先日2月20日から27日まで、昨年11月にアースシップ建築家のマイケルレイノルズ氏を招いたのと同じ徳島県の集落再生交付制度でアメリカ、ニューメキシコ州のEarthshipゲストハウスへ滞在、マイケル氏ともお会いして来ました。

 

最寄りの空港アルバカーキから車を走らせること約3時間半、Earthshipに到着した時にはすでに辺りは真っ暗で車から一歩外に出ると手や耳が痛いくらいの寒さ。 でもゲストハウスの中に入るやいなやフワンと暖かい。 もちろんどこにも暖房器具はありません。 Earthshipの機能の一つとして、年間通し室内の温度が21度前後に保たれるということは知っていたけれど、百聞は一見にしかずとはこのこと。 なんだか手品を見ているようだった。 

 

そして翌日の朝、起きたときもやはり部屋の中はやんわり暖かった。

暖かすぎず、寒すぎず、ちょうど良い心地の体感温度。

 

その日の午後、マイケル氏と彼の右腕の女性アンドレッサが私たち(今回この旅にはコミュニケーターとして友人が同行してくれた)のところへ来てくれ、徳島県美馬市の三頭山で建設するEarthshipのためのミーティングが開かれました。

今までは日本とアメリカとでメールでのやりとりで設計図面や日本での法的な許可のことなど含め進めていたので、今回直接その中間報告や新たなクリアする課題について話し合いました。 やっぱりフェイスtoフェイスでのやりとりが何より一番早いし、伝えたいことのすれ違いがないからスムーズ。 

 

そして翌日、朝起きて見ると外は一面の銀世界でした。

 

 

にも関わらず、部屋の中は相変わらずふんわり暖かいまま。

どんどん降り積もる雪を眺めながら少しだけ「帰れるんだろうか、、」という思いがよぎります。 ちなみにここは標高2000m、近くにはスキー場さえあるほど。 幸いお昼頃には雪もやみ天気も回復、太陽も出てきて積雪はそのままですがなんとなく大丈夫多分帰れる的な明るい気持ちになりました。 

そしてこの日もマイケルとのミーティング。 今回は近くで今建設中のEarthshipを案内してもらいながら色々と建設段階についての説明を受けます。

 

建設現場ではアースシップ建設専門チームクルーとインターンシップとして学びにきている人々が各々のパートを受け持っていました。

日本でこれから建てる際のシミュレーションもできた貴重な機会でした。

 

この旅では、Earthshipで働く様々な人とも話すことができました。

みんな一様に穏やかで生き生きとしており、

自分たちのしていることに誇りを持って働き、お互いを尊重しあっている、

そんな雰囲気を受けました。

 

私はこれから徳島県の山にEarthshipをゲストハウスとして建設しますが、そのとき関わる人々がこんな風に、ゆるく大きな家族のようでいながら、それぞれが独立し誇りを持って自分の受け持つ仕事をして行ける、そんな環境も同時につくりだせたときに初めて持続可能な暮らしというのは実現し続いていくのではないかなと感じました。 建物やその機能性だけでなく、そこに関わる人々の優しさや心遣い、お互いを尊重する気持ちがあって初めてそこに息吹が吹き込まれて、広がりを持ってゆくのだということを実感した貴重な数日間でした。