ユキサキチャット相談員の思い

ユキサキチャットには日々、若者からさまざまなSOSが届きます。

その中でユキサキチャット相談員は、若者ひとりひとりに寄り添って、一緒に次の一歩を考えています。

 

今回はそんなユキサキチャット相談員の思いを紹介します。

 

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D×Pに入職したのは2024年4月。これまでも福祉の仕事をしてきて、多少なりとも、生活が苦しい方々の実態や背景は、わかっているつもりでした。

相談対応をしていくと、想像していた何倍も、経済的に困窮している若者たちが、目の前にいました。今の日本でこんなにも「ご飯が食べられていない」若者がいることは、正直ショックでした。

 

大学時代、うつ状態になり、家から出られなくなった時期がありました。バイトもやめて、学校も休学して、社会から置いてけぼりになってしまったような気持ちは、今でも覚えています。

 

さいわい、ご飯を食べて休むことができる環境にあり、回復することができましたが、それは「たまたま」運が良かったからに過ぎないという感覚を、ずっと持っています。違う世界線に自分がいたなら、生きることさえ、難しかったかもしれないと、思います。

 

生まれ育つ家庭や、周囲の環境は、自分で選べるわけではありません。選びようのなかった「たまたま」でご飯が食べられないことがあるなら、あまりにも悲しいことだと思うのです。自分の力でどうにかできることが少ない子どもたち、若者たちは、なおさらです。

 

思想家の内田樹先生が『「お腹がすいた」は共感とか理解でなくて、生き物のベースのところで繋がること』と話されていたことが印象に残っています。人は、ご飯をしっかり食べてから、やっと先のことを考えることができると思うのです。

 

年末年始は、いつもに増して、ご飯が食べられないという相談が増える時期です。

少しでも多くの若者たちへ、まずはご飯を届けて、おなかを満たしてほしい。そのあとに、これからのことを一緒に考えていこうね。そんなふうに思っています。

 

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【暖かい年末年始を届けるために】

本クラウドファンディングは12月20日まで。残りわずかな期間ですが、引き続きご協力をお願いいたします。スタッフ一同、若者たちが暖かい年末年始を迎えられるよう、日々の相談対応や、緊急の食糧発送に備えた配送体制の改善などに取り組んでいます。最後まで全力で取り組んでまいりますので、引き続き応援いただけますと幸いです。

 

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●プロジェクトページ

年末年始に孤立する若者からのSOS｜緊急食糧支援2024 冬

https://readyfor.jp/projects/dxp-sos-nogasanai2024

 

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