西会津町の高校生が考案「車麩ラスク」を全国へ

 

毎年存続の危機を乗り越えながら存続する高校が私の地元にあります。

福島県の山間部に位置する福島県立西会津高校。

私の母校でもある高校がはじめた将来に向けての第一歩。

「地域の魅力を多くの人に知ってもらいたい」と立ち上がった生徒たち西高魅力発信隊です。

彼等彼女等が創り出したアイディアが、いま西会津町で大きな”うねり”となり、全国へ飛び出そうとしています。それが「車麩ラスク」です。

かつて、お土産物として一時期を築き、地元住民からも愛され続けていた西会津町の名産品「車麩」。伝統的な作り方にこだわり、添加物も一切使用せず作り続けてきた一品です。

しかしながら今日、食の多様化により食べられる機会が激減し、車麩すら知らない世代も現れてきました。

そこに目をつけたのが西高魅力発信隊です。

西高魅力発信隊が思い描いた車麩の未来。

それが「車麩ラスク」でした。

これまでは、煮物やみそ汁のイメージしかなかった車麩を、あえてラスクにすることで若者や新しい使われ方を提案しよう。”再び多くの方によって車麩が食べられる未来”を思い描きました。

 

はじめは、ただのアイディアだったものが、気付けば徐々に協力者が集まりはじめました。

 

創業１００年以上もの歴史をもつ老舗菓子店の上野菓子店

グローバルで活躍しているデザイナー

多くの人材が集まり若者の拠点となっている西会津国際芸術村

町内の商業施設の中心的な存在でもある道の駅よりっせ

地域の活性化を考える西会津町役場

 

多くの協力者によって高校生のアイディアだったものが、商品となり、いま販売されています。

しかも西会津町で一番売れているお菓子として、多くのメディアで取り上げられ、発売開始から４ヶ月が経ったいまでも毎日売り切れ状態になっています。

 

素晴らしい！

多くの方に賞賛され、売り上げも伸びています。

 

でも高校生たちは、さらに前進しようとしています。

高校生が思い描いた未来は、商品がヒットすることではなく”再び多くの方によって車麩が食べられる未来”だからです。

そこで、より多くの方に車麩ラスクを知ってもらえるよう「車麩ラスクを西会津から全国に」という考えのもと東京で販売することを目指しています。その想いを私たちも応援してあげたい。

そこでクラウドファンディングにより資金を集め、それを高校生たちの実現したい未来に使おうと考えました。

高校生の想いが詰まったクラウドファンディングがスタートして45日、残り30日、残り50%。

これまで多くの方たちの応援をいただきました。

多くの方たちの応援が、高校生たちの実現につながります。

多くの方たちの応援が、地元の大人の力になります。

多くの方たちの応援が、福島の小さな町から始まった小さな”うねり”を全国に向けた大きな”うねり”に変化させます。

多くの方の応援が、高校生たちの”起こしたい未来”に一歩ずつ近づくと思っています。