支援総額
目標金額 1,250,000円
- 支援者
- 236人
- 募集終了日
- 2012年7月10日
除染初日終了。
郡山市柴宮幼稚園のプールの除染活動の初日が終わりました。
除染の流れを、「誰にでも分かるように」「すべてオープンに」「できればすいすい読めるように」書いてみようと思います。
除染を行うEARTHという会社の8名の専門スタッフ(時折助っ人的に人が増えたりしながらも)が中心となって、除染活動を行いました。
大きな流れは、まず、なにはともあれ、2台の高圧洗浄機で、コンクリートにこびりついている放射線物質を集めていきます。水が外にもれないのがポイント。放射線物質をまき散らさずにぎゅぎゅっと集めていきます。
すみのほうも丁寧に。
その放射線物質を含んだ泥は、いったんこの緑のタンクに。
緑のタンクがいっぱいになったら、この水色のタンクに移していきます。
水色のタンクの中に、凝固剤を入れて、放射性物質を沈殿させます。
そして、濾過!
濾過された水が透明なところに注目!放射線量を計っても、ここからは数値は検出されませんでした。(この水は、流します。)
そして、凝縮されたこれこそが、放射線物質の中の放射線物質です。
計ってみると、なんと、この物質、毎時20マイクロシーベルト以上ありました。それだけ取り除いた、という意味では作業の成果なのですが、除染作業をする際には、こうした物質に近づいての作業を最小限にする必要があるなあと感じました。
※この物質は、放射線ができるだけ漏れないように遮蔽して、今のところ、幼稚園のグランドに埋めるしかありません。その作業は、明日行う予定ですので、また書きますね。
ここで、ちょっと休憩。
さて。
高圧洗浄機で洗いにくく、かつ、線量がそこまで高くないところ(たとえば、プールの側面)は、人の手で「ごしごし」していきます。
ごしごしごしごし・・・。放射線物質がこそげおちるイメージを頭の中に思い描きながら・・・。
毎日この屋上の線量を計っている幼稚園の先生も、自分のガイガーカウンターで、除染が終わった場所を計っていました。
「あ、下がってる!」
普段は、0.4〜0.5マイクロシーベルト/毎時(空間線量)ぐらいの感覚値、と言っていましたが、
初日が終わり全体的に、0.2マイクロシーベルト/毎時(空間線量)ぐらいまでには下がってきました。
空間線量と表面線量。この話が分かりにくいですよね。
放射線のガンマ線は100mぐらい届くため、普通に放射線測定器で計ると、計りたい場所以外からの放射線の影響も受けてしまいます。
なので、「その場所にどれくらい放射線物質が残っているか」という数値(=表面線量)を計りたい場合は、たとえばセンサーの周りを、鉛でかこったりして、外部からの影響をシャットアウトして計ります。
今日、除染をした場所の表面線量は、ずいぶん下がったんです!
0.25→0.09ぐらいの変化が起きていました。
これが何を意味しているかというと、つまり「ゴシゴシしたところからは、多くの放射線物質がちゃんと取り除かれた」ということ。でも、初日なので、屋上のすべての場所は除染できていないこともあり、そういう場所からの影響を受けて、まだ、空間線量は高い、ということなんだと思います。
最終的に、0.1ぐらいまで下がるといいなあ・・・。明日もがんばります。
リターン
1,000円+システム利用料
サンクスレター+スペシャルサポーターとしてウェブに記載
- 支援者
- 40人
- 在庫数
- 制限なし
3,000円+システム利用料
サンクスレター+スペシャルサポーターとしてウェブに記載+ステッカー
- 支援者
- 118人
- 在庫数
- 制限なし
10,000円+システム利用料
サンクスレター+スペシャルサポーターとしてウェブに記載+ステッカー+おきあがりゴシロー
- 支援者
- 67人
- 在庫数
- 制限なし
30,000円+システム利用料
サンクスレター+スペシャルサポーターとしてウェブに記載+ステッカー+おきあがりゴシローファミリー
- 支援者
- 15人
- 在庫数
- 制限なし