「桜の花は淡いピンク」というのは、今の感覚。ソメイヨシノが全国に普及したのが明治時代といいますから、「花下遊楽図屏風」に描かれている桜が、淡いピンクをしていたとは限りません。

最初の復元をしたときに、専門家に聞いたことがあります。

専門家とは京都の桜守(さくらもり)、佐野藤右衛門さん。京都御所の桜をはじめ、数々の有名な寺社仏閣の桜の健康を管理していらっしゃいます。

 

 

佐野藤右衛門さんは、関東大震災で失われた部分の白黒写真を見て、即答です。
「高砂(たかさご)やな」

どんな桜でしょう。と聞いてみると、図版を見せて下さいました。
確かに花びらがたくさんあって、花のそばには葉っぱもありました。だとすると、現代では濃いピンクの八重桜を思い出すのですが、花は……まっしろ!

 

真っ白な八重桜の「高砂」。

桜の花をめでる宴ではありますが、今の花見とはずいぶんと違う様子になりそうです。
これは復元が楽しみです(^^)

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