メイン画像の子。下半身付随の子猫「たま」の保護 〜その４｜リハビリ〜

診察の結果、完全に歩けるようになることは難しいだろうということでした。今は排泄はそこそこしっかりできていても、いずれ圧迫排尿が必要になるかもしれない。

 

足の傷から身体への負担が出るようであれば切断も考えなければいけない。

 

ですが、まだ子猫のたま。身体を支えるぐらいには筋力がつくかもしれない。正しい角度に足を置くことを覚えたら引きずった時の皮膚へのダメージはなくなるかもしれない。

 

 

 

「たまちゃんに、自分には足があるんだということを忘れないでほしい。

自分で踏み出す歩き方を忘れなければ片足は動くようになるかもしれないから」

 

 

 

 

先生から心強い言葉をもらい、たまリハビリ開始です！

 

 

｜病院でのリハビリ 

 

足の傷もすっかり良くなった！おむつを履いてお洋服も着て歩行訓練スタート！

 

 

まずは毎回測っていただいた筋肉量測定。しっかり筋肉つけて太くしていかなければいけません。

 

 

動かさないのでガチガチに固まってしまっている筋肉をほぐすため、電気をあててもらいます。

 

リハビリが嫌いなたまでしたが、先生のことが大好きで、抱っこされて行うリハビリ時はいつもうっとり寝ていました笑

 

 

関節の可動域も毎回チェック。身体中をほぐしながらの屈伸運動です。

 

この頃は反射反応などは全く見られず、肉球を強く押しても無反応。痛覚も全く無い状態でした。

 

とにかく大事なのは肉球に刺激を与えること。何かに触れているんだ、足があるんだと認識させること。イガイガの上を支えながら歩かせます。

※たまはこれが大嫌いでした

 

 

少しでも、ほんの少しでも障害物を超えれたらたまの世界は広がるはず。最初は支えていても1つも超えることができず、とまどいの表情のたまを見るのはつらかったです。

 

 

後ろ足を鍛えながら前足の筋力アップトレーニングも開始。

足を正しいポジションにしてやり、ゆっさゆっさすると前足でしっかり支えてくれます。これは楽しかったようで長い時間やってもご機嫌でした。

 

 

毎月一回、通院でリハビリを続けていくのですが、毎日の繰り返しが大事なのでしっかり覚えて帰り、シェルターでスタッフに共有。

 

たまにキレられながら、噛みつかれながらのリハビリ、おむつ替え。

スタッフみんなでがんばりました！

 

次の活動報告に続きます。