野良猫がいない未来へ｜一斉TNR会場を併設した新シェルターの開設へ

5年前、私たちは、ただ可愛らしい猫たちに会いたくてネコハウスでの譲渡会に足を運びました。

夫はこれまで動物と生活をしたことがありませんでしたが、予想外にも猫たちの魅力に心を奪われ、あっという間に、うに♂と麦♂の里親になりました。

うにと麦は、初めて我が家に来た日から好奇心旺盛に家の中を探検し、疲れてパタリと眠ってしまうなどリラックスした様子でした。

今では、私たちが帰宅すると喜んで迎えてくれるばかりか、膝に乗りに来たり、一緒に眠る幸せな日々を過ごしています。

これは、生まれたてのうにと麦をお世話をしてくださっていたボランティアスタッフのK野さんが、人間との生活に順応できるように十分な準備をし、愛情を持って育ててくださったおかげだと思います。

私たちの生活は、うにと麦を迎えることで驚くほど豊かになりました。

うにと麦のフワフワの毛並みや温もり、かわいらしい仕草は、私たちの心をほっこりさせ、日々のストレスを和らげてくれています。だからこそ、私たちも、うにと麦の一生を幸せなものにするために愛情を返さなければいけないと思っています。

今回、保護施設、手術室、譲渡会場としての機能を兼ね備えた新しいネコハウスの建設が検討されていることを知り、わずかながら応援させていただきました。

猫たちの繁殖の制御を行ったり、愛情込めて守った命を新しい家族に託すことは、本来、猫や動物が大好きなボランティアスタッフの皆さんにとっては、大変辛いことだと想像しています。

その苦労の中で、猫たちの幸せを願って献身的に活動していただいている皆さんには心から感謝しています。

新しいネコハウスの完成を祈り、猫たちだけでなく、スタッフの皆さんの心身の負担が少しでも軽くなることを願っています。

『にゃんにゃんうに麦ファミリー』