スポールブール日本代表チームは選手3名、コーチ・スタッフ陣3名の合計6名。

 

選手3名は約1年半前にこの世界選手権に向けて悲願だったチームでの準備をするために結成したブールスポーツさいたまのメンバーだ。

 

スポールブールは発展途上のためその成長とともに日本代表に求められる意義が変化する。

 

ブールスポーツさいたまでは約1年半の間

日本代表とは何か?

日本代表に求められる技術と戦略とは。

スランプとは?

上達するのに必要な言動は?

ゾーンに入り準備とは?

今日の練習は何をするべきか?

世界選手権に出場する意義は?

等多くの議論を重ねてきたためその変化に柔軟に対応でき、見事1年間に及ぶ選考を勝ち取り世界選手権に向けて勝負のためのスタート台にたち、さらにチームとしての準備に時間を費やしこの世界選手権の場に立っている。

 

 

 

熊野選手はあるべき日本代表の姿を自ら設定し世界選手権を経験にするために今回できる最大限の準備をして世界選手権に挑んだ。

その準備の結果、世界選手権ではダブルスのティールを任せられる程に成長し、ティールを勝負どころで成功させる等たくましい姿に同じ日本代表として誇りを感じた。

またラピット種目では兼坂選手と共に歴代日本代表最高記録で見事予選突破という成果を残した。ダブルスのティーラーでの出場の可能性やラピットでの出場は世界選手権間近に私の監督としての経験に基づく直感の決断であったが、熊野選手の準備が日本代表の選択肢を広げ、世界選手権での経験と成果に繋がった。

今後も今回の世界選手権をスタートと捉えているため更なる邁進が期待できる。

 

兼坂選手はジュニア日本代表におさまらず実力で日本代表を獲得した。

ラピット一本の出場だったが、自ら考えながらもコーチの意見も取り入れ、体格の変化、フットオーバー、ステップ対策、リリース対策等多くの課題を克服して世界選手権に挑んだ。

アスリートに必要な本番に最大限の力を出すことが今大会でできた事は、本人の日々の努力の成果だろう。今後求められるレベルは今とは比にならないが、いい環境で成長する事で大化けする可能性に秀でているのは言うまでもない。

 

​上  熊野選手・兼坂選手

 

下  阿部選手

 

今回の日本代表を語る上で、欠かせないのが阿部テクニカルコーチである。

今年ダブルス日本選手権優勝の経歴を持ちながら日本代表コーチが決定するとコーチ業に専念した。選手には毎日の練習が課せられたが、その時間以上にフォームの研究をしていた事はその分析力、指摘から容易に想像できた。

世界選手権ではタイムアウト時の指示にとどまらず試合中も常に試合に入り込み指示を行い選手がプレーに集中できる環境をつくりあげた。

ポワンテの立ち位置からフォーム微調整、戦術の指示等、ベンチと共に相手と闘う事は勝利への確率を確実にあげた。選手との信頼感は準備の賜物だろう。

まさに阿部コーチ無くして日本代表チームの躍進はなかったと断言できる。

阿部コーチの経験は今後日本スポールブール界発展のキーポイントとなるだろう。

 

ブールスポーツさいたま以外にもブールスポーツ白山からジュニア代表監督である渡邉メンタル・コンディションコーチが帯同した。

この方の役目も大きく専門知識と技術を軸に選手負担を軽減しベストパフォーマンスをだせる環境をつくりあげた。

また裏方にも徹して日本においても選手のストレスを和らげる等、選手が準備に集中できる環境をつくりあげたのは、MVP級の活躍であった。この準備を含めた日本代表チームでの経験をジュニア監督でも活かしてスポールブール介を更なる発展へと導いてくれるだろう。

 

ブールスポーツ三郷の小林総務担当も同会場で行われた女子世界選手権での経験を活かして、日本の躍進に大きく寄与したのは間違いないだろう。

特に対戦相手の過去の情報や、コート別の特質等、戦略・戦術決定に大きな情報限となった。

特に海外に慣れていない日本代表チームが多数いるなかで数ヶ国語話せる人材がいることはチーム全体にとって大きな安心感となった。

 

各々がスポールブール界のために世界選手権での日本代表として今何をやるべきなのか。

 

その最低限の成果が予想突破【ベスト16】である。

 

もし全種目予選敗退していたら・・・

我々は何の準備をし何をしにここに来たのだろう。試合が近づくにつれてその恐怖が近づいてきた。

 

この世界選手権はまさに我々の存在意義をかけた闘いなのである。

 

プログレッシブ編に続く

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