊かな千倉で楽しい想い出を作ってもらい、第3のふるさとのように、安らげる場所を作れればと考えています。

 

 

料理交流会の様子

 

多くの人に支えられた留学時代の経験、子どもを持つようになって、難民の子どもたちに自分自身にできることはないかという想い。

 

私自身にも3人の子どもがいますが、報道の中で目にした、シリアの子どもたちが寝ている写真に衝撃をうけました。自分が千倉ではなく、この地に生まれて子育てをしていたら、どんな気持ちなのか?連日、空に響く爆弾の音で子どもたちが『お家に帰りたい』と泣く中、食べ物、着るものもままならず、どんな絶望を持っていきているのだろう。彼女たちを日本に呼ぶことはできないだろうか、そんな想いを抱くようになりました。

 

いきなりシリアから孤児を今の日本に呼ぶことは現実的に不可能ですが、日本にも同じような境遇のため、避難してきた家族や子どもがいるのではないかと、難民支援協会が行うセミナーに参加してみました。そこで協会の方から、兵庫県にシリア人をサポートする団体(NPO法人日本アラブ相互文化センター)があり、その団体で、子どもの日本でのホームステイ先を探している!という情報を得て、それならその子たちを千倉のグローバル子ども交歓会に招待しようと考えました。

 

わたしも留学時代「外国人」として暮らし、ラオス、カンボジア、ベトナム出身の移民の友人家族に支えられました。この経験から、いろいろな文化や人々との出会いや「つながること」が大切だと知ったのです。 だからこの夏、子どもたちと、そして、地域に暮らす人たちと、一緒にご飯を食べたり、遊んだり、ビーチでサッカーをする中で、肌でそれらを体験する場をつくりたいんです。

 

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自分自身が海外生活で支えられたように、私にできることはなんだろうと考えました。

 

プロジェクト詳細

 

千倉小学校の子ども70名と日本に在住するシリアをはじめとする難民の子どもや外国につながる子ども30名を対象に、地域の協力で民泊・交歓会を実施し、交流の機会を作ります。サッカーを始めとするアクティビティー、料理、キャンプなどの体験とともに、日本に住む外国の子どもたちは、千倉の各家庭にホームステイをしてもらう予定となっています。

 

プログラム Day 1: 2017/7/28 14:00 集合・オリエンテーション 15:00 オープニングセッション・歓迎式典 17:00 民泊へ、受け入れ先の家庭にて夕食、宿泊

 

Day 2: 2017/7/29 11:00 集合・ Day2 オリエンテーション 12:00 ランチ 13:00 アクティビティー① ビーチサッカー 16:00 アミーゴ食事づくり大会 19:00 キャンプファイヤー・祭り(千倉小)

 

Day 3: 2017/7/30 7:00 起床・朝食バイキング 9:00 アクティビティー② 太平洋・高塚山と触れ合う 11:00 クロージング・セッション GO TOGETHER!

 

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互いの違いを認めあい、理解し合うきっかけになればと思います。

 

場所や環境が違うが同じ時期に生まれた子どもたちと、共に体験し、笑い、楽しむことで、絆と理解が生まれ、千倉が第3のふるさととなればいいと思います。

 

外国をルーツに持つ子どもたちは、日本のリアルな地方の町の生活様式を味わうことで、文化の違いを感じて、そのうえで相手の歴史や大切にしていることを学べるでしょう。さらに自分の祖国に対する愛情を深めることができたら良いなとおもっています。また交流を通してつながりや仲間を作り、この地での生活習慣や文化を自然に身に付けるきっかけを得て、住居に帰っても千倉が「ふるさと」的な心のよりどころになれば、と考えています。

 

千倉の子どもたちには、生まれ育った環境や見た目がことなる仲間にまちの魅力を教えることで、土地の歴史を知り、地域の人の温かさをあらためて感じてもらいたいと思っています。交流を通し、さまざまな文化や個性を体験し、違いや良さを認めることができるでしょう。それによって自分たちの国や生活の文化を、誇りをもって再確認できるのではないでしょうか。そして、子ども時代の難民の方との出会いは、今後の国際社会において、平和な世界に繋がるとても大事な経験となるでしょう。

 

最後に、地域の人々や協力して下さる方々にも、外部からの若い訪問者を受け入れることで、世界を感じ、自らの生活文化を発信できるでしょう。地域の次世代との交流も深まり、相互の一層の助け合いや、平和で愛と希望と夢いっぱいの未来づくりのきっかけとなることを信じてやみません。

 


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