お陰様で多くの方にご支援いただいている鄙舎の屋根の葺き替えのご支援。
8月17日にスタートしたこのプロジェクトも残り5日を切るところで、
本日、無事に目標金額を達成いたしました!!

本当にありがとうございました!


ここまで来れたのも、多くの方のご支援があってこそだと思っています。

最初は一企業の建物の維持に、皆さんからご支援していただけるのか?厳しいお叱りを頂くのではないか・・・。と不安になったこともありました。

そんな中でも、きっと私たちの活動に共感いただき、この風景を残すことに価値を感じて下さる方がいらっしゃるはずだ!と小さな希望を持ってスタートしました。

 

不安と緊張からスタートしたプロジェクトでしたが、お陰様で多くの方からご支援いただきました。達成して改めて実感している事はみなさんから多くの勇気を頂けたということです。そして皆さんからご支援頂いたからこそ、これから先の未来に向けても、この風景を残していくという責任を感じております。

私たちの地元出身の写真家、藤井保さんが十年前石見銀山が世界遺産になった時に、こんなコラムを新聞に寄稿されています。

十年、百年の時間の中で

 

大田市に生まれ育った自分が故郷を出てから四十年が過ぎようとしています。

写真を撮ることを生業として世界を歩きながら思う事は、どんな国や場所であっても、一見貧しく理不尽にみえる宗教や習慣であっても、そこで力強く明るく生きている人たちの姿、形そして風景は美しいということです。

 

今回の「石見銀山遺跡」の世界遺産登録は観光客の増大など大きな変化をもたらすと思われるのですが、大切なことはそこで生活する人達が何を得て、何をなくすかであり、そのことを十年、百年の単位の中で考えて欲しいのです。

石見銀山が一時代の栄華を極めて衰退した遺跡であることはある意味シニカルな暗示でもあります。住む人が誇りを持ちながら美しい姿、形で生きることのほうが「世界遺産」という看板よりなにより大切な財産だと思うからです。

 

        藤井保(2008年 第七号 石見銀山タイムスより抜粋) 

 

当時世界遺産で町が揺れ動いていた時、この言葉は私たちの心に深く突き刺さるものがありました。今回のプロジェクトも茅葺き屋根というどんどん衰退の一途をたどっている工法の建物が多くの方に支援いただいているということ。

また、その場所に効率性や経済的合理性がなくとも、その建物を守り続ける私たちが誇りを持ちながら美しい姿、形で生きること、その美しい風景を守り続ける事が大切なのだと、改めて実感しているところです。

 

残り数日のプロジェクトとなりました。目標金額は達成しましたが、どうか最後までお付き合いいただければ幸いです。

石見銀山生活文化研究所 

松場 忠

 

 

 

 

 

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