緊急支援｜パキスタン国土の1/3が洪水被害、冬を越すための支援を。

元ジェン・パキスタン担当職員からの応援メッセージをご紹介します。

元ジェン・パキスタン担当職員　安藤さんからのメッセージ
私は2011年から約5年間ＪＥＮの本部スタッフとしてパキスタン事業を担当していましたが、
今でも印象に残っているのは、国内避難民の方への山羊配布支援の際に現場から届いたレポートの内容です。

当時、ほとんどの避難民の方は着の身着のままで自分の住んでいた土地から逃げてきて、衣食住もままならない生活をしていました。そんな状況の中、山羊を受け取った方からのコメントの一つが「山羊のミルクがたくさんとれたので、余ったミルクやヨーグルトを近所の人たちに分けてあげることができた。自分はこれまで人に助けてもらうばかりだったので、誰かの役にたてたことが本当にうれしい」といったものでした。

今回の洪水のニュースを見て、最初はあの国内避難民の人たちの生活もまた振り出しに戻ってしまうのではないか、心が折れて、生きる気力も失われてしまうのではないか、と苦しくなりましたが、パキスタンの人たちは、上記のお話をしてくれた方だけでなく、自分がどんな苦境にあっても、お互いを助け合おうとする人たちだということを私は支援活動を通じて知っています。

ＪＥＮの今回の支援で、全ての状況を良くすることはできなくても、パキスタンの人たちがお互いを助け合うための力を後押しすることはできるはずだと信じ、応援しています。

安藤さん、メッセージを寄せていただきありがとうございました。
クラウドファンディング終了まで、あと3日となりました。
引き続き、皆さまからの温かいご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。