桜の襖絵(三熊思孝作)修復事業と御開帳法会が無事終了しました
秋の深まりを感じる頃となり、千光寺では紅葉が見頃を迎えています。
この度、桜の襖絵修復に関連する事業が完了し、本尊御開帳法会が結願(最終を迎える)しましたので、ご報告いたします。皆様からのご支援のおかげで、無事完遂できました。これまでのご支援とご声援並びに、事業を見守ってくださったことに対して、心より御礼申し上げます。


<支援金の使途>
①桜の襖絵原画の修復(*1当初予定していた襖絵表の指定面に加えて、裏面の山水図(三熊作)も修復しました)
②桜の襖絵複製制作(*2当初予定していた、デジタル処理をより高解像の技術で修正しました)
③桜の間を含む庫裡の改修工事
④桜の襖絵を今後収める円空仏寺宝館の改修工事
⑤リターンとREADYFOR利用手数料
*1、*2当初予定していた目標額を超えるご支援をいただきましたので、修復範囲と複製の画像精度を上げて実施させていただきました。
事業企画から2年、クラウドファンディング実施から半年で、文化財修復を行うというスピード感のある日程の中で、当初目標を形にでき、安堵しております。また、この修復の中で、広がったご縁をありがたく嬉しく感じております。さらに、調査を進める中で、思孝の絵を約100年前にも調査して守ろうとした人がいたことも分かりました。これは、今私たちが行なっている活動が、さらに100年後への希望にもなるということだと思い、続いていく文化財保護と境内護持の活動に希望と責任を新たにしております。
今後とも千光寺の活動に目を向けてくださることをお願い申し上げます。
令和7年11月吉日
袈裟山 千光寺 長老 大下大圓
住職 大下真海 合掌



























