研修も終盤となりました。

今までの研修で学んだことを、いかに日本で実践しているかを学ぶため、大阪のあいりん地区へと向かいました。

まずあいりん地区の結核を含む現在の状況についてレクチャーを受けます。

 

そしてフィールドを歩きながら各施設を訪問していきます。このあいりん地区では、結核の問題だけでなく、雇用の問題や、生活の問題にも触れながら見学します。                                           

 

このあいりん地区では、NPO HESO(Health Support Osaka)様の協力を得て、研修を行っております。

大阪市とあいりん地区をつなぎ、ホームレス生活者への生活、健康支援事業を始め、結核の無料健診を告知し、多くの人に受診していただき、結核を減らすための弛まない努力をしておられます。

 

道中、この地で生活をしておられる方が私たちがここで何をしているのかと尋ねてこられ、ハイチの現状と結核問題、それに対するハイチ人医師研修を結核の多いこの地区で行っていることを説明させていただいたところ、

「自分たちもここで頑張っている。ハイチの人も共に頑張ろう。これは気持ちだから持っていってくれ」

そうおっしゃられ、このプロジェクトに対するご寄付をいただきました。

 

この方のとても強い意志と誇りを感じ、このお気持ちを無駄に絶対にしない、必ず現地に生かすんだ、と私たちも熱くなり、想いを新たにする一幕でありました。

このあいりん地区では、結核について10万人あたり516人の患者発生率(日本全体では10万人あたり18人)が未だにあります。

結核の問題は、生活や雇用の問題と深く絡んでいますが、その中で弛まぬ努力で地域を支えようとしている方、それを全力で援助しようとする方に多く出会いました。

日本でも身近な問題としてこれは存在しています。ここでは結核対策という勉強にとどまらず、その人々の姿勢に感銘を私たちも受けました。

 

そして7月12日、全てのプログラムが終了します。

兵庫医科大学にて、終了式が行われました。

この式を企画していただけたことにも感謝です。

ここまで、本当に多くの方のご支援、ご協力をいただき、この場に至ることができました。

本当に心より感謝申し上げます。

 

そして

帰国前、シスター須藤昭子先生の弟様が彼らを訪ねてきてくださいました。

これはパスカルとジャッセンにとって、他にないプレゼントであったことは間違いありません。

この1カ月半を振り返ってみれば、とてもとても短く感じます。

しかしながら彼らの研修はとてもとても充実したものであり、また側でその研修を全日程を共にみていた私から見ても、多くを学んでもらえたと感じます。たとえばレントゲン診断技術だけでも相当な向上をみせましたし、救急救命を学ぶことも大きな意味があったと思います。

7月16日、成田空港より、彼らは帰国しました。

 私もまたいろいろと考えさせられます。発つ前の彼らのメッセージです。


「ハイチのために、本当にありがとう」ジャッセン
「この出会いを感謝します」パスカル

これは今回のプロジェクトに関わったすべての日本人に対するメッセージです。そしてここがハイチ国内に対しては私たちのスタート地点だということ。

 

 この写真はハイチの倒壊した結核療養施設の再建現場から町をみたものです。


ジャッセンとパスカルがいなかったこの一か月半という時間ではこの景色は変わらないのかもしれませんが、もっとより大きなものを変えた時間となったのであれば。。。そう願います。
 
 このプロジェクトが今日を迎えることができたこと、本当に嬉しく思います。

私一人、私たちFuture Codeだけではできなかった事です。

そしてこのプロジェクトはハイチ国内で行われる予定の第2幕へと続きます。(進行状況はNGO Future Code ホームページ、ブログで公開いたします。)

どうか皆さま、これからもご支援、ご声援ください。

皆さま、本当に本当に、ありがとうございました。

 

NGO Future Code 代表 大類 隼人 拝