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一般社団法人保護猫応援ファームです

先日、保護っ子看板犬トットくん（推定12歳～13歳？）が

突然の腹水でお腹パンパンになりました

約2リットルの水がお腹にたまっており

数歩歩くことも辛いトット

緊急で診察室に呼ばれても、倒れこんでなかなか前に進めません

なんとか、レントゲン、エコー、血液検査などを繰り返しまして
検査の結果、→　拡張型心筋症　だとわかりました

これから毎朝毎晩、多量の投薬が欠かせないこととなりました

苦しかったねトット💦
今も苦しいねトット💦

薬を飲んではいますが、息切れしやすく

ハァハァハァハァ、ゼーゼーゼーゼー

辛そうです

走ってもないし

暑い気温でもないのに

常に息苦しく、マラソンしているような状態になっているのだとか…

老犬だけど、どこか幼い性格の、純粋無垢なトットくん

朝晩毎日散歩に行けて
この世の中にはこんなに美味しい食べ物があることを知り

酷暑を避けることができること
吹雪や台風と戦わなくてもよいこと
人間と一緒に屋内で暮らすことができること

お湯やお水で体を洗ってもらえること
体が濡れたらタオルで拭いてもらえること

お座りできたら褒めてもらえること
お座りできなくても褒めてもらえること
ウンチは毎日とってもらえること

そして「飼い主」や猫たちが優しいことを知りました

沢山の猫たちが毎日トットに挨拶にやってきます
そして、トットのおやつはよく狙われています(笑)

そしてそしてそして

重くて臭くて汚い鎖から拘束されない暮らし方を知ったね

まだ解放されて2年くらいかな？

でもあと何年生きられるかなぁ

救いたくて救いたくて救い出したくて
苦しい長い戦いの末に
ようやく連れて来れたトットです

もう貰い手は見つからないけど

どうか少しでも
幸せに暮らせる時間が
この子に恵まれますように

犬を「番犬」として、都合よい生き物として

外飼いする時代は終わりました

時代はもう令和です

この子たちに本当の愛情があるのかないのかくらいは
いち早く判断して賢い選択をされる方が、少しでも増えることを祈ります

火傷をするような暑さでも

雪が積もるような寒さでも

台風で屋根が飛んでくるような暴風雨でも

小屋から体がはみ出していても

年中繋ぎっぱなし、撫でることもせず、餌だけは置く…

散歩なんてもってのほか

しかし、説得しても「手放さない」

そして、「番犬がいなくなったらこの家はどうなるのか」と騒ぐ

私はこの長かった戦いを一生忘れません

↓　腹水を抜いた針穴からまだ水が漏れるため

　病院でペットシーツをお腹に巻かれた休憩中のトットです