プロジェクト概要

 

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【2013年7月31日スタート!

現在公開中のREADYFOR?プロジェクトはこちら】

バングラデシュの患者を救え!最高の授業をナースの卵に届けよう

今回は、READYFOR?東西若手挑戦者である西の大類隼人、東の税所篤快がタッグを組み、バングラデシュのナース不足を解消します。

https://readyfor.jp/projects/nurseducation

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ハイチ人医師を日本の医療教育で育成し、

ハイチで結核に苦しむ多くの患者たちを救いたい。

 


今回のプロジェクトは、2012年6月から1ヵ月間、ハイチ人医師2名、および同行する通訳1名を兵庫医科大学に招聘し、呼吸器疾患や結核を始めとする感染症の対策について集中的なトレーニングを実施するというものです。また、日本における結核の歴史を学ぶ場を提供し、日本がどのようにして結核に取り組んできたかも学んでもらいます。これらのプログラムは「ハイチで結核症の予防・治療を継続的に行える人材育成」を目的とし構成されています。


医療教育プログラムに関しては兵庫医科大学および神戸市保健所と連携し、NGO Future Codeが責任を持ってプログラムを実施しますが、ハイチ人医師たちの渡航費、生活費、交通費に掛かる費用200万円を皆さんにお手伝いしていただきたいと思います。

 

日本と同じように震災に苦しむハイチの医療に、

 

未来への鍵を手渡すお手伝いをしていただけませんか。

 

(ハイチで医療活動に従事した際の写真)

 

NGO Future Code設立のきっかけ

 

大類隼人と申します。私は兵庫医科大学呼吸器外科に勤務する外科医であり、NGO団体Future Codeの代表を務めています。
2011年3月に発生した東日本大震災の際に、私は3週間宮城県南三陸町に滞在し、緊急医療支援に取り組みました。この活動を通して「日本ですらインフラが崩れれば満足な医療行為ができず命が危機にさらされるのだ」ということ、また「途上国ではそれが当たり前、日常となってしまっている」ということを痛感しました。この体験をもとに、医療インフラが整っていない途上国での医療システム構築や医療教育を目的としたNGO団体「Future Code」を同じ意志を持った仲間と設立し、現在は約10名で活動しています。

 

 

ハイチの現状に直面し、シスター須藤に出会いました。

 

東日本大震災での活動後、長くハイチで活動してきたメンバーの協力を得てハイチを訪問しました。震災から約1年半が経過しているにも関わらず改善されていない震災の爪痕や、人々の極度の貧困に直面する生活を目の当たりにしました。

 

(シスター須藤昭子先生とハイチの患者を診察した際の写真です。)

 

その中で、「ハイチのマザーテレサ」と呼ばれる日本人医師、シスター須藤昭子先生と出会い、ハイチの問題について話し合いました。現在日本の援助により、倒壊した病院の再建が進められていますが、そこで問題となるのが深刻な医師の人材不足についてです。この話し合いの中から生まれたのが今回のプロジェクトです。

 

 

ハイチを襲った大震災と猛威をふるうハイチでの結核病

 

ハイチ共和国は西半球の最貧国といわれ、国民の約80%は1日1ドル以下の生活を送っています。2010年1月に起きたM7.0のハイチ地震では、首都ポルトープランスが壊滅的被害を受け、31万6千人が亡くなりました。経済基盤が脆弱なため、震災から2年以上経った今でも、生活インフラの復旧は手つかずのままで、現在もなお150万人以上の被災者がテント生活を続けています。衛生状態も当然のようにきわめて劣悪であり、震災後に流行したコレラではハイチ国民の約1.7%にあたる27万人余が感染し、死亡者は4787名に達しました。

 

 

コレラよりさらに衛生状態の悪化で最も懸念されるのは結核の蔓延です。さらにハイチではHIVの感染率も高いことで、HIV感染者の約40%が結核を発症して死亡しています。HIV感染者の結核発症率は未感染者より約30~50倍高くなるという研究もあります。結核の蔓延は震災以前からの大きな課題であり、ハイチ国内には呼吸器感染症隔離施設がいくつかありました。しかし大多数の病院や保健施設は大地震で倒壊し、今も機能を失ったままです。

 

「ハイチのマザーテレサ」シスター須藤昭子の想い


現在84歳のシスター須藤は、関西医科大学(当時、大阪女子高等医学専門学校)を卒業後、兵庫医科大学の前身である西宮クリストロア病院勤務で医師としての経験を積んだのちハイチに渡航、以降30年の間、結核やハンセン病などの感染症対策に取り組み、現地では「ハイチのマザーテレサ」と呼ばれています。

 


シスター須藤が代表を務めていた国立シグノサナトリウムは地震で全壊しました。しかし彼女はテントでの医療を継続し、現在も重症結核患者の診療に取り組まれています。シスター須藤はハイチの医療支援に赴いた私に、再建予定の病院で働く医師が日本で医学教育を受ける機会を作って欲しいと託されました。

 

 

 

ハイチの現地医療にきちんと還元される医療教育を行います。

 

今回のプロジェクトは私たちNGO Future Codeとしてのハイチの医療支援の第一歩です。ハイチでは最新の医療機材や技術を扱うことのできる医療施設は現在ありません。ですので、今回のプロジェクトはそのような最新の医療機材や技術を提供するものではなく、現地で今からでも取り組みが可能な医療知識や医療システムを学び、現地の医療を育てるプロジェクトなのです。その結果、多くのハイチ人が確かな医療を受けることのできる環境作りを目指します。


現在、発展途上国の医師に先進国で医療教育を受けさせるプログラムはもちろん他にも沢山あります。しかし、残念なことに、選ばれて教育をうけた医師が母国の地域に戻らず、収入の良い外国や、他の医療現場で従事するということもあるようです。しかし、ハイチでずっと活動してきたシスター須藤昭子先生が選び、その想いに応える意思をもった彼らのような医師であれば、日本で学んだ技術や知識を生かし、ハイチの医療に今後長く貢献できるでしょう。彼らはこの研修後、学んだことを現地の教育の中に生かし、ハイチの人材を育てていく意思をもっています。私はここに、この2人の医師に医学教育の現場を提供し、今後もハイチの医療に貢献することを約束します。

 

 

最後になりますが、私はハイチや宮城で活動して分かったことがあります。それは災害や貧困において、国籍も、人種も関係ないということです。ハイチに暮らす彼らは苦難に立ち向かいながらも懸命に毎日を生きています。是非このプロジェクトに共感して下さった方からあたたかい支援をいただきたいと思います。どうぞ宜しくお願いいたします。

 

 

 

 

 

今回のプロジェクトの詳細と日本に招聘するハイチ医師のご紹介

 

【実施日時】6月4日-7月16日
【実施場所】兵庫医科大学
【プロジェクトの内容】震災復興に深刻な影響を与えている呼吸器疾患・感染症対策の集中的なトレーニングを実施すると同時に、日本における結核の歴史を学ぶ場を提供する。

【参加するハイチ人医師】グィー・ジャッセン医師、ジェルタ・パスカル医師


シスター須藤昭子先生は、ハイチに根付いて医療を内側から発展させられる人材として以下の2名の医師を選ばれました。私も2月にハイチに赴いた際に、お二人と直接お会いし、この方々なら間違いなくハイチの医療を支えていけると確信し、今回のお願いに踏み切ることにしました。



グィー・ジャッセン医師
4年間シスター須藤の片腕として活躍。震災後はテントでの医療を続け、患者さんやスタッフからの信頼も厚い。彼は日本で勉強の機会をもらえたなら、その知識をハイチ人スタッフに教え、今後、現地の医療を発展させたいと強く願っています。

 

 

ジェルタ・パスカル医師
両親を結核で亡くし孤児となったパスカルをシスター須藤が養子に迎え、医師に育てました。シスターとの親子としての生活を通じてシスターの想いを誰よりも深く知っています。

 

 
 
 
 

■引換券

研修を受けたハイチ人からのサンクスレターとドキュメンタリーDVD

皆様の支援へのささやかなお返しとしてサンクスレターと研修の様子や、ハイチ人医師へのインタビューを収録したドキュメンタリーDVDを送らせて頂きます。

 

 Future Codeオリジナルピンバッジ

あなたがハイチに手渡した医療の未来をデザインにしました。

 

ハイチ絵画
ハイチをより身近に感じてもらうためにハイチの伝統絵画を送らせて頂きます。

 

〜シスター須藤からのメッセージ〜

 

去る2011年1月12日にハイチ共和国でマグニチュード7,0の大きな地震がおきました。30年来ハイチに住んでいた私はほとんど小さい地震さえ経験したことがなくこんな大きな地震が突然に発生してことに大変驚きました。特にその死傷者の数約200万人(原文のママ)という信じられない数にハイチの国の建築の基盤の弱さを痛感しました。
さて、現在は諸外国の援助により、次第に復興にむかっていますが、それはただたんに建物の復興のみならず多方面の援助が考慮されなければなりません。
私が勤務していた国立シグノサナトリウムでは、スイス赤十字社の仮設病棟建築、イタリアのNGO、INTER SOSの外来棟建築、日本国政府の結核病棟建築など各国の援助が始まっておりますが、ここに素晴らしい計画がなされました。それはハイチ人医師、特に国立シグノ結核療養所勤務予定医師のための専門教育を日本でして下さるという案です。ハイチの結核事情は1970年代、死亡第一原因が結核でした。現在は胸部疾患が5位となっていますが、その数は多いにかかわらず、胸部疾患の専門病院もまだなく、結核療養所、多剤耐性菌患者のための病院もまだ再建されていません。さてここに新しく準備されつつある病院で専門的に養成を受けたハイチ人医師が働くことができるとすれば何というすばらしいことでしょうか?その計画を考えて、実施に向けて努力してくださっている兵庫医科大学の胸部外科医、大類隼人先生はじめ多くの方々のご努力に感謝し、ぜひこの素晴らしいプランを実現に向けていただけるようご援助をお願いする次第です。

医師  シスター 須藤 昭子

 

 

メディア掲載

神戸の医師、トルコ被災地で奮闘 東日本の恩返し 
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0004582510.shtml
神戸の医師らがNGO ケニアやハイチで支援活動 
http://www.kobe-np.co.jp/news/iryou/0004708962.shtml

「ハイチ 復興への祈り-80歳の国際支援」(岩波ブックレット 2010年)
http://www.amazon.co.jp/ハイチ-復興への祈り――80歳の国際支援-岩波ブックレット-須藤-昭子/dp/4002707946

 

  


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