せまいケージにとじこめられていたなんてわたしにはたえられない

 

わたしは将来よしおさんの足をなおせるりっぱなじゅういしになりたいです。

そしてひとつでも多く、どうぶつのいのちをすくいたいです。

 

 

2年前、オハナに来たとき、よしおさんに出会いびっくりしました。

 

 

背中がすごく曲がっていて、後ろ足がうごかせなくなっていました。

ささえないとごはんが食べられず、すぐころんでしまうので、うまくお水も飲めませんでした。

わたしのかっている犬とは大ちがいで、どうしてだろうと思いました。

 

 

スタッフにきいたら「せまいケージにとじこめられてそだったからかな」と言っていました。

せまいケージにとじこめられていたなんて、わたしにはとてもたえられません。どうしてこんなことがおきるんだろうと思いました。

 

 

 

 

よしおさんは、ほっさがおきたり、ぼうこうえんになったり、体が弱く、薬がひつようです。

 

 

でも、お薬代は高くてたいへんです。とスタッフとお母さんが話しているのを聞いて、お年玉やおこづかいをぜんぶぼきんしました。

それでもまだまだ何万円、いや何おく円もたりず、おかしのあき箱をつかって、ぼきんばこを作り、ぼきんを集めています。

 

 

よしおさんだけじゃなく、びょういんに行かなければいけない犬やねこはたくさんいるので、わたしのぼきんではまだまだ足りません。

 

 

みなさん、ご協力おねがいします。

 

 

でも、どうしてリスタでは、毎日犬やねこをたすけているのに、ほけんじょにつれていかれる犬やねこがふえるのですか？

 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　藁谷 杏月 8歳

 

 

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サロンの大切なお客様「杏月ちゃん」からメッセージをいただきました。

 

どうして保健所に連れて行かれる犬や猫がふえるのか・・・

 

このまっすぐな疑問が胸にグサッときます。

 

 

「保護」するということは、対症療法

「不妊去勢手術」は、元を絶つこと

でも根本的な解決方法は、人間教育なのかもしれません。

 

 

８歳の女の子が、これだけの解決方法を考えられるのです。

 

「お薬代が大変だから募金を集めよう」

「病気を治し、動物の命を救いたいから獣医師になろう」

「メッセージを書いて募金を呼びかけよう」　って。

 

すべての人にこれだけの解決能力があれば、多頭飼育崩壊や保健所の殺処分は起こらないことなのかもしれません。

 

 

杏月ちゃんは、時々よしおさんに手紙を書いてきてくれます。

 

「大人になったら保護施設をやります」って書いてくれたこともありました。

 

杏月ちゃんが大人になった頃、私たちはどれだけ不幸な犬猫を減らしていられるでしょう。

 

 

この、保護活動っていうのは、私たちとは真逆の犬猫の扱い方の方を相手にしなければいけず、また、資金繰りも本当に大変なことです。

 

杏月ちゃんが大人になり、獣医師になったときには、保護施設をやる必要がない世の中であってほしい。

 

不幸な動物を助けるのではなくて、家庭で大切にされている犬猫が、家族と生活の質高く・長く、共に暮らしていけるサポートをしてくれる獣医さんになってくれたらいいな。

 

 

ＬＹＳＴＡやＯｈａｎａに関わっているお子さんたちが、命を大切に想い成長されていくのをみていると、活動を始め、Ｏｈａｎａを作って良かった、と、心がほっこりします。

 

 

杏月ちゃんのメッセージに応え、支援してくださる方が増え、杏月ちゃんに「メッセージ書いてよかった」と思わせてあげることができたらうれしいです。

 

 

大人のわたし、がんばろう！！！