戸次道雪・立花宗茂の眠る福嚴寺 聖観音を後世に。復活にご支援を

戸次道雪・立花宗茂の眠る福嚴寺 聖観音を後世に。復活にご支援を
目標金額を達成した場合のみ、実行者は集まった支援金を受け取ることができます(All-or-Nothing方式)。支援募集は11月15日(金)午後11:00までです。

支援総額

2,145,000

目標金額 7,000,000円

30%
支援者
28人
残り
49日

応援コメント
nya-okan
nya-okan7時間前仏様がたの綺麗になったお姿をぜひ拝見したく、僅かながら寄進させていただきました。どうぞお願いが叶いますように。仏様がたの綺麗になったお姿をぜひ拝見したく、僅かながら寄進させていただきました。どうぞお願いが叶いますように。
ひで
ひで15時間前いつもお世話になっています.皆さんに大切にされる由緒あるお寺として続いて欲しいと願っています.いつもお世話になっています.皆さんに大切にされる由緒あるお寺として続いて欲しいと願っています.
あやみん
あやみん18時間前いろいろ話を聞いて、知って、広めていきたいと思います。 一緒に頑張ります!よろしくお願いします。いろいろ話を聞いて、知って、広めていきたいと思います。 一緒に頑張ります!よろしくお願いします。
目標金額を達成した場合のみ、実行者は集まった支援金を受け取ることができます(All-or-Nothing方式)。支援募集は11月15日(金)午後11:00までです。

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プロジェクト本文

”復活”の大名 立花宗茂が眠る福嚴寺

天王殿の聖観音修復にご支援を

 

福岡県柳川市にある黄檗宗の寺院で、旧柳川藩主立花家の菩提寺である福嚴寺ふくごんじ

 

10年ほど前から、お堂やお寺の守護にあたられる仏様の大規模な改修工事が続いています。

 

しかしながら、社会情勢の変化、地域の過疎化、物資の高騰などさまざまな状況の変化により、観光寺でない福嚴寺には、檀家様の支えのみでお寺を維持していくことの大変さや将来の不安を感じています。

 

今回のクラウドファンディングは、創建350年にあたり、さまざまな諸堂や仏像を後世にも引き継ぐため、そして広く福嚴寺を知っていただき、訪れたいと思っていただくきっかけや遠方からでも支援していただいた方とご縁を結ばせていただきたく挑戦しました。

 

皆さまからいただくご支援で、お寺の守護にあたられる聖観音の修復を行います。

 

多くの方に知っていただき、たくさんの良縁を結んでいきたいと思っています。ぜひお寺の“復活”にご支援いただければ幸いです。

 

 

 

 

寺について

 

梅岳山福嚴寺ばいがくさんふくごんじは、はじめは筑前立花山の麓にあった曹洞宗の寺院でしたが、天正15年(1587)、初代柳川藩主・立花宗茂が柳川に城を構えた際、立花家の菩提寺として、ともに柳川に移されました。寛文9年(1669)、3代柳川藩主立花鑑虎たちばな あきとらにより臨済宗黄檗派に転ぜられ、寺名を梅岳山福嚴寺と改めます。

 

本堂(奥が開山堂です)

 

開山には、黄檗山萬福寺2世・木庵もくあんから嗣法しほうするまでに至った2代柳川藩主・忠茂の縁により、木庵の法弟である柳川藩出身の高僧・鉄文が迎えられ、延宝2年(1674)に大雄宝殿、禅堂、斎堂、天王殿などの諸堂と釈迦三尊像、四天王像などの諸仏が落成しました。

 

▍福嚴寺と立花家

 

福嚴寺は柳川藩主家立花氏の菩提寺です。本堂の御位牌堂では立花家一族の位牌が祀られ、本堂裏手にある立花家の御霊屋には立花家初代・戸次道雪、初代柳川藩主・立花宗茂、そして歴代柳川藩主の方々が眠られています。

 

御霊屋
立花家の御位牌堂
戦国・江戸時代に立花家を支えて戦没した家臣を供養しています

 

特に、福嚴寺を柳川に移した立花宗茂は、自らの信じる義を貫き、関ケ原の戦いでは西軍にいて敗戦し改易されるも、再び大名として返り咲き、唯一旧領に復帰することができた、“復活”大名です。

 

当時、一度改易された大名が、再び大名として召し抱えられることは非常に困難な中、まして旧領に復帰するなど、どれほど立花宗茂が優れていた人物であったかということを物語っています。

 

戸次道雪
立花宗茂

 

現在、福嚴寺はこの“復活”という言葉をキーワードに、お寺を修復するとともに、お寺に来れば元気がもらえる、癒される、色々な繋がりができる場所として訪れた方が“復活”できる場所を目指しています

 

 

福嚴寺を守ってこられた天王殿の仏様

 

黄檗宗大本山萬福寺では、まず四方を四天王像に囲まれた天王殿に入り、弥勒大士像(布袋さん)を、次いでその背後の韋駄天像を拝してから大雄宝殿へと向かいます。あたかも山門をくぐり抜けるような様相を呈する天王殿は、仏の世界としての大雄宝殿(本堂)に対して、仏法を守る現世を象徴していると見なされているのです。

現在の福嚴寺天王殿は、寺蔵の棟札に「安政四丁巳年八月上棟」とあることから安政4年(1857)の建立とみられます。

 

天王殿

 

福嚴寺の天王殿には、7体の仏様が鎮座しています。本堂の釈迦牟尼仏と対面するように韋駄天像2体が、そして韋駄天像の背後に聖観音像、その四方を守るようなかたちで四天王像がいらっしゃいます。これらの仏像は、延宝2年(1674)までに京都の七条仏師・康祐が制作したものです。康祐は、平安時代後期の仏師定朝を祖とし、鎌倉時代の仏師運慶を経て脈々と続く慶派正系の第26代仏師です。中国人仏師・范道生にしたがって萬福寺諸像の制作にたずさわることで、中国明代の彫刻様式を学んだようです。

 

▍聖観音

 

大本山萬福寺の天王殿には、大きな太鼓腹をみせ笑う弥勒大士像(布袋)がいらっしゃいますが、福嚴寺天王殿には、髪を結い上げた聖観音(弥勒菩薩坐像)がおられます。観音菩薩とは、人々の救いを求める音を聞き、自在に姿を変えて人々を救う仏さまです。観音菩薩は人々を救うために三十三の姿に変わるとされています。

 

布袋さんは弥勒菩薩の化身であり、お釈迦さまの滅後、五十六億七千万年の後にこの世界に示現され救済されると信じられています。また、布袋さんは、日本では七福神の一人として大きい袋をもった福をもたらす神でもあります。布袋さんとは姿かたちは違いますが、福嚴寺の聖観音さんも、参拝された方の災厄を払い落し、帰りに福をもたらしていた仏様です。五十六億七千年後まで人々を救って幸せを届けるため、ぜひとも当初の姿に復活させたい仏様です。

 

聖観音像

 

 

 

▍四天王

 

四天王は、四方を守る佛様で、持国天(東)、増長天(南)、広目天(西)、多聞天(北)の四体です。古くは法隆寺や東大寺にも安置されており、国家御寺の守護神として天皇や貴族に厚く信仰されてきました。また、戦勝を祈願する多くの戦国武将の信仰も集めた仏様でもあります。福嚴寺でも、お寺と来訪される皆様を守護するため、末永く後世に引き継ぎたい仏様方です。

 

広目天
持国天
持国天
増長天
多聞天
広目天
★★★
多聞天

 

天王殿の仏様は創建当初から現在まで、長きにわたり福嚴寺を守護されてきました。福厳寺の創建と時を同じく、今年で350年目を迎えます。そして本年(2024年)11月6日は、柳川藩2代藩主・立花忠茂の350回忌にあたります。本年(2024年)7月天王殿の改修工事が終了し、韋駄天像2体の修復も現在(2024年8月)進行中です。

 

 

クラウドファンディングに挑戦する理由

 

福嚴寺は10年ほど前から大規模な改修工事が続いています。

 

本堂、開山堂、山門、倉庫、会館の一部と改修をしてきて、現在(2024年8月)天王殿、会館の残りの改修が終わり、韋駄天像2体の改修が進行中です。今後、天王殿の残り5体、聖観音像と四天王像の修復、本玄関の改修も計画進行中です。また、鐘楼、立花家の御霊屋も老朽化しており、近く改修が必要になってきます。

 

左から:鐘楼・開山堂・本堂
天王殿
山門
鼓楼
200
立花家の御霊屋

 

しかしながら、新型コロナウイルス感染症や日本経済、世界経済によるさまざまな物資の高騰化により改修費用が増大し続けております。受けられる補助金もなく、さらには日本全国の少子化や職業の都市部への集中などの結果、福嚴寺の位置するここ柳川市も過疎化指定地域になってしまいました。

 

観光寺でない福嚴寺には、檀家様の支えのみでお寺を維持していくことの大変さや将来の不安を感じています。

 

創建350年にあたり、これから先もさまざまな諸堂や仏像を後世にも引き継ぎたい。そして広く福嚴寺を知っていただき、訪れたいと思っていただくきっかけや遠方からでも支援していただいた方とご縁を結ばせていただきたいと考え、クラウドファンディングへの挑戦を決意しました。

 

 

クラウドファンディングで実現すること

 

今回のクラウドファンディングでは天王殿の仏像の修復を行います。

 

第一目標の700万円で聖観音の修復を、第二目標では500万円達成ごとに四天王様の修復を実施いたします。

 

 

 

▍第一目標で実現すること:聖観音像の修復


 

聖観音像は全体的に剥落が進行中で、下地・素地が露出している箇所があります。矧ぎ目が緩んでいる箇所もあり、鉄釘・鉄鎹が腐食し、鉄錆により周囲の木部が劣化している箇所があります。光背はばらばらになっていて、周縁部の飾りも脱落し、別保存されています。台座各段の組み付けが緩み、部材が脱落する箇所があります。

 

右側顔面の痛み
頭頂部には穴があり宝冠?が存在した?
両手両足の結合部が離れている
右側面の痛み
黄檗様式に特徴的な衣の部分の痛み
台座が離れている
支柱がずれ脱落しそう
支柱がずれ脱落しそう
台座上部が別保存
台座上部が別保存
台座上部の部品
台座上部の部品
聖観音像の光背
聖観音像の光背と台座の一部

 

 

▍第二目標で実現すること:四天王像の修復(持国天→増長天→広目天→多聞天の順に)


 

四天王像も聖観音像と同じく全体的に剥落が進行しており、下地・素地が露出している箇所があります。矧ぎ目が緩んでいる箇所もあり、鉄釘・鉄鎹が腐食し、鉄錆により周囲の木部が劣化している箇所があります。また、天衣がぐらついたり、脱落している箇所の他、本体の足枘と台座枘穴との間に緩みがある状況です。台座各段の組み付けも緩んでおり、台座の表面層が浮き上がって剥落進行が見受けられます。

 

持国天の腰帯の痛み
増長天の房飾りの亡失
増長天の左腰の痛み
キャプション
増長天の左腰の天衣の痛み
広目天の天冠台の形状不適合
広目天の右側天衣の痛み
広目天の右側天衣の痛み
広目天の背面の痛み
台座胴部の左枠貼り付け材の下部が亡失
多聞天右側天衣の痛み

 

本来、仏像はその姿かたちを維持するため50年に一度はメンテナンスが必要です。具体的には、仏像の彩色や漆塗など、塗膜の接着力の経年劣化を遅延させるために、塗膜を再接着して現状を保存する剥落止めや、部材の再接着などの処置をする必要があります。したがって、今回のチャレンジでは聖観音像、四天王像の剥落止めを行います。また、可能な限り傷んだ箇所の修復を行います。

 

< 第一目標金額 >
 700万円
< 資金使途 >
聖観音の仏像修復費用の一部

 

 

建物の復活のその先に目指すこと

 

立花宗茂は近年知名度が急上昇中の戦国武将です。例えば昨年のテレビ番組『サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん』の「胸あつ武将ベスト20」でトップに選ばれました。また、柳川市や福岡県などが協力して進めている、NHK大河ドラマに「立花宗茂と誾千代」を招致しようとする活動も年々盛り上がっています。

 

ここ福嚴寺には、宗茂本人だけでなく、宗茂の正室・誾千代の父親、すなわち宗茂の義父である戸次道雪も眠っているほか、道雪や宗茂を支えて戦いぬいた立花家重臣たちも、没後も立花家を守るように葬られているため、立花宗茂公のさまざまな魅力について知っていただけるよう発信していきます。

 

今回の仏像修復と並行して、玄関回りの会館をできる限りバリアフリー化すべく改修を予定しています。今回のプロジェクト終了後は、残りの四天王像の修復、その後は、戸次道雪公や立花宗茂公が眠る御霊屋のお墓ならびにお堂の修復、鐘楼(現在は鼓楼として使用中)の修復、奥座敷の修復と残りの諸堂ならびに会館を整備し、建物の復活を目指します。

 

また、参拝者や訪問者が、お寺で一時を過ごし、楽しめた、元気になれた、癒された等、活力が復活できるような場所作りを目指します。

 

現在、仏教ならびに黄檗宗関係、戸次道雪や立花宗茂、その家臣などの立花家関係、福嚴寺にお墓がある文芸者、檀一雄、長谷健、木村緑平関係の書籍を本堂で閲覧できるようにしています。その他、大人から子どもまで楽しめるようなカードゲームやボードゲームができるような場所作りを計画中です。座禅会、作業療法士による健康増進のための健康体操は定期的に開催しています。これからは、ヨガや曼荼羅体験などさまざまなイベント、マルシェ、子育てや各種相談会なども開催できればと思っています。

 

これまで福嚴寺をご存じだった方も、今回福寺を知っていただいた方も、ぜひお寺に参拝に、学びに、遊びに、癒されに、ぼーっとしに来られることを心よりお待ちしています。また、遠方でなかなか足を運んでいただくことができない方にも、ホームページやSNSを充足し、日々の生活の中で身近に感じていただけたらと思います。今後もさらなる復活の場所として進化できるよう精進していきますので、今後もさまざまな形で福嚴寺を支援、応援していただけたら幸いです。

 

 

 

さいごに

 

 

はじめまして。福寺副住職 龍岡隆道と申します。

 

寺は、関ケ原の合戦で西軍に組し、敗戦後改易されましたが、再び大名へと返り咲き、なおかつ唯一旧領へと復帰した“復活”の大名立花宗茂が眠るお寺です。

 

10年ほど前からお寺の“復活”を目指し、本堂、開山堂、山門と改修をしてきましたが、社会情勢の変化、地域の過疎化、物資の高騰などさまざまな状況の変化によりお寺の修復を続けていくことがだんだんと難しくなってきました。

 

今回、お寺の守護にあたられる仏様の修復のためのクラウドファンディングに挑戦することで、多くの方に知っていただき、たくさんの良縁を結ばせていただければと思っています。ぜひお寺の“復活”にご支援いただき、お越し頂いた際には心も体も“復活”して帰っていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

応援メッセージ   

 

立花 寛茂様

立花家17代 柳川藩主

立花邸 御花 会長

福嚴寺の御霊屋に手を合わせていると、立花道雪公及び宗茂公をはじめとする偉大なご先祖さまの想いを確かにそこに感じることができ、清らかな気持ちで前を向くことができる。 福嚴寺は、そんな自らの原点に帰れる大切な場所です。 


立花家のお盆では、毎年ご先祖様だけではなく戸次道雪公の初陣から戊辰戦争までの340年間に立花家を支えて戦没した家臣を供養しており、福嚴寺の本堂には一人一人の名前が現在も記されています。人を想う心を忘れず、黄檗宗を大切にしてきた歴代藩主の想いに触れられる場所です。このクラウドファンディングの取り組みが、多くの方にとって福嚴寺の魅力を知る大きなきっかけとなることを願っております。 


新しいものを作るのは勿論、古い重要なものを残していくためにはさらにお金がかかります。皆様方のご理解ご支援を何卒よろしくお願いします。

 


 

檀 ふみ様

福嚴寺さんには、私の父・檀一雄が眠っております。「無頼派」「破滅型」と呼ばれ、日ごろ「神も仏もあるものか」と嘯いていた父ですが、故郷の柳川にある福嚴寺さんには特別な思い入れがあったらしく、生前にお墓の区画を分けていただき、墓碑銘まで用意していました。


名刹です。福嚴寺さんの穏やかさに包まれると、父がここに眠るのを望んだわけが、よくわかります。柳川という美しい町に、こうしたお寺がひっそりと佇んでいることを、誇らしく思います。ただ、この静謐を維持するには、檀家(ダンケも含むダンカ)だけでは限界にきているのも事実です。


ことに天王殿の観音さま方のあまりのおいたわしさには、胸が塞がる思いです。


小さなお志でけっこうです。多くの皆さまに聖観音さまのことを心配していただきたく思います。そして皆さまには、ぜひいつか柳川にいらしていただきたい。ひとりひとりのお力で甦った聖観音さまは、きっと格別な微笑みを浮かべていらっしゃるに違いありません。

 


 

錦織 亮介様

筑後の名刹 黄檗宗福厳寺 
 

江戸時代の1654年、中国第一の高僧隠元禅師が弟子20人を伴い長崎を訪れた。これは国家的大事件であった。九州の大名のなかでも、とりわけ柳川藩主立花忠茂の行動は早く直ちに隠元に面会している。黄檗宗は明代の新しい仏教であるが、忠茂はその教理に加えて明代の諸文化・芸術に強い関心をもったのであろう。これを機に忠茂・鑑虎の時代には柳川藩内には40ケ寺もの黄檗寺院が建てられ、その筆頭格の寺が鉄文禅師を開山とする福厳禅寺であった。


創建時の福厳禅寺は、中国色が強い伽藍を明代風の仏像や書画で飾り、中国音の読経が聞こえる異国風の寺院であり、多くの人たちの耳目を集め、それは今にまで続いている。


創建以来300年余り、ほぼその寺観を保ち、寺宝の数々を伝承してきたことは偶然ではない。伝えるという事は、日々の読経や供養、雨風・塵埃・虫鼠から保護と修復という、300年にわたる住職や檀徒の方々の絶え間ない尽力と労苦に他ならない。今日にまで伝えられたものを明日へとつなぐ仕事は、今に生きる私たちのつとめであり、これによって私たちも歴史の中につらなることになるのであろう。

 


 

楠井 隆志様

福岡県文化振興課参事

福厳寺開堂350年、心からお祝い申し上げます。
350年とは途方も無い歳月です。ただ時間が流れて350年過ぎたのではなく、開堂や遠忌の50年、100年といった歴史の節目に福厳寺と所縁のある人々が同心合力し、傷んだ建物や仏像、掛軸を直すなどしてお寺の歴史を大事に紡いできたのです。


このたび、龍岡信道住職と隆道副住職が一心発起され、天王殿の聖観音像と四天王像の修復のためのクラウドファンディングに取り組むことを決断されました。


面長でふっくら頬の聖観音像は、ご本尊の釈迦如来像とお顔がよく似ています。両肩にかかる衣が左右対称に波打つところ、腹前に内衣をのぞかせ紐で締めるところ、両足に同心円状の曲線を表すところなど、まさに「ザ・黄檗スタイル」のみほとけです。


下半身マッチョで短足の四天王像は、邪鬼ではなく天衣を踏みつけています。増長天と多聞天は兜の頂上に中国風の房飾りを付けています。大本山萬福寺の范道生作韋駄天像を強く意識した姿かたちを見せています。


残念なことに、どの像も表面の荒れや接合のゆるみが進んでいます。とくに、聖観音像の光背はバラバラとなり、台座はいつ崩れてもおかしくない状態です。このままだと2074年の人々へ引き渡すことができません。


このプロジェクトに一人でも多くの方々からご支援いただき、ご住職と副住職の大願が一日でも早く成就されますよう祈っています。

 


 ご留意事項

 

※ご支援確定後(第一目標達成後)の返金やキャンセルは、ご対応致しかねますので、何卒ご了承ください。
※支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合がございます。あらかじめご承知おきください。

※本プロジェクトのリターンのうち、有効期限を設けている体験型のリターンについて、有効期限内にやむを得ない事情によりご案内が困難になった場合には、有効期間について個別に調整させていただくこととし、ご返金は致しかねますのでご了承ください。

※本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関するリターンの条件詳細については、リンク先(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「支援契約」の中にある「●命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。

プロジェクト実行責任者:
福嚴寺
プロジェクト実施完了日:
2026年12月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

福嚴寺が聖観音の修復費用の一部として使用させていただきます。 READYFORへの手数料として22%(税込)をお支払いさせていただきます。

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プロフィール

はじめは筑前立花山の麓にあった曹洞宗の寺院でしたが、天正15年(1587)、初代柳川藩主・立花宗茂が柳川に城を構えた際、立花家の菩提寺として、ともに柳川へ移されました。寛文9年(1669)、3代藩主・鑑虎により臨済宗黄檗派に転ぜられ、寺名を梅岳山福厳寺と改めます。開山には、柳川藩出身の高僧で、黄檗山萬福寺(京都府宇治市)2世・木庵の法弟である鉄文が迎えられ、延宝2年(1674)には、萬福寺にならった諸堂諸仏が盛大に披かれました。2024年の本年は、開堂350年に当たります。本堂裏手にある立花家の御霊屋には、立花家初代・戸次道雪、初代柳川藩主・立花宗茂、そして歴代柳川藩主および家族たちが眠られています。また、墓所には他に、檀一雄、長谷健、木村緑平といった柳川が誇る偉人の方々も眠られています。本堂には、ご本尊の釈迦牟尼佛と両脇の迦葉、阿難尊者とともに、改宗前の薬師如来がいらっしゃいます。

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リターン

5,000+システム利用料


【A】聖観音記念御朱印

【A】聖観音記念御朱印

●お礼状
●聖観音記念御朱印

支援者
2人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年2月

10,000+システム利用料


【B】聖観音記念御朱印+お守り

【B】聖観音記念御朱印+お守り

●お礼状
●聖観音記念御朱印
●お守り(いずれか1点)
1)日田杉のお守り(韋駄天)※カードサイズ
2)福嚴寺銀杏入お守り(緑:こども守)
3)福嚴寺銀杏入りお守り(オレンジ:健康守)
4)福嚴寺銀杏入りお守り(赤:絆守)

支援者
9人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年2月

20,000+システム利用料


【C】日田杉のお守り(福嚴寺ご本尊)

【C】日田杉のお守り(福嚴寺ご本尊)

●お礼状
●聖観音記念御朱印
●中津江杉のお守り(福嚴寺ご本尊)※お札サイズ

支援者
3人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年2月

30,000+システム利用料


【D】ありがとう曼荼羅ご自宅体験セット

【D】ありがとう曼荼羅ご自宅体験セット

●お礼状
●聖観音記念御朱印
●ありがとう曼荼羅ご自宅体験セット
7種類の図柄の中からいずれか1セット発送になります。作り方を同封しますが、塗り絵になっていますので自由にお楽しみください。 

※画像はイメージです。

ーーーーー
仏様が宿る言葉で創る「ありがとう曼荼羅」
ありがとう曼荼羅は、「ありがとう」の5文字を円の中心から外に向かって描く開運画です。曼荼羅を描くことによって写経や瞑想の時のような、自分の内側にある宇宙とつながる時間を過ごせます。

支援者
0人
在庫数
50
発送完了予定月
2025年2月

50,000+システム利用料


【E】開運エコバッグ(先代住職弘道画)

【E】開運エコバッグ(先代住職弘道画)

●お礼状
●聖観音記念御朱印
●日田杉のお守り(福嚴寺ご本尊)※お札サイズ
●開運エコバッグ

支援者
4人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年2月

100,000+システム利用料


【F】座禅体験+ありがとう曼荼羅体験 【2024年12月31日(火)21時実施】

【F】座禅体験+ありがとう曼荼羅体験 【2024年12月31日(火)21時実施】

●お礼状
●聖観音記念御朱印
●日田杉のお守り(福嚴寺ご本尊)※お札サイズ
●開運エコバッグ
●座禅体験 *
●ありがとう曼荼羅体験 *

*参加人数:1組2名様まで。
実施日程:2024年12月31日(火)21時から2時間程度。
詳細のご連絡:2024年11月末まで。
福嚴寺までの交通費・宿泊費はご負担ください。

支援者
0人
在庫数
6
発送完了予定月
2025年2月

100,000+システム利用料


【G】座禅体験+ありがとう曼荼羅体験 【2025年2月8日〜11日の中の1日:14時〜実施】

【G】座禅体験+ありがとう曼荼羅体験 【2025年2月8日〜11日の中の1日:14時〜実施】

●お礼状
●聖観音記念御朱印
●日田杉のお守り(福嚴寺ご本尊)※お札サイズ
●開運エコバッグ
●座禅体験 *
●ありがとう曼荼羅体験 *

*参加人数:1組2名様まで。
実施日程:2025年2月8日(土)〜11日(火)の中の1日:14時から2時間程度。
詳細のご連絡:2024年12月末まで。
福嚴寺までの交通費・宿泊費はご負担ください。

支援者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年2月

100,000+システム利用料


【H】座禅体験+十文字写経体験

【H】座禅体験+十文字写経体験

●お礼状
●聖観音記念御朱印
●日田杉のお守り(福嚴寺ご本尊)※お札サイズ
●開運エコバッグ
●座禅体験 *
●十文字写経体験 *

*参加人数:1組6名様まで。
2025年2月1日〜2月28日までの間で日程を個別で調整させていただきます。詳細は2024年12月末までにご連絡いたします。
福嚴寺までの交通費・宿泊費はご負担ください。

支援者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年2月

150,000+システム利用料


【I】副住職による堂内および立花家御霊屋・著名人のお墓の説明  【非公開エリアも含む】

【I】副住職による堂内および立花家御霊屋・著名人のお墓の説明 【非公開エリアも含む】

●お礼状
●聖観音記念御朱印
●日田杉のお守り(福嚴寺ご本尊)※お札サイズ
●開運エコバッグ
●座禅体験 *
●副住職による堂内および立花家御霊屋・著名人のお墓の説明  ※非公開エリアも含む

*参加人数:1組6名様まで。
2025年2月1日〜2月28日までの間で日程を個別で調整させていただきます。詳細は2024年12月末までにご連絡いたします。
福嚴寺までの交通費・宿泊費はご負担ください。

支援者
0人
在庫数
5
発送完了予定月
2025年2月

200,000+システム利用料


【J】座禅体験+写経体験+副住職によるお寺案内 (Iコースの内容)

【J】座禅体験+写経体験+副住職によるお寺案内 (Iコースの内容)

●お礼状
●聖観音記念御朱印
●日田杉のお守り(福嚴寺ご本尊)※お札サイズ
●開運エコバッグ
●座禅体験 *
●写経体験 *
●副住職による堂内および立花家御霊屋・著名人のお墓の説明  ※非公開エリアも含む *

*参加人数:1組2名様まで。
2025年2月1日〜2月28日までの間で日程を個別で調整させていただきます。詳細は2024年12月末までにご連絡いたします。
福嚴寺までの交通費・宿泊費はご負担ください。

支援者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年2月

500,000+システム利用料


【K】立花宗茂公祥月命日法要ならびに新年大般若転読祈願法要へご招待【2025年1月15日(水)】

【K】立花宗茂公祥月命日法要ならびに新年大般若転読祈願法要へご招待【2025年1月15日(水)】

●お礼状
●聖観音記念御朱印
●日田杉のお守り(福嚴寺ご本尊)※お札サイズ
●開運エコバッグ
●立花宗茂公祥月命日法要ならびに新年大般若転読祈願法要へご招待 *

*参加人数:1組6名様まで。
実施日程:2025年1月15日(水)。
詳細のご連絡:2024年12月15日まで。
福嚴寺までの交通費・宿泊費はご負担ください。

支援者
0人
在庫数
10
発送完了予定月
2025年2月

5,000+システム利用料


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【L】お気持ち応援|5千円

●お礼状
●ホームページにお名前掲載(希望制)

※一度に複数口でのご支援も可能です。

支援者
3人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年2月

10,000+システム利用料


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【M】お気持ち応援|1万円

●お礼状
●ホームページにお名前掲載(希望制)

※一度に複数口でのご支援も可能です。

支援者
7人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年2月

30,000+システム利用料


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【N】お気持ち応援|3万円

●お礼状
●ホームページにお名前掲載(希望制)

※一度に複数口でのご支援も可能です。

支援者
4人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年2月

100,000+システム利用料


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【O】お気持ち応援|10万円

●お礼状
●ホームページにお名前掲載(希望制)

※一度に複数口でのご支援も可能です。

支援者
2人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年2月

300,000+システム利用料


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【P】お気持ち応援|30万円

●お礼状
●ホームページにお名前掲載(希望制)

※一度に複数口でのご支援も可能です。

支援者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年2月

1,000,000+システム利用料


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【Q】お気持ち応援|100万円

●お礼状
●ホームページにお名前掲載(希望制)

※一度に複数口でのご支援も可能です。

支援者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年2月

プロフィール

はじめは筑前立花山の麓にあった曹洞宗の寺院でしたが、天正15年(1587)、初代柳川藩主・立花宗茂が柳川に城を構えた際、立花家の菩提寺として、ともに柳川へ移されました。寛文9年(1669)、3代藩主・鑑虎により臨済宗黄檗派に転ぜられ、寺名を梅岳山福厳寺と改めます。開山には、柳川藩出身の高僧で、黄檗山萬福寺(京都府宇治市)2世・木庵の法弟である鉄文が迎えられ、延宝2年(1674)には、萬福寺にならった諸堂諸仏が盛大に披かれました。2024年の本年は、開堂350年に当たります。本堂裏手にある立花家の御霊屋には、立花家初代・戸次道雪、初代柳川藩主・立花宗茂、そして歴代柳川藩主および家族たちが眠られています。また、墓所には他に、檀一雄、長谷健、木村緑平といった柳川が誇る偉人の方々も眠られています。本堂には、ご本尊の釈迦牟尼佛と両脇の迦葉、阿難尊者とともに、改宗前の薬師如来がいらっしゃいます。

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