NAOKO TOSA : Art Inspired Fashion

NAOKO TOSA

 

NAOKO TOSA : Art Inspired Fashion

公式ページ：  https://js.naokotosa.co.jp/

1. はじめに：なぜこのプロジェクトを行うのか？

日本とアメリカは文化的背景が異なりますが、
生命・祈り・喜び・記憶 といった普遍的テーマは、
国や言語を越えて人々の感性に響きます。
私は、こうした「東西の文化が共鳴する瞬間」をアートとして形にし続けてきました。

そして2026年、 ニューヨークの Japan Society から依頼を受け、
四季・文化・アートを総合的に統合した
“NAOKO TOSA : Art Inspired Fashion” を開催することとなりました。 
本プロジェクトは、 日米文化交流の新しい形をアートで提示する挑戦です。

しかし、本公演の実施には 会場費・LED・照明・音響・出演者費など総額2,000万円以上が必要です。
文化の力で日米をつなぐため、ぜひ皆さまのお力をお貸しいただければ幸いです。

 

２.土佐尚子と作品の特徴

 

私は長年、声や音・自然現象・映像・AI といった異なるメディアの相互関係を探求し、 

それらを日本文化の文脈で再解釈するという試みを軸に、研究と作品制作を展開しています。

  1980年代にはフィルム・ビデオアートに関心を持ち

映像から音を生成する作品「An Expression」（NY近代美術館コレクション）に始まり

その後コンピュータグラフィクス、そしてコンピュータサイエンスに関心を持ち

声の抑揚から感情を認識するAIキャラクター：Neuro-Babyで工学博士を取得

2000年代には、芸術科学会（学会）設立に貢献し、初代副会長や幹事を務める。

MIT建築学科Center for Advanced Visual Studies

(現Art Culture and Tech. バウハウスのジョージ・ケペシュが創設)のArtist Fellowとして招聘され

禅AI：Zenetic Computerを創作しMIT博物館で発表し

ユネスコのインタンジブルヘリテッジ部門で受賞。

2005年より京都大学に着任し、アート＆テクノロジー研究や作品制作を開始し

2016年度文化庁文化交流使の任命を受け、8カ国10都市で表敬訪問し作品発表。

2019年に京都大学アートイノベーション産学連携研究部門を設立し、

無重力アートや神経科学とアート研究を開始。

2025年大阪関西万博Future Life Villageにて島津製作所、TOPPANと共にアートイノベーション産学連携研究成果を常設で発表

など創作してきました。

 

An Expression

 

今回、発表する Sound of Ikebana は、自然の動きをハイスピード撮影で可視化し、
“一瞬の生命の形” をアートとして昇華した作品です。

2017年には Times Square「Midnight Moment」 でも上映され、世界中から高い評価を受けました。

      その核にあるのは、生け花のミニマルな美、北斎の波が表す生命力、日本の四季が持つ

一期一会の豊かな表情です。

 

 

Sound of Ikebaba (Spring) @ Times Square「Midnight Moment」 

 

３. プロジェクト概要：四季をめぐるアートファッション・殺陣パフォーマンス

 

日程：2026年 2月9日

時間：19時〜20時
場所：New York  Japan Society 会場

 

本公演は、春・夏・秋・冬の4つの章で構成されます。

それぞれの四季のテーマに合わせたアートファッションとオリジナル殺陣を融合し、

日本文化と世界の文化が出会い、響き合う瞬間を表現します。

 

春：命の輝き ― Sakura & Iris

 

  春は生命が芽吹き、最も華やかに輝く季節。 桜やアイリスをモチーフにしたアートファッションをまとったダンサーが、 東西文化の共通性である「花への愛」をテーマに舞います。

 

 

 

 

夏：先祖への祈り ― Gion × Martha Graham

 

  夏は、神や先祖への祈りを文化が超えて共有する季節。 日本の祇園祭の祈りの動作と、 アメリカのモダンダンスの象徴である Martha Graham をリスペクトした動作が融合します。

 

 

 

秋：実りの祝い ― Dance of Harvest

 

  秋は実りの季節。 日本の手拍子と米国のミニマルミュージック、欧州のスラブ舞踊が重なり合い、 文化の交差点としての「秋」を祝います。 さらに、今回の公演では世界初となる仕掛け「アニメーションドレス」 が登場します。  ドレスに印刷されたフレーム画像が、 ダンサーの動きとストロボライトによって リアルなアニメーションとして動き出す、革新的な表現です。

 

 

     

 

 

冬：戦いの記憶 ― Atsumori & Disaster Fashion

 

冬は記憶と祈りの季節。 平家物語「敦盛」のシーンを舞踊化し、 哀しみと平和への祈りを象徴的に描きます。  

 

 

     

 

さらに、現代の「自然との戦い」をテーマに、

防災ファッション（Disaster-Resistant Fashion） を取り入れています。

 

 

 

公演を通して着用する衣装には、土佐尚子がプロデュースした「Sound of Ikebana」がプリントされています。

「Sound of Ikebana」の概要については以下の動画をご覧ください。

 

（読売テレビニュース“いのちの花”が咲く ～ １／２０００秒の造形美 ～ サウンドオブ生け花【ウェークアップ】https://youtu.be/elKBDAOyg8E より引用
読売テレビ様より掲載許諾取得済み）

 

 

  3. Japan Society とは？  

 

Japan Society は1907年に設立され、 日米の相互理解と文化交流を促進するアメリカ屈指の非営利団体です。

年間100を超える文化プログラムを実施し、多くの企業や文化人が支援しています。  

 

今回の公演は Japan Society 正式依頼のワンマンショーとして行われます。

 

 

 

4. 必要な資金と支援のお願い

 

目標金額：100万円

New York Japan Societyにて、アートファッション・殺陣パフォーマンスを開催します。頂いた支援金は、以下の費用の一部として使用します。

イベント開催費用（概算）： 会場費・大型LED・照明音響・技術費等： 約1,500万円

モデル・ダンサー・殺陣師等の出演費： 約500万円

合計： 約2,000万円

 

このうち、不足分の100万円について、クラウドファンディングでの調達を目指しています。

※本プロジェクトは、支援総額が期日までに目標金額に届かなかった場合でも、自己負担するなどして、必ず予定していた規模の実施内容の通り実行致します。

 

 

 

 

5. このプロジェクトの意義

 

● 日本文化・日本美を、世界の文化都市ニューヨークへ届ける

● アートを通した文化外交

● 四季という普遍的テーマで世界と共鳴できる

● 日本の伝統文化 × 最新テクノロジーの新しい表現への挑戦

● 防災アートという“唯一無二”の文化・技術の発信

 

芸術・文化・歴史・科学が融合した他に類を見ないプロジェクトです。

 

 

 

 

6. あなたの支援が未来の表現をつくります

 

いただいたご支援は、

・出演者の安全で高品質なステージ制作

・音響・照明・大型LEDを使った世界水準の演出

・Japan Society の国際発信

・防災アート研究の発展 

これらに活用させていただきます。 文化と未来をつなぐこの挑戦に、ぜひご参加ください。

 

 

 

▲About me▲

　NTアソシエイツのメンバー、メディアアーティストのNaoko Tosaと申します。

　私の作品のコンセプトは、声や音とそれを表現した映像という異なるメディアの相互関係を作品として表現することです。

　私は、ナムジュンパイクの影響を受け、20代からビデオアートの制作に勤しみ、その作品はMoMAのコレクションにもなりました。その後、優れた新しい芸術はその時代の最先端の技術で作り出されていること（例：奈良の大仏やエジプトのピラミッド）を発見しました。これにもとづき、30-40代はMITなどで新しい芸術創作のためコンピュータやAIの技術を学び、それらを使って人とアート作品がインタラクションするインタラクティブアートの創作に取り組みました。

　しかし50代に入った頃、コンピュータの計算で作るデジタルアートの世界に、アート表現として物足りなさを感じました。もっと自分のアート表現に深い感動と驚き、そしてコンピュータの計算では表現できない自然の美しさやそれに対して感じる畏怖の念を探求することを目標にしました。

　そして、自分で開発したアート制作システムを使って、現代の技術でしか見えない地球上の自然の美を取り込んだ芸術を制作するようになりました。

　また私は、芸術が生みだされる根底には作品を文化的文脈と関係付ける必要があると考えており、私の芸術はアート・日本文化・テクノロジーが融合した作品と言えます。

 

 

 

 

※プロジェクト成立後、天災等やむを得ない事情によりイベントが開催できなかった場合、頂いた支援金は全額返金いたします。