応援メッセージをいただきました♯１

NPO法人チャイルド・ケモ・ハウスの発起人であり、副理事長の田村亜紀子さんから応援メッセージをいただきました。


【田村さんからのメッセージ】

　おおさかチルドレンズクワイアカラフルのみなさん、この度はチャリティーコンサートの開催に向けてご尽力いただきありがとうございます。

　私自身、長男が小児がんと診断された当時はなかなか現実が受け入れられませんでした。病気のことへの不安、家族バラバラの生活、幼稚園や友達との突然のお別れなどいろいろなことを抱える中、健康なお子さんとご家族が遠くの存在のように思えました。
　病院の付き添いの合間に急いでおもちゃ屋さんにおもちゃを買いに走った時に、楽しそうに買い物をするご家族を見てうらやましく自分たちのつらさはわかってもらえないように思ってしまう時もありました。

　でも、カラフルさんのように「みんなでつらいことを乗り越えよう！」というメッセージを送ってくださるお子さんや関係者のみなさんがたくさん増えてくださったら、病気を抱えるお子さんだけでなく様々な苦難に直面している子どもたちと家族の勇気につながると思います。

　病気を抱える子どもと家族が生きやすい社会はどんな人にも生きやすい社会だと思っています。
　そんな社会づくりにこのコンサートを通じてたくさんの方々と一緒に取り組んでいくことができたらとても嬉しいです。


【プロフィール】
1996～2000年多文化共生センタープロジェクトコーディネーター。
2000年第1子出産。2002年長男が神経芽腫(小児がんの一種)と診断され、付添生活を送る。
2005年小児血液・腫瘍分野における人材育成と患児のQOLに関する研究会の立ち上げに加わり、2006年研究会から発足したNPO法人チャイルド・ケモ・ハウスの発起人メンバーとして活動されます。
小児がん治療中でも家族と共に家のように過ごせる施設「チャイルド・ケモ・ハウス」の設立に奔走し、2013年２月に同施設が神戸ポートアイランドに完成されました。
2020年現在、同法人副理事長。小・中学校でのがん教育など講演活動も行われています。