[パタネモストーリー] ベネズエラからのメッセージ

カカオシェアーズが立ち上げたクラウドファンディングにご支援、ご賛同いただきありがとうございます！

日本とベネズエラの架け橋になりたいと活動しているカカオシェアーズは、毎日ベネズエラのパタネモ村にいるパートナーとコミュニケーションを欠かしません。プロジェクトチームのベネズエラ側の窓口である、アンジェリカ・パヴァーニさんをご紹介します。

 

質の高い美味しいカカオで知られているベネズエラのカカオは、生産拠点であるカカオ農家の丁寧な生産環境に由来します。政治情勢の問題から、経済的に厳しい状況に置かれているベネズエラですが、パタネモ村は、コロナ禍の厳しい環境の中でも、黙々とカカオ生産に全力を尽くしているそうです。

 

パタネモ村の、今の様子をアンジェリカさんに聞かせてもらいました。

 

ーーー現在のパタネモ村の様子を聞かせてください

 

カカオ豆については「収穫後の工程」に当たる、発酵と乾燥のプロセスを行っている最中です。同時に、村ではサトウキビの収穫も行っています。

 

 

ーーー世界的なパンデミックの状況において、今のベネズエラそしてパタネモ村の様子はどのような状況ですか？

 

ベネズエラは長い間経済政策上、非常に問題を抱えている状態です。しかし、そんな中でもある一定の数の人たちが、様々な逆境を克服して、紛争や脅威に直面しても、前向きな姿勢を保てるように、国民一人一人の協力を仰ぎ、乗り切るために貢献してきました。

 

今回のパンデミックにおいても、国が明確な政策を持っていないにもかかわらず、状況をコントロールする責任を国民それぞれが担っている状況です。

 

パタネモ村は、中心都市から離れた場所に住んでいるため、パンデミックの時期になっても感染者が少ないのが特徴で、穀物や野菜、魚などのバランス良い食生活が免疫力を高めていると考えられています。

 

ーーーアンジェリカさんのパタネモにおける夢やゴールは何でしょうか？

 

私たちカカオ・サンフランシスコ（アンジェリカさんたちがいるパタネモ村のカカオビジネスを支援する組織名）の主な活動目的は、パタネモ地域のカカオ生産会社として、伝統的に生産している農家に対してだけでなく、カカオビジネスへの新規参入者グループにも、適正な農業規範のトレーニングを通じて生産レベルを向上させることです。

 

ーーーアンジェリカさんから、このクラウドファンディングにご支援、ご賛同くださっている日本の皆さんへ、メッセージをお願いします

 

私自身、移民の家系で、代々農業を営んできました。ベネズエラの発展には、この土地で生産、再生可能なすべての資源を生かしたものづくりにあると思っています。

 

「カカオの原種」と呼ばれているパタネモ・カカオの素晴らしい部分を変えることなく、より効率的な新技術を導入することで、この国の発展に貢献したいと思っています。

 

そのためにも、ぜひこのクラウドファンディングを成功させ、多くの農民たちに、経験と知識を与えたい。そのためにぜひ皆様のお力をお貸し願いたいと思っています。ご協力お願いします。