保護猫たちが安心して過ごせる部屋を造ります～殺処分ゼロを目指して～

この子達は、二度と帰って来ない飼い主を、待ち続ける猫達です。
今日は、午後から福岡市内のゴミ部屋にキャリーや狭いケージの中で、飼われていた可哀想な猫達に会いに行きました。

飼い主さんは、何かの事情で片付けられない精神的障がいに陥りました。

2年ほど前、ボランティアさんたちが部屋の片付け、エアコンの設置などして猫のケアもして飼い主さんに二度と同じような状態にしないよう約束させました。
しかし一年後、また同じ状態のゴミ部屋になりました。

昨年、飼い主さんは脳梗塞で倒れて入院。
今後、介護老人施設に入所する予定です。
でも、包括センターや医療機関、行政は猫達の処分をしない限り入所の許可は出せないと言うだけで、猫に関してはボランティアさんに丸投げ状態です。

もし、里親さんが見つからなかったり、ボランティアさんがギブアップすれば、この子達の選択肢は殺処分しかありません。

それだけは避けたいと、ボランティアさんが日々餌やりと掃除に通われています。

部屋の明け渡し期間も迫っており、行き場を失ってしまいかねない状況です。

実際の現場は、ある程度片付けられており、広いケージの中で毎日を過ごしています。

出来れば、新しい里親さんの家の好きな所で、伸び伸び過ごせる空間に移してあげたい。
そういう思いです。
早く里親さんを、見つけていかなければと言う思いでいっぱいです。

そして、このような状況にいる子達のためにも、プロジェクトを達成して、里親さんが見つかる間、快適に寂しい思いをさせないようにしてあげなければいけないと思いました。