【水・衛生問題】下水管を設置し、ガザの子どもたちを守りたい！

皆さま、こんにちは。
本日も記事をご覧いただき、ありがとうございます。

 

【水・衛生問題】下水管を設置し、ガザの子どもたちを守りたい！をテーマにクラウドファンディングを立ち上げ、9日目を迎えました。ガザ地区の子どもたちへ支援の必要があることを知っていただき、このプロジェクトの一員でもある支援者皆さまの人数も増えてきており、感謝を申し上げます。

 

今回はこの支援事業を担当するプログラムコーディネーターの渡邊について、パートナーリレーションズ部のスタッフからご紹介します。

 

国際協力の現場で活動するスタッフが普段、どのような想いで子どもたちを支援しているのか、この機会に皆さまにも知っていただき、今回の支援活動への理解につながれば幸いです。

 

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【緊急・人道支援の現場より - 海外事業部・渡邊紗世の場合】

 

 

―１冊の本からはじまった夢、国際協力の現場へ
小学生のころに手に取った本、黒柳徹子さんの『トットちゃんとトットちゃんたち』が私のいまにつながっています。世界には自分と違って小学校に通うことができない子どもたちがいることを知り、関心を抱いたことを覚えています。
大学時代におけるケニアやネパールでのボランティア活動を通して、「子ども」と「国際協力」への想いはますます強くなりました。国家公務員としての経験を経て、より子どもたちに焦点を当て「現場で」携わるべく、2017年にセーブ・ザ・チルドレンに入局。現在まで、ウガンダにおける南スーダン難民支援、バングラデシュでのロヒンギャ難民やホストコミュニティの子どもたちへの支援、イエメンにおける子どもたちへの教育支援など、各国で難民支援を担当してきました。
 

―ウガンダにおける南スーダン難民支援
南スーダンからウガンダに逃れてきた子どもたちへの支援を担当し、ウガンダに駐在していた2018年当時のストーリーを紹介します。
親と離ればなれになってしまい里親と暮らしている子どもなど、より脆弱な状況に置かれた子どもたちに支援が届くよう活動をしていました。その活動のひとつ、「こどもひろば」では粘土やお絵かき、ボール遊びや長縄跳びなどを通して、紛争の影響を受け、今までと異なる環境で暮らす子どもたちが、「日常」を取り戻すことをサポートしました。

 

 

「こどもひろば」には、たくさんの子どもたちがやってきますが、10代の少女向けに、洗って何度も使うことができる生理用品をつくるワークショップを開催したときのことです。はじめは少し恥ずかしがる様子でしたが、裁縫がとても上手で、私自身も彼女たちに裁縫などを教えてもらううちに、少女たちから『「こどもひろば」でもっとこういうことがしたい』など、とても積極的に意見を伝えてくれるようになりました。

 

当時事業マネージャーとして駐在し、報告書の作成や予算管理、調達など思い通りに上手くいかないことや困難もたくさんありましたが、「こどもひろば」で過ごす子どもたちのポジティブな変化を目の当たりにすると、ひとつひとつの活動、一人ひとりの子どもたちに向き合うことの大切さを心から感じました。

 

ウガンダを離れる際には、子どもたちから名前入りの編み物をプレゼントしてもらい、言葉にできないほどうれしかったです。

日本に帰国するとき、大切に大切に、このプレゼントを持ち帰りました。

 

―「たとえ２歩進んで、１歩下がったとしても。」
子どもたちの権利があたりまえに保障される世界にしたいと考えます。
そのためには無限にやるべきことがあります。たとえ２歩進んで１歩下がったとしても、新型コロナウイルス感染症の感染拡大のような想定外のことが起きて足踏みをすることがあっても、活動を積み重ねていきたいと思います。
子どもたちに起こるひとつひとつの変化を思い出し勇気づけられながら、頭と手と脚を動かし続けていれば、新たな変化を起こしていけると信じています。
 

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ウガンダでの大切な思い出や教訓を胸に、今はガザ地区の子どもたちのために尽力している渡邊。ガザ地区の子どもたちにも「新たな変化を起こしていけると信じ」、私たちパートナーリレーションズ部のスタッフも、日々の活動をひとつひとつ積み重ねていこうと思います。

 

皆さまにもこのプロジェクトの一員になっていただきたく、ご支援へのご協力をよろしくお願いいたします。