いつでもどこでもデモクラシー

　発起人について

 

はじめまして。このプロジェクトの発起人、　山田真吾　と申します。

このページに関心を持って下さり、ありがとうございます。

はじめに自己紹介をさせていただきます。

自分は静岡の地方都市で、中小企業に勤めるサラリーマンです。

勤務先は建築業で、自分は主に空調設備施工の現場管理を担当しております。

高卒で、建築関連の資格はもっておりますが、これから先に述べる政治に関する専門家では決してありません。世間一般の方や専門の先生方から見れば、素人同然の人間です。

10年ほど前から政治制度の歴史に強い関心をもち、細々と勉強をするようになりました。

その中で、以下に書きますが、多くの国が標榜する民主主義が岐路に立たされていることを意識するようになりました。と同時に、これはなにかを変えるチャンスでもあるのではないかと思い、このプロジェクトを想起するようになった次第です。

 

 

 

　”民主主義”の行先・・・？

 

近年、民主主義の閉塞や衰退が声高に主張されるようになってきました。

その原因の一つに、民主主義の理想と現実との乖離があるように思います。

この状況は、ITの発達によってより鮮明になってきました。

 

多くの場合、『選挙で投票に行こう！』という呼びかけによりこの状況が打破されると考えられていますが、本当にそうでしょうか。

これほど価値観が多様化した社会で、すべての有権者が自分の理念にすべて合致する候補者を、しかも自分の選挙区で見つけるのは現実的ではないと言わざるを得ません。

自分が一番大事に思う争点で納得する候補者に投票したとしても、もしほかの争点が自分の意見とは違っていたとしたら…？自分はその候補者の考え方を支持したことになってしまうのでしょうか？

 

問題は、政治の分野で自分の声を出せる場があるかどうかです。

本来はそのために代議士制（議会制民主主義）が存在しているのですが、この制度が多くの声を拾うプラットフォームとして十分に機能しているとは言いづらいかもしれません。

これは政治家の方たちを批判しているわけではありません。

なかには私利を求める方もいらっしゃるかもしれませんが、多くの方は純粋な理念を芯に抱いて活動しておられると信じています。

 

とはいえ、議会とは別に、政治に関して多くの声が一元的に表出するプラットフォームが存在してもよいのではないか？

ITがこれほど普及してきたのであれば、この電子空間にそれをつくりだせないだろうか？

TwitterやFacebookのようにランダムにそれが表出するのではなく、政治に特化したプラットフォームを産みだせないだろうか？

 

これがこのプロジェクトの発想です。

 

 

 

　主権の表明についての新しい考え方

 

実際のところ、システムデザインは全くの素人、法的な問題についても素人のため、助言を必要としています。

以下、基本的な構想を述べますが、調整は必要だと思います。

 

まず、主権を表明するという考え方から、閲覧は自由ですが、発言参加は厳格な登録制とします。

一人が複数のアカウントを持つことはできません。

表示は任意の表示名ですが、登録は実名を含めて個人情報（マイナンバー等？）の登録を必須とします。但し、登録された情報を公開することは基本的にありません。

 

サイト側で大きな分類を設定します。

分類は基本的に各省庁（にまつわるイメージ）ごと、地方自治体ごととします。

 

分類内に利用者自身がスレッドをたてます。

スレッドは概況（景気が良いと思うか等）でもかまいませんし、要望（こういった行政が必要等）でもかまいません。政治が関わるものであれば自由です。

将来的には行政側がスレッドをたてるようになることも期待しています。

似たようなスレッドが立つ場合は、管理者側が利用者と連絡を取り、統合を調整します。

各スレッドは一人一票の選択投票形式としますが、YESかNO以外の選択肢（条件付きのYES等）も各利用者が自由に追加できるようにします。

また、投票画面とは別に、その問題について各人が意見を書き込み閲覧できるページも設けます。これによって自分以外の視点を持つことができるようになることを期待しています。

また、自分の投票をやり直すことを可能とします。民主主義の過程において、議論の結果自分の考え方を調整するのは大切なプロセスだと考えるからです。

 

最後に、ウェブサイト自体はいついかなるときも必ず政治的に中立です。というよりも、白紙の状態です。

政治的な論争においてウェブサイトがいずれかのスタンスをとることはありません。

 

 

支援金の用途：

　・　ウェブシステムのデザイン、立上げ、管理にかかわる費用

　・　法的な問題にかかわる相談費用

 

※　ウェブデザイン会社に相談したところ、概算ですが新しいSNSの立上げには¥20,000,000-ほどの予算が必要であるとの回答でした（過去の実績より）。もちろん詳細をつめて経費削減に努める必要がありますが、このプロジェクトには寄せていただいた支援金のほかに、銀行等の融資も活用する予定です。融資を確保できなかった場合、寄せていただいた支援金の範囲内で、規模を縮小してプロジェクトを実行します。

 

 

 

　すべてのひとがより参画できる政治へ

 

このプロジェクトは、現行の政治制度にとってかわることを意図しているものではありません。

現行の政治制度にはその発展の歴史に伴う正統性があります。

 

このプロジェクトが最終的に期待しているのは、民主主義がより直接的なものとなることです。

歴史を通じて、人間社会は、政治をすべての人間の手にいきわたらせようと奮闘してきました。

情報通信技術が飛躍的に発展し普及した今日、それがまた一段階上のレベルで可能になる素地ができあがったように思えます。

このプロジェクトは、システムの構築からはじまり、社会の認知をはじめとしてたくさんの難しさがありますが、民主主義のいわゆる閉塞や衰退を打破できる一つの方法となるかもしれません。

 

また、このプロジェクトは立法や行政にとっても助けになるのではないかと考えています。

昔から、為政者は民間の声を適切に拾い上げようと腐心してきました。

現状、行政側も自らのアクションで必要な情報を集めておられると思いますが、それは必ずしも効率的ではないかもしれず、業務上の負担も大きいかもしれません。

このプロジェクトが浸透すれば、ボトムアップでの情報収集がより簡便になるかもしれません。

 

 

 

願わくば、すべてのひとが前を向いて社会に参画できる社会となりますように。

そしてこのプロジェクトが、その一助となることを期待しています。

最後まで御覧いただき、本当にありがとうございました。

 

 

【プロジェクト終了要項】