外国にルーツを持つ児童が遊びながら学べる「いみあわせかあど」制作を

岐阜大学教育学部の今井です。

本日、当プロジェクトの支援者が100名を超えました。

多くの皆様に当プロジェクトの趣旨にご賛同いただき、さらにご寄附まで頂戴し、日本語指導を必要としている子どもたちの授業参加を後押しするためのカードゲーム教材「いみあわせかあど」を制作するという一つの夢が実現できるところまできました。心よりお礼申し上げます。

これまでにも何度も書いておりますが、日本にいるすべての子どもたちが自分の夢を叶えられることが当たり前の社会にしたい！と思ったときに、私たちができる支援が日本語指導を必要としている子どもたちの授業参加を後押しするための支援でした。

私がこの研究テーマに取り組み始めた頃、教育工学の学会で研究発表を行うと、「その研究テーマは教育工学で取り組むべき課題なのか？」と問われたことが何度もあり、「教育工学で取り組むべき研究課題である」と即答してきました。システム的アプローチで学習・教育活動をより魅力的に効率よく効果的なものにするという教育工学の目的に、このテーマはバッチリ合っていると思っていたので答えていましたが、迷いがなかったわけではありません。私はこの研究を始めて第二言語習得の理論や日本語教育の現状について学び始めたため、福島さんの指導をおこなっている時にも、私が日本語教育の研究者であったら？と考えることがなかったわけではありません。しかし福島さんの修士研究の成果として「いみあわせかあど」（試作版）ができた時に、教育工学研究として取り組んで正解だったのではないかと思いました。でも、その思いは私たちだけの思いであり、日本語指導に携わっている方の思いとは異なるかもしれないという不安はずっとありました。この不安はクラウドファンディングを始めた後も時々出てきておりました。

クラウドファンディング挑戦3日目に、あやさんからご寄附と次の応援メッセージを頂戴いたしました。

あやさんの応援コメントを拝読し、「そうなんです！言葉がまったく分からない教室に入った子どもに対する支援の中で、私たちが行いたい支援は、まさにこうした子どもたちの心細さを少しでも軽くすることなんです！」と画面に向かって語っておりました。

私たちが「いみあわせかあど」で目指している支援の意義を、あやさんのコメントで改めて確認でき、この教材の製品化と配布が実現できるように頑張らなければならないと決意すると、不安ではなく、前に進まなければいけないという力が出てきたのを覚えています。

あやさんをはじめとする、支援者の皆さまから頂戴した応援コメントの一つ一つが、私たちがクラウドファンディングを取り組むための力になりました。この場を借りて、心よりお礼申し上げます。

このクラウドファンディング挑戦最終日は、私が現在指導している卒論生の論文提出期限となっており、現在の私の思いを皆さまへしっかりお伝えする時間がとれそうにないので、ラスト３日となりました、このタイミングで今の気持ちを伝えさせていただこうとメッセージを書きました。

いよいよ残り３日となりました。

ご支援を迷っていらっしゃる皆さま、ぜひご支援をよろしくお願いいたします。

すでにご支援を頂戴している皆さま、引き続き当プロジェクトについてSNS上でつぶやいていただけると嬉しいです。ご協力よろしくお願いいたします。

岐阜大学教育学部

今井　亜湖