ブルノンヴィルとは？ブルノンヴィルを学ぶダンサーに聞いてみました！vol.2

ブルノンヴィルバレエの魅力やその大切さを井上バレエ団ダンサーに聞いてみました。

今回は中学生の頃にブルノンヴィルバレエセミナーにも参加し、今では井上バレエ団の舞台でブルノンヴィル作品を踊っているダンサーです。バレエを学ぶ人、バレエが好きな人、バレエを初めて知る人、皆様がブルノンヴィルスタイルの理解を深めるきっかけになれたら幸いです。

根岸莉那

🔅ブルノンヴィルの学ぶ前と後の印象の違いはなんですか？

初めて学んだときからブルノンヴィルは手のポディション、首の向き、角度と細かい決まりが多くあるなというのが第一印象でしたが、全幕や作品を経験してその決まりを忠実に守ることで、ブルノンヴィルスタイルにしか出せない繊細な良さが生まれてくるなと感じました。

🔅現在の踊りに生かされていることを教えてください。

ブルノンヴィルの作品はストーリー性に重視していることが多く、ブルノンヴィルスタイルならではのマイムがあり、自然でナチュラルなお芝居が求められます。

そのため、マイムに限らず役作りをするときには一つ一つの動き、仕草、そのときの心情など細かい部分まで考えて、こだわりストーリーと繋げていくということを今は大切に意識するようになりました。

🔅ブルノンヴィル作品で好きな作品は？

「ラ・シルフィード」

シルフィード とジェームズの恋物語ではありますが、エフィーやグエン、アンナ、マッジと主要な登場人物の多く、様々な角度から物語を楽しむことが出来る作品であり、2幕構成という短い作品ではありますがストーリー展開も多く魅力の1つです。

🔅ブルノンヴィルの面白いところ、若いダンサーが学ぶ意義はなんですか？

細かい足捌きが特徴であり、素早い動きにも初めは苦戦しますが、練習を重ねてスムーズに出来てくると、動き自体に軽やかさが生まれてくるところが面白さだと思います。

その中で、バレエの基本的な正しいポディションも求められるので、アカデミックに踊ることの大切さも学べるのではないかと思います。