エディの医療費にご支援を頂き誠にありがとうございました
昨年12月に行いましたクラウドファンディング「Reisiaマネージャー・エディの癌治療費確保にご支援をお願いします」には、157名の皆様から総額3,427,000円という大変大きなご支援を頂きました。
お陰様でエディは、2022年1月から化学療法を受けることが出来るようになりました。
皆様の温かいご支援に心より感謝申し上げます。
READYFOR株式会社ではクラウドファンディングの終了報告をする期日が決まっており、その日が近づいて参りました。またエディの化学療法が始まって、その様子をご覧頂ける写真が届きましたので、
ここでクラウドファンディング終了のご報告をさせて頂きたいと思います。
*エディの治療に関して・・・
新着情報では、1月13日から一回目の化学療法を始めるとお伝えしていましたが、癌専門医から「治療を始める前にやっておきたいことがあったらすべて済まして、それから治療を始めましょう」というお話しがあったそうです。
それを受けて、エディから「更紗の職人さんたちに自分の口から今後の見通しを話して、それから治療を始めたい」という申し出がありました。
私は当初、一刻も早く治療を始めた方が良いのではと思っていましたが、エディと何回か話す内に、やはりエディが思うとおりにした方が良いだろうと思うようになりました。
エディは2カ所の更紗工房と1カ所のシルク工房を8日間で回り、1月27日に入院しました。
そして、1月30日現在で3回の化学療法を受けています。
治療の進め方は10日間の入院中に5回の化学療法を行い、途中血液検査や体調の変化を見ながら、治療の進み具合を確認するというやり方です。
10日目の状態が良ければ一旦帰宅して数週間静養、そして再度10日間の入院・化学療法を行い状態を見て帰宅静養、そして3回目の入院になります。
3回目の入院が済んだらPET検査を行います。その結果次第で、その後の治療方針が決まります。
現段階ではトータルで6回の入院になる見込みというのが医師の見立てです。
△入院初日(1月27日)診察室から病室へ移動しているところです。
この後は24時間の点滴でベッドから起き上がれなくなりました。
△エディ君が自撮りをした写真です。(1月29日)
病院内の写真撮影は禁止されているそうで、看護師さんがいないときに急いで撮ったそうです。
△1月31日の朝送られてきた写真です。
昨日は高熱と全身の痛み、特に胃痛がひどくて化学療法は中止になったそうです。
でも、昨晩は久しぶりにやっとよく眠れたと言っていました。
点滴が両手になってそれもちょっと辛いけど「頑張ります!」と言っています。
*収支報告
皆様からご支援を頂いた3,427,000円からREADYFOR株式会社へ手数料を支払い、口座へは2,861,545円の振り込みが2021年12月29日にありました。
私は個人事業主で1日に100万円以上の国際送金が出来ないので、同日90万円をエディに送金しました。さらに2022年1月に90万円送金し、残りはエディの退院を待って送金をする予定です。
最初の90万円がインドネシアに届いて、すぐにエディは医師から指示があった超音波検査や血液のチェックを行い、それを元に今後の医療方針が決まりました。
~今回の送金後、既に支払った医療費と今後の見通しは以下の通りです~
入院前検査費(超音波、血液、他)12,000,000ルピア(日本円約100,000円)
化学療法使用薬3回分前払い 96,669,750ルピア(日本円約800,000円)
病院室料10日分(1回目入院) 15,900,000ルピア(日本円約132,500円)
・・・・・・・・
今後予定している支払い
病院室料10日分(2回目入院) 15,900,000ルピア(日本円約132,500円)
病院室料10日分(3回目入院) 15,900,000ルピア(日本円約132,500円)
PET検査 33,000,000ルピア(日本円約275,000円)
化学療法使用薬3回分前払い 96,669,750ルピア (日本円約800,000円)
病院室料10日分(4回目入院) 15,900,000ルピア(日本円約132,500円)
病院室料10日分(5回目入院) 15,900,000ルピア (日本円約132,500円)
病院室料10日分(6回目入院) 15,900,000ルピア(日本円約132,500円)
PET検査 33,000,000ルピア (日本円約275,000円)
合計 366,739,500ルピア(日本円約3,045,000円)
入院6回後のPET検査でこれ以降の治療方針が決まります。
状態が良ければ、これで治療終了になります。
*リターンの発送状況
皆様に選んで頂きましたリターンは「エディの家族からの感謝の手紙」と「オーダーで作るReisiaの帯」以外はすべての発送を終えました。
リターンの品々を皆様にお楽しみ頂けますよう願っております。
「エディの家族からの感謝の手紙」は、現在航空便で日本に向かっていますので、届き次第お送りしたいと思います。
また「オーダーで作るReisiaの帯」は、エディが入院前にどうしても自分で下絵師と蝋付けの職人さん、染め師と打ち合わせをしておきたいと言い制作をはじめました。
これからは、私が仕上がり状況を確認しながら進めて参ります。
Reisiaのチーム全員で心を一つにして制作しますので、お時間を頂きますが完成までどうぞお待ち下さいませ。
*エディの近況とこれからのこと
エディの治療が順調に進んで化学療法が6回で終わったら、エディは今年の8月ぐらいには復帰出来る可能性があると思います。
コロナ禍で私も今はインドネシアに行くことが出来ませんが、エディが入院前に出来ることはすべてやってくれましたので、時々電話やビデオ通話で職人さんとやりとりをしながら、更紗の制作を続けエディが仕事に戻れる日を待ちたいと思います。
入院後もエディとは時々ビデオ通話をしています。
かなり厳しい治療のようで「ここが痛いんです~!」と胃の辺りを指さしたり、夜眠ることが出来ないと辛そうな表情の時も多いのですが、「大変だと思うけど、日本からもたくさんの方がエディ君が回復するのを祈って下さっているのだから、どうか頑張ってね!」と励ましています。
これから私に出来ることは、エディが安心して治療を受けられる環境を守る事だと思います。
仕上がった更紗は、エディの娘婿のアロン君が日本に送ってくれることになっていますので、新しく仕上がった更紗を皆様に見て頂きながら、エディの回復を祈り戻ってくるのを待とうと思います。
今後のエディの状況は、ReisiaのインスタグラムとFacebookでお伝えしようと思っておりますので、よろしければお時間がおありの時にご覧下さいませ。
*最後に・・・
昨年クラウドファンディングをやってみようと考えた時は、エディが治療を受けられるかどうかは全く分かりませんでした。
しかし、皆様から大きなご支援を頂いて、とても良い環境で治療を受けられるようになりました。
皆様からはご支援だけでなく、お言葉でも「頑張って!」また、ご自分やご家族が癌を克服された経験から「治療は辛いと思うけれどそれに耐えて元気になりましたよ。エディ君もきっと大丈夫!」という温かい応援のメッセージをたくさん頂きました。
そのすべてはエディと家族に伝えました。
みんな、どんなに嬉しく心強かった事でしょう・・・。
私自身、準備の段階では「もしかしたらエディを助けることが出来ないかもしれない」と苦しい気持ちになることもありましたが、今は将来に対して明るい希望を持っています。
すべてご支援をして下さった皆様のお陰です!
本当にありがとうございました。
皆様から頂いた温かいお気持ちを心に刻んで、これからもReisiaのチーム全員で、
皆様に喜んで頂ける更紗が作れるように頑張りたいと思います。
これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。
手描きジャワ更紗Reisia
藤井 礼子