プロジェクト概要

プロジェクトの終了が報告されました
カンボジアの学生を日本に招待し、教育の大切さを伝え貧富の差をなくしたい。

 

ページをご覧いただきありがとうございます、NPO法人アクロスの仙崎裕右です。(NPO法人アクロスは、英語研修部門の「アクロス」と国際支援部門の「e-dream-s」が統合し、今年新たに設立しました。)

 

英語教員の会員が多いアクロスは、自分たちが取り組む支援としてまず英語教育の改善をしようと考えました。経済の大きな部分を海外からの支援に頼っているカンボジアでは、英語が使えるかどうかがその生徒の人生に大きく影響するからです。

 

そこで4年にわたって、英語の教科書を寄贈してきました。そして支援している地域の学校全てに支援を行ったことでいったん教科書支援を終え、現在は奨学金の寄贈などを行っています。

2017年1月、Readyforにて皆さまのご支援をいただき、支援先の高校を卒業した女子生徒を1名、日本に招き、関西・関東での学校訪問やホームステイなどを通して日本を体験してもらいました。このプロジェクトは招待した生徒だけでなく、カンボジアの子どもたち、日本の子どもたちにも大きな影響を与えました。

 

そこで今回、前年の反響も踏まえ、新たに2名の卒業生(大学生)を日本に招き、日本の学生たちと交流を持つ機会を作りたいと思います。カンボジアの子どもたちに教育の大切さを広めるため、そして日本の子どもたちにも国際交流の機会をもってもらうため応援よろしくお願いいたします!

 

A17c9aaa61e80a1bf71d0d850af4e5baa9800bbd
日本の大学生と紙風船の説明をするSinさん

 

教育よりもお金稼ぎを。その考えが貧富の格差をますます拡大させています。

 

カンボジアでは長く続いた内戦の後、都会部ではイオンや高級自動車ディーラーのお店が立ち並んだりと、目覚ましい経済発展を遂げました。しかし一歩裏通りに入ると数十年前と変わらないままの町の雰囲気が残っており、昔よりも貧富の差は拡大しています。

教育についても、iPadを持ちながら学校に向かう子どもがいる一方で、アンコールワットなどの観光地や寺院では、学校に通わず、観光客に花や野菜、魚などの物を売って家計を支える子どもたちもいます。

 

カンボジアの家庭では、今もなかなか教育が定着しにくい状況があります。特に女性は、学校に行くよりも家の手伝いをしなさいと言われます。そういった教育に理解の少ないことが、貧富の格差をますます拡大させています。

 

そこで私たちは、2011年から4年にわたってプノンペンのコンポンチャム州の4つの学校に、延べ6000冊の英語の教科書を届けてきました。勉強を頑張って続けるモチベーションの維持のため、カンボジアでは学期ごとに試験の優秀な生徒に少額の奨学金を与える風習があります。私たちは、その奨学金の資金の援助も行っています。

 

A17c9aaa61e80a1bf71d0d850af4e5baa9800bbd
観光の船にたらいのボートで物を売りに来る小さな子どもたち

 

【第1弾】日本へ招待プロジェクト!現地や日本の子どもにも大きな影響に。

 

私たちは、奨学金をもらって勉強を頑張ってきた子どもたちにさらなる支援をと考え、日本に招くプロジェクトを立ち上げ、第1弾としてSin Sreyneth(シン スレイネス)さんを日本へ招待しました。

 

今年1月に来日したSin Sreynethさん


今年1月、Sinさんは来日し、大阪・東京の会員宅にホームステイしながら、観光をし、中学・高校を訪れてカンボジアについて生徒たちに紹介したり、日本の生徒たちと周辺観光を一緒にしたりと交流を持ってもらいました。

帰国後、母校の後輩たちに頑張れば夢はかなうこと、勉強をコツコツやる大切さを伝えてくれました。そして、新たに今回実施するプロジェクトに関しても大いに後輩たちに話をして、薦めてくれています。地域での先駆者として、後輩たち、特に女子学生たちにメッセージを送り続けてくれています。

 

また本人にも大きな影響がありました。sinさんによると、日本に来たことで、新たな目標ができたというのです。これまでは漠然と薬剤師になりたいとだけ思っていたのが、さらに勉学を続け、日本に留学して薬学を深めたいと思うようになったそうです。現在も大学で勉強を頑張ってくれています。

 

 


もう一つ、このプロジェクトで伝えたいことがあります。

それは、日本の中高生にとっても、Sinさんとの交流が大きなものであったということです。日本の公立の中学・高校ではまだまだ外国の方とじかに触れ合う機会はほとんどありません。

 

同じアジアで、年が近く同じ目線で話の出来るお姉さんと一緒に英語を使って話をしたり、紹介を聞いたりした経験は初めてで、日本の子どもたちにも、英語が世界で広く使える言語であるということ、発音をはじめ英語にも地域によって少しずつ違うことを肌で感じてくれたようです。

 

生徒の感想にも「普段聞いて話していた英語とは少し発音が違っていて、国によってひとことに“英語”といってもいろいろあるんだと初めて知りました。将来の夢のことなど、私のつたない英語にも笑顔で対応してくれて嬉しかったです。」と言ってくれているので、日本の子どもたちにも、英語を学ぶモチベーションにつながり、大きなプラスになってくれました。

 

日本の高校生たちと

 

第二弾は2名の大学生を日本へ招待します!

 

今回、日本に招くプロジェクト第二弾として支援学校の2人の卒業生(大学生)を日本に招待します。


現在すでに、現地で希望者の募集を行っています。10月初めに書類と面接(Skype)をして候補者を決定します。来年1月、来日した学生たちを福岡、大阪、東京に招き、交流を行う予定です。

 

A17c9aaa61e80a1bf71d0d850af4e5baa9800bbd
大阪の中学校でカンボジアについて紹介するSinさん

 

招待した生徒たちから教育の輪を広げていきたい。

 

カンボジアでは、教育(特に英語教育)の重要性はますます高まってきており、勉強をきちんとして上級の学校に進んだかどうかが、子どもたちの将来に大きく影響を与えてきています。

今回のプロジェクトを通し、カンボジアの学生に機会を与え、努力すれば報われる、英語を使えることがどれだけ大きな武器になるのかを知ってもらえればと思います。また、Sinさんのように彼女たちが新たな教育の語り部となり、後輩たち、地域の子どもたちにとっての良いお手本になってくれることを願っています。

そして、日本の生徒たちにも、英語を勉強することで、さまざまな国の人たちとつながることができることがわかる良い機会です。

カンボジアの人々に教育の大切さを理解してもらうため、日本の子どもたちのため、皆様からの温かいご支援をよろしくお願いします。

 

皆様からの温かいご支援をお待ちしております。

 


最新の新着情報