ご家族からの応援メッセージ：谷畑育子様

クラウドファンディングも残り20日となりました。ゴールまであと一息です。

日本にはまだ馴染みのない「こどもホスピス」。

どんな挑戦もそうだと思いますが、新しいものを作りだすのはなかなか大変です。

皆様のご支援、コメントひとつひとつに日々勇気をいただいています。

本当にありがとうございます。

 

今回、応援メッセージをくださったのは谷畑さんご家族です。

横浜こどもホスピスプロジェクト代表理事・田川の著書「こどもホスピス～限りある小さな命が輝く場所」の中でも、ご家族の大切な思い出を共有してくださいました。

谷畑さんご家族の想いをしっかりと受け止めて、子どもたちそしてご家族の笑顔溢れるこどもホスピスをつくっていきたいと思います。

 

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こんにちは。谷畑育子と申します。

横浜こどもホスピスプロジェクトさんの活動を心から応援しています。

 

8年前に、4才だった長女の瑠璃を難治性小児がん「小児脳幹部グリオーマ」で亡くしました。

悲しみは消える事はないのですが、年月を重ねるごとに楽しかった思い出にも目を向けられるようになってきました。

それは、闘病中にたくさんの方々の支えがあったからこそ、瑠璃と過ごせたかけがえのない時間の思い出です。

 

診断されてすぐに始まった放射線治療のための入院生活は、最初は泣いてばかりいました。それがだんだん、優しい先生や看護師さんに守られて、病棟で仲の良いお友達もできて、土日の自宅での外泊から病院に戻るのを楽しみにするほどになりました。

 

退院して自宅で過ごした4ヶ月の間には、親族、幼稚園の先生やママ達、ご近所さん、みんなが、瑠璃と当時1才だった弟を楽しませようとイベントや旅行を企画してくれました。

 

沖縄の美ら海水族館に連れて行っていただいた事もありました。右足に麻痺があり、ステロイドの影響で体重も増えて歩きたがらず、車椅子で移動していました。でも、水族館に入ってすぐ、ヒトデやナマコに触れられるタッチプールを見つけると、目を輝かせて歩いて向かって行きました。

 

子どもにとっての楽しい事、やりたい事を叶える大切さを、ひしひしと感じる毎日でした。

病気が治るという奇跡は起こらなかったけど、小さな奇跡はたくさん起きて、それが今でも私たち家族が前を向ける力になっているように思います。

 

もちろん悔やまれる事もたくさんあります。その中の一つが、腫瘍が再燃し意識がないまま過ごした2ヶ月間、おうちに帰れなかったこと。

病院でもとても良くしていただいていたけれど、残されたわずかな時間を少しでも家族4人で過ごすことができたなら、またいくつかの小さな奇跡が起きたのではないかと思わずにはいられません。

 

こどもホスピスでは、きっとお子さんとご家族で、たくさんの思い出を作って行かれることでしょう。

そのお手伝いをみんなで出来るなんて本当にステキなことですし、支える方々のお気持ちは、ご家族の大きなパワーになると思います。

 

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谷畑さん、応援ありがとうございます。

「こどもホスピス～限りある小さな命が輝く場所」についてはこちら。

 

クラウドファンディング概要はこちらです。

引き続き、ご支援・ご協力よろしくお願いいたします。